« 2022年6月 | トップページ | 2022年8月 »

2022年7月

キャッチーな言葉

職場で廊下を歩いていたら後ろから駆け寄って声をかける女性。うちの職場の若い管理栄養士さんでした。
「先生、ちょっと相談していいですか」と。
「病院内の患者さん向け機関誌に原稿依頼をされて書いているのですが、この『ペットボトル症候群』というのが気になるんです。もう今時、『ペットボトル症候群』とか使わないと思うんです。だから削除してほしいと云ったら、編集者が「この言葉はとてもキャッチーな言葉で響くから残した」と云うんです。どう思われますか?」と。

たしかに最近『ペットボトル症候群』のいう言葉はあまり聞かなくなったなあと思うけれど、特段死後でもないのだろうとも思います。どちらかというともう世間に浸透しすぎているから「あまり聞かない」と感じているのでは、とも。でもまあ、5年、6年使われなければ若い子達は知らない単語になるのでしょうから、ちょっと面白いキャッチーな単語とは云えるのかもしれません。ちょっとググってみたら2016年とか2019年とかの解説文に使われているから、使っても良いのかもしれませんが、その2つの文章ともどこかの地方都市の医師会が書いていたもの(「ペットボトル症候群とは?」という解説文)でしたから、この時期に世間で知られていない(だから解説文を書いた)ということはすでに死語に近いと考えるのも一理あるのかも・・・。

キャッチーと云えばキャッチーですが、今時は真っ赤なフタのコーラの2リットル瓶をガブガブ飲んでいる輩をあまり想像することができません。ポカリスエットのがぶ飲みの方が想像し得る気がします。むかし、わたしが学生のころには”コーラ中毒”の同級生がいましたけれど。

わたしの中では、『サザエさん症候群』が死語かどうか、という議論に似ている気がするので、「どっちでもいいんじゃないの」と答えるにとどめた次第です。

 

| | コメント (0)

「糖尿病」は差別用語?(2)

(つづき)

ただ、ここに書かれているように、「生活習慣は自分でコントロールできるもの、コントロールできないのはその人が悪い」「生活習慣をコントロールできないような、だらしない人がなるのが生活習慣病」と指導する側の医者やパラメディカルスタッフが思っているとしたら、そもそもが間違っています。『生活習慣病』は「環境因子」「生活習慣」「遺伝・体質」が相まって起きる病気、つまり”体質の病気”なのだから自分の生活態度が悪くなくても発症しやすいもの。それが一族郎党の姿を見れば若いうちからわかるのだから、早くから人一倍生活習慣の是正に留意することができるし、そうしておけば発症が遅れるかもしれない、という病気。そして、人一倍努力しても発症してくるならそれは努力が足りないのではなく体質なのだから早々に薬剤の手助けを受け入れる方が健康的な選択だ、ということ・・・わたしは今の仕事に従事し始めてからずっと一貫してそう指導してきました。だから、他の先生は「まだ大丈夫」と説明している軽度の糖代謝異常に対して、むしろ「とてもエクセレントな管理ができている状態の糖尿病」と考えた方が建設的で前向きだ、と説明してきました。用語はどう替えるにしても、そのポリシーを変えることはわたしにはできません。

一方、「生活習慣は個人に対する教育だけでは変わらない。社会的要因が大きく、個人の裁量で行える範囲は限られている」「生活習慣を変える行動は個人の理性的な判断だけでは決まらない。個人が行動しやすくする社会づくりが必要だ」という内容・・・これこそが最近わたしの心を揺さぶって離さない『ゼロ次予防』や『社会的処方』の概念そのものです。この考え方が欧米諸国に比べて日本はかなり遅れている、それは医療者が旧態依然とした医療体系に則ったまま変革させようとしていないのが大きな理由だということを、もっと声を大にして主張しなければならないのだろうと痛感した次第です。

 

| | コメント (0)

「糖尿病」は差別用語?(1)

「とうにょう」はスティグマです!

