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人工甘味料とがん

人工甘味料とがんリスクの関連は?

砂糖の過剰摂取による健康リスクが明らかになった近年、世界保健機関(WHO)では1日当たりの糖類摂取量を総エネルギー摂取量の10%未満とするよう推奨している。それに伴い、食品・飲料業界は代替品として、アスパルテームやアセスルファムK、スクラロースなどの人工甘味料を使用するようになった。しかし、それら人工甘味料においても健康リスクが報告されているにもかかわらず、十分な検討が行われていないとして、フランス・University of ParisのCharlotte Debras氏らは同国の10万人超の一般住民データを用いて人工甘味料とがんリスクとの関連を検討。結果を、PLoS Med(2022; 19: e1003950)に報告した。”(Medical Tribune 2022年04月05日配信)

もう、このことが問題になってから15年以上経っているのではないかと思います。ここでもアスパルテームの話は書いた記憶があります。こういうものがなかなか消費者まで波及しないのは、企業が絡む”大人の事情”かあるいはそれを犠牲にしても砂糖の消費を減らさなければならない医療事情か。

結局、”「大規模集団を対象としたコホート研究により、人工甘味料の中でも特にアスパルテームおよびアセスルファムKとがん発症リスクとの関連が示唆された」”(いずれも10%超のがんリスク上昇)という結論が発せられましたが・・・私が昔聞いた結果となんら変わりません。企業というものは、こういうデータをもとに、たとえばトランス脂肪酸などの場合のように、もう少し陰でものすごく企業努力して世間が知らない間にこっそりがんリスクを下げる物質を開発してしまうものじゃないのかいな!
 

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