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アニサキス警報!

どうも、いつになくアニサキス食中毒が増加しているそうで、広島市のHPの呼びかけ大手新聞社で取り上げられておりました。

アニサキス食中毒自体はサバやアジなどに寄生しているアニサキスが胃袋に入って胃壁に食いつく病気で、最近は一般の皆さんにも周知されてきています。

厚労省によると、全国の食中毒全体の件数は2021年に717件と、過去20年では最も少なかった。新型コロナウイルス禍による飲食店の営業時間短縮などが影響した可能性がある。
外出自粛などによって自宅で調理する機会が増えれば、アニサキスの食中毒は増える恐れがあり、市保健所の担当者は「アニサキスは食酢などでは死なないため、飲食店関係者や自宅で調理する人は、正しい方法で予防してほしい」と話している。

とのことですから、やはりここにもコロナ禍の影響が大いにでてきているみたいです。今年に限って春先から増えている原因は『イワシの豊漁』かもしれない、とう記事もありました。アニサキスは胃カメラで見つけて胃壁にアタマをツッコんでいるアニサキス自体を鉗子で抜き取ると完治するわけですが、経験者にしかわからない強烈な痛みらしいです。わたしが大学時代から住んでいる熊本には”しめさば”好きな御仁が多いので、意外に経験者は多いのかもしれません。大分県民の亡き父も若いころにどこぞの料理屋で食ったサバに当たって以降絶対にサバを食わなくなりましたが、あれはもしかしたらアニサキスだったのではないかと今になって思います。わたしが医学生時代に受けた寄生虫学実習では市中の魚屋で買ってきた生サバの腹を各グループで開けて内臓や筋肉内に何匹のアニサキスが居るかピンセットで抜き取ったことをいまだに思い出します。何匹も何匹も蠢いていたことに大いにショックを受けてしばらく生サバを食えなくなった同級生はたくさんおりました。

 

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