Medical Tribune2022年07月26日配信号の『最新医療トピック』として「広げたい糖尿病へのアドボカシー、病名変更も検討を」という副題のついた記事を読みました。

糖尿病を持って生活をしている人々、いわゆる糖尿病患者は社会の偏見や差別にさらされ、保険加入を断られるなど現実的な不利益を被ることも少なくない。こうした糖尿病へのスティグマに対抗する活動であるアドボカシーが近年注目されている。東京大学大学院保健社会行動学分野教授の橋本英樹氏は、アドボカシーには医療者が日常診療の中で実践する取り組みと、社会レベルの取り組みがあると指摘。前者については、患者に発する言葉に気を付けることから始めるべきで、「糖尿(とうにょう)」は明白なスティグマだという。一方、後者については学会などが主導して進めるべきであり、糖尿病という病名を変更することも検討すべきではないかと問題提起している。

『アドボカシー』とは「”アドボケイト”と同じ語源で[擁護・代弁]や[支持・表明][唱道]どの意味を持ち、同時に政治的、経済的、社会的なシステムや制度における決定に影響を与えることを目的とした、個人またはグループによる活動や運動を意味する」(Wikipedia)そうです。『スティグマ』は[差別や偏見]という意味・・・どこぞのテレビドラマじゃないけれど、オジサンとしてはもっと日本語で語った方が活動は浸透するんじゃないの?と心から思いますけどね(2021.4.20『スティグマとアドボカシー』)。

記事を読んでいると、同感できるところとそもそも書いている人の誤解を取り除くべきと思うところとがあって、ちょっと面白かったです。

つまり「糖尿病」という単語はそれ自体が誤解や偏見を招く用語で、あたかも社会がナマケモノのレッテルを貼ったようなものであり、そのコトバを云われた患者さんの傷つき方はかなり強いのだ、と。だから「糖尿病」というコトバを他の用語(たとえば「糖代謝異常症」「高血糖症」とか)に換えるべきだと云っているようです。そのこと自体は賛成ではあります。高脂血症を脂質異常症に変更している(変更の理由はちょっと違いますが)のだし、違和感はありません。 (つづく)

 

| | コメント (0)

もういいのでは?

新型コロナ感染症第7波の猛威が収まる気配を示しませんし、正直なところ政府が考えているよりもはるかに医療現場は疲弊し、わたしの働く施設でもほぼ完全にパンクしています。職員が感染したり濃厚接触者で出勤できないことも含めてです。乗務員が足りなくて熊本の路線バスも便数を減便したそうです。

でも、一連のCOVID-19の中で現在主流のBA-5は、感染力は強いらしいけれど、まさしく他のウイルス感染症と同様の特徴に落とし込まれてきた感があります。さすがに夏場にこれだけ元気なのだから冬場にどうなるかまだ未知で心配ではありますが、感染の主体である子どもたちの症状の特徴は超高熱と上気道感染症状だそうです。でも、普通の解熱消炎剤を内服すると数日で軽快するのがほとんど。熱性痙攣や脳炎・心筋炎など起こさなければ概ね経過は良好なのだと聞きます。これって、普通のカゼと同じとは言いませんが、インフルと同等かそれ以下という気がしませんか。普通のインフル流行期に比べたら今の方がマスク着用率は各段に高いし、ことあるごとに手指消毒してますし、この3年で標準予防策は一般市民の老若男女、津々浦々まで浸透してしまいました。

感染して陽性だとわかっても、結局特別な治療を受けるでもなく、自宅療養して普通のかぜ薬飲んで静かにして治るのを待つ。大部分は1週間もしなくて軽快し、検査を受けることなく社会に戻っていく。インフルや普通感冒流行期の流れと何が違いましょうか。濃厚接触者云々を言及しなくなるのなら、なおさら違いがありません。COVID-19感染の始まり、特にヨーロッパ型の威力が凄まじくて”殺人ウイルス”の印象が強すぎましたけど、今のBA-5はまさしく共存を求めてウイルスの方から歩み寄ってきた形。突然の大流行は、その区切りのための最後のセレモニーなのではないかとまで感じます。数が多いので確かに重症化する人数は少なくありませんが、それでももはやそう怖れるに足りずの時期になろうとしている気がします。

