きちんと覚えられているのか?
ここに周期的に何日も続けてMedical TribuneやCare Netなどの医療記事の紹介をアップすることがままあります。もちろん、ブログを毎日アップするにはネタ切れになりがちな昨今、文章を考える余裕もないときに手っ取り早く1回分を確保できるというメリットはあります。でも本当は、毎日のように配信されてくる医療情報の中で自分の興味のあるものだけをピックアップして読んでも限りなく多いわけで、流し読みしながらもせっかく読むのだから内容を理解してきちんと覚えて仕事などで使いたいという思いがあるわけです。単純に読み流すのよりは、内容を要約して自分の思いと一緒に文章にすると印象に残りやすいのではないかと思ってやっています。
でも、要点を引用コピペして、ちょろちょろとそのときに感じた感想を書き足したとして、意外に記憶には残りにくいものですね。よっぽど、内容を読んだ直後の結果説明で受診者さんに「さっき読んだ論文にこんなのがあったですよ」と要点を説明してあげて生活指導に役立てたときの方が強く印象には残ります。書くことよりも話すことの方が、より深いところまで記憶に刻み込まれるからでしょうか。
それでも知れています。「へえ」と思いながら引用アップしたら、実は数年前に同じことを同じように「へえ」と感心しながら書いてあったりすること、少なくありません。むかしは、その時点でアップを断念しましたが、最近はそれでもそのままアップします。忘れていたことなんだから、何度でも書かねば。どうせ、そう多くもないであろう読者の方も、きちんとは覚えてはいないのでしょうから。
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