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枕元のスマホ

若い頃から救急医療に従事してきたため、夜寝るときに枕元に携帯(昔ならポケベル)を置いておかないと落ち着かない体質になってしまいました。

ところが、先日、夜寝ようと思ったらスマホの電池残量が60%になっており、翌日のことを考えたら夜のうちに充電しておいた方がいいなと思い、食卓にあるケーブルにつないで寝ました。枕元に携帯やスマホのない夜なんて本当に何十年ぶりでしょうか。さぞや緊急連絡のシガラミから解放されてすっきりするだろうと思ったのですが、そうではありませんでした。熟睡できない上に悪夢を見ました。緊急招集で皆が集まっていたのにわたしだけ気付かずに出遅れた夢でした。それなりの立場の医者なので誰も面と向かって文句は云いませんが、明らかに非難する目・・・情けないなあと思ったところで目覚めました。何とも後味の悪い夢。

結局、夜中にオシッコに起きたついでに充電コードを外して枕元に持って行きました。皮肉にも、その後の方が断然熟睡できました。これもある意味『スマホ中毒』と云うのでしょうか。

 

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