もうそろそろ、”殺人ウイルス”の呪縛を解いてもいいのではないでしょうか。罹っているのではないかと体調がちょっとおかしいだけでも検査を受けて結果がわかるまで隔離される鬱陶しさ、マスクも手洗いも体温測定もしているのに周りの動向に一喜一憂せねばならない憂鬱さ、家族に感染者が出れば感染者よりむしろ長い観察期間を要する”濃厚接触者”・・・もはやどれもムダな行動に思えます。全世界的監視状態から、もうそろそろ解き放たれても良いのじゃないかしら。それが第7波のBA-5のメッセージなのではないか、と思うようになったここ数日のわたしです。

| | コメント (0)

副次効果?(2)

(つづき)

ナイトガードと血圧低下の間に因果関係が本当にあるのかどうかはわかりませんし、そんなことを議論したいわけではありませんが、相手が医療関係者かそうじゃないかで、明らかに会話内容は変わってしまうのは確かです。おそらく話し方自体も変わってしまう。急に構えられるのが面倒くさいので、患者側の立場に立ったときは自分の職業は聞かれない限り話しません。話さなくても別に困らないからです。

わたしたちの仕事では、逆の立場になることが多々あります。受診者の中には、わたしのように素性を明かさないドクターがたくさん居ます。言葉の中に専門用語が出てこないかとかHBV抗体が陽性かとか、いろいろ探りを入れたりします。保健師さんがちゃんと問診で確認してくれたら良いのに”個人情報だから”とか云って聞かない。こっそりネット検索して名前が出ないか調べたりする。自ら医療関係者であることを名乗ってくれるとやりやすいのですが、あまり云わないですね。「あなたは医療関係者だからこれくらいはわかりますよね。説明を省略しますよ」と云われるのがイヤだった、と元ナースのわたしの妻が云ったことがあります。自分が関係した分野しかわからないわ(医者も同じです)。結局知ったかぶりして帰った後でネット検索したりしなきゃいけなくなるのよ、と。完全に素人相手に話す口調で云ってるな、と思うけどその方がわかりやすいし。まあ、時々全然見当違いなことを云ってる医者がいて「それは違うやろ!」と突っ込み入れたくなることもあるけど・・・とわたしに話してくれます。

わたしも同様の経験をよくします。だから、自分が話す側にいるときには、平易になりすぎず、かといって専門用語で逃げるような言葉は使わないように、といつも気にかけています。専門分野の人ではないからこそ思いつく理屈も少なくなく(今回のわたしの言葉は、相手にとってはそんな感じだったのかも)、それにきちんと応えられるようにいつも気を遣っている次第です。

 

| | コメント (0)

副次効果?(1)

先日作成したナイトガード(就寝時装着用マウスピース)の装着確認のために歯科受診をしてきました。
「2週間使ってみて、どうでしたか?」
「まあ、特に何も。」
この返事が不本意だったのか、陰でこの返事をオウム返しに復唱しながらちょっと苦笑いして申し送っていたのが聞こえました。それで、ずっと感じていた効果を話しました。
「実は、血圧が下がりました」
「え。血圧ですか?」
「はい。わたしは高血圧症のくすりをのんでいるのだけれど最近少しコントロール不良だったんです。それがこれを付け始めてすぐに下がり始めました」
「どれくらい?」
「20~30くらい」
「いくつからいくつに?」
「日頃150-160くらいだったものが130-120くらいに」
「へえ。でもそれは関係ないと思いますよ」
「そうですか。わたしは睡眠の質が良くなったからかなと思って喜んでいたんですけど」
「・・・なるほど」
ちょっと面倒くさそうに対応していた女性スタッフさん。そのまま申し送ったようで、直後に入ってきた院長先生が開口一番、
「睡眠が良くなったんですって? 良かったですねぇ」と云いながら、歯ぎしりの理屈やカテコラミン云々の理屈を説明してくれながら「わたしは、それはあながち関係あるかも知れないと思いまよ」と付け加えました。

