最近またまた気になり始めたこと:熱中症
年々地球温暖化(もはやそんな生やさしい言葉ではいけない気がしますが)が激しくなって、春でも真夏日になるところがあったりしています。体育の授業中や春の運動会の練習中、あるいは部活の最中に熱中症で倒れる子ども達が続出して連日ニュースになっています。国は運動中のマスクを率先して外させるように指導させてそれを先生も生徒も実践しているのに、それでも倒れる子ども達が後を絶ちません。
これって、そもそも今時の子ども達の体温調節能力がないからに他ならないわけです。わたしたちの時代と違って今は親の代から常にエアコン管理された環境でしか生活していないのですから、子ども達は暑いところで体温調節するための発汗機能も発達しないまま大きくなっています。さらに寒いところでカラダを発熱させるために震えたり鳥肌を立たせたりすることすらなくなっています。学校でエアコン管理しないと非難されてしまいいます。
まあ、それが「なさけない。人類は滅亡するぞ!」と嘆き、もっと自然の中に投げ出しなさい!と云いたいわけではありません。そんな野生児のような逞しい子ども達が山の中にはたくさん居ることもよくテレビに出るので知っていますが、わたしが気になっているのはそんなことではなく、そんな昔とは違った体質の子ども達しかいないのに、どうして昔ながらの教育を旧態依然と続けようとしているのだろうか、ということ。国は、状況を甘く見ていないだろうか。自分たちのカラダと基本は変わっていないと思っていないだろうか。子ども達に昔ながらの教育をしたいのならば、幼少期から親御さん達に教育しなければムリです。今の体温調節のできない子を激しい温暖化の地球上に投げ出すのは、殺人行為です。「なさけない」と思うけれど、エアコンの効いた体育館の中で運動させるしかありません。プールだって室内プールじゃないと熱中症起こす危険性があるのですから。
猿の惑星のような地球は、別に核戦争の末路じゃなくてもすぐ近くににじり寄ってきている気がします。
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