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社会がフレイルを予防する

日経BPメールの2022.5.16配信号からはもうひとつの話題。
電力使用データを活用してフレイル検知

水道と生活データの組み合わせでフレイルの兆候を検知する

前者は長野県松本市、中部電力、合同会社ネコリコ(東京都千代田区)、JDSCの共同実証研究(これから開始する研究)、後者は愛知時計電機という会社が大府市や東浦町などと連携して実証実験を開始した試み

つまり、高齢者家庭の電力メータの動きや水道スマートメーターの動きをモニタリングすることで、日常の活動量が急に落ちたり食べなくなったりしてないかとか、あるいはまったくメーターが動かなくなれば何らかの身体的異常があって動けなくなったのではないかとか、そういう”見守り”活動ができ、速やかに専門家からの生活指導に結び付けられるという構想です。

個人情報がどうのこうのと云われ始めて以降、他人に個人情報を知られなくなった反面、”個人情報になるから隣人の行動は見ないことにする"的な社会になってしまっています。どんどん社会のコミュニティとの関りが希薄になる人が特に高齢になるほど目立つようになってしまったから、独居家庭やうちのような高齢者夫婦だけになろうとする家庭では「社会が”見守り”活動をして社会全体で健康をサポートしてくれることがありがたい」という時代になっていることを痛感します。

 

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