彼らの反応はちょっと意外でした。自分の専門分野である血圧について、ナイトガードの提案が有った時点でわたしは「血圧がよくなるかもしれない」と期待して、思った通りに血圧が下がったことにもっと興味を持ってくれると思ったから。期待以上に下がったのは若干プラセボ効果があったかもしれませんし、それが夕方の血圧まで維持されていたのは意外でしたが、そもそも歯ぎしりしている人の夜中の血圧が上がっているなんて簡単に想像できますから、それが改善されれば当然血圧は落ち着くに決まってるじゃないか?と思うのです。ナイトガードしている人がそう頻繁に血圧測定しているわけじゃなく、下がったとしてもそれがナイトガードと関係あると思わないだけじゃないのか、と。

「でも、せっかく調子が良いのだからこのままナイトガードを続けてみてください。その”副次的効果”が続くといいですね」・・・院長はそう云って出ていきました。その後、女性スタッフさんが「ちゃんとおくすりは飲んでますよね」と念を押しました。あ、「そんな訳のわからない理屈で勝手に自己判断でくすりやめたりするなよ」って意味だな、と察しました。止めたりしませんよ。わたしの血管は石灰化が著しくて内服薬必須なんですから。ていうか、勝手に止めるもなにも、処方しているのはわたしなんだから止めるときは「勝手に」じゃないわ。「素人のじいさんが変なことを云い始めたよね」とわたしが帰った後でみんなで噂話するんだろうなと思うとちょっと癪に障るのだけれど、「今更ですけど、わたしは循環器内科医ですよ」と云ったら、きっと院長もスタッフもざわざわするだろうと思って黙って出てきました。なんか逆に、ちょっと可笑しくなってきたので。(つづく)

 

 

| | コメント (0)

蝉と耳鳴り

先日の休みの日に朝から家の近くを散歩していたら、まあ蝉の鳴き声の凄まじいこと。近くの小さな公園にある大きな木に一体何匹の蝉がいるのだろう?と思うほどにうるさい。わたしの住む熊本で棲息する蝉はほぼアブラゼミとクマゼミで、ミンミンミンミンと優雅に啼くミンミンゼミはほとんど見ることがありません。

ジージージージーとワシワシワシワシとが合いまみれて異常なくらいにうるさく聞こえてきます。今までは、「まあ夏だからしょうがないか」と思ってやり過ごすのですが、この公園にいる蝉たちの鳴き声はあまりに尋常ではなく、頭が変になりそうなくらいに響き渡りました。公園の前の道を横切ろうとしたけれど、車の通る音すら全く聞こえないくらい全ての音をかき消すに十分なくらいの響かせ方でした。

このとき、「ああ、世間で耳鳴りで悩んでいる人の耳はこんな感じなのかもしれないな」と思いました。わたしも時々耳の奥でジージー聞こえて気持ち悪いことがありますが、世間で耳鳴りで本当に悩んでいる人の云う「蝉が啼いているような音」と云うのはそんな生やさしいものではないのですね。患者さんの気持ちがちょっと理解できた気がしました。

| | コメント (0)

咽喉頭異常感症

咽喉頭異常感症に漢方薬、7割以上で有効

喉の異物感や圧迫感など喉の症状が現れる咽喉頭異常感症の発症には、胃食道逆流症(GERD)、咽喉頭逆流症(LPRD)、咽頭アレルギー、乾燥、精神的要因などが関与する。福井大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学の呉明美氏は、咽喉頭異常感症に対する漢方治療の有効性を検討し、第72回日本東洋医学会(5月27~29日)で結果を報告。咽喉頭異常感症の治療に頻用される半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)の有効率は55%で、同薬が無効で他の漢方薬を切り替えた例を含めると、有効率は全体の75%で得られたと発表した。

Medical Tribune(2022.7.15配信)に報告された記事です。COVID-19の第7波が広がる中で、この”喉のあたりのもぞもぞ感”で悩まされている人は日頃より多いのではないかと推測します。かく云うわたしもそのひとり。年に何回かこういう日が続きます。でもしばらくしたらまた治っている。これはたぶん持病の逆流性食道炎(GERD)だと思いながら、妙に不安になる。全く良くなったら治ったで逆に気になって「上気道感染かも?」と不安になる。「そもそも進行性でもなく発熱も全くない感染症などありえないから、それは水分不足による口内乾燥か、メンタルだ」と云い切る内科医もおります。そんな中、この記事が目に飛び込んできたわけです。

『咽喉頭異常感症』という病名自体を初めて知りましたが、さらに”咽喉頭異常感症は、原因が特定できない「真性咽喉頭異常感症」と、検査によって原因が特定できる症候性(二次性)咽喉頭異常感症に分類される。”という概念を初めて聞きました。その中で、”真性咽喉頭異常感症に対しては、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることがある。一方、漢方医学的には、気鬱による梅核気(ばいかくき)や咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)と呼ばれる病態だ。漢方の概念には「気・血・水(き・けつ・すい)」があり、梅核気、咽中炙臠は、気のめぐりが悪い「気鬱(気滞)」によって起こる症状と捉えられ、気をめぐらす治療法として半夏厚朴湯が処方されることが多い”というのを読みながら、わたしのは症候性(二次性)咽喉頭異常感症だと思い込んでいたけれど、意外に真性なのかもしれないと思わないでもありません。

とにかく、上気道感染症でなければそれだけで安心できるのですが、一度半夏厚朴湯を呑んでみようかな、とふと思うのであります。
 

| | コメント (0)

今体内で起こっていること。

●喉のムズムズ感。世間がBA5感染爆発でざわざわざしている中、何しろBA5の特徴は上気道感染だというので、この喉の症状は煩わしい。一日の中でも治ったり酷くなったりを繰り返し、体温を何度測っても平温だし、朝起きた時は無症状でR-1を飲んだ直後や朝のルーチンをしているうちにどこからともなく顔を出してくるやつだから、間違いなく上気道感染ではない。たぶん逆流性食道炎かあるいは咽喉頭異常感症(メンタルらしい)なのだろう。とにかく、22日に4回目のワクチン接種するまでは静かにしておいてくれ!と思う。でも、今日は急に良くなった感。それはそれでちょっと気になる。

●腹部膨隆。3連休前に比べて急に腹が出てきて引っ込まない。萎んだ爺ちゃんみたいな上半身だったのが妙にふっくらしてきた。今までに何度も経験しているからよくわかる。これはむくんだのではなく、太ったのだ。このままお腹が引っ込まなくて冬スーツのズボンが穿けなくなった2018年の冬のことを思い出す。あの時は2019年の2月に新潟の学会でどうしてもそのスーツを着ないといけないという強いミッションがあったから15kg近く痩せることができた。でも今年はそんなの何もないからどうかしら、と諦観しているフリをしながらも心は焦っています。末期の梅雨状態が戻ってきてしまってワン達の夕散歩ができないからいけないんだ。いや、運動量の問題ではなく、することがないから早々に酒に手を出し、夕食前にいろいろ食い過ぎる。まずは、ここらからテコ入れしないと前に行かない。ワンがダメでも独りで夕散歩して時間を稼がねば! そして、ウォーキング中は常にロングブレスだ。根性で腹を引っ込めてやる! 見とれよ、今の自分! 待っとれよ、1ヶ月前の自分! がっはっは。 がんばるぞ!

 

| | コメント (0)

『あいさつをしよう』

3ヶ月毎に定期発行の機関誌が発行されましたのでコラムを転記します。

***********************

『あいさつをしよう』

  わたしが今の病院に最初に赴任したのは今から35年以上も前の研修医の頃でした。赴任して最初に教わったのは「職員とすれ違うときは必ずあいさつをしなさい」ということでした。まだ小さな病院でしたから、職員はみな顔見知り。だから医療スタッフだけでなく、事務職員も売店のおばちゃんも掃除のおじさんもみんなファミリー!という風潮でした。今でも地方の病院に行けばそんな感じでしょう。そんなところに大学病院などからやってくる若い医者たちは、自分の顔見知りの医者やナースにしかあいさつする習慣がないものだから、みんなぶっきらぼうで、こっちから声をかけると戸惑いを隠せないうろたえ方をするか不機嫌そうに無視するかのどちらかのパターンでした(今もそうかも)。わたしもそんな環境から赴任してきた若造でしたから、だれかれかまわず声をかけることに慣れず(というか、まずは知らない職員から声をかけられることにたじろぎました)、引っ込み思案な性格を本当に恨めしく思ったものです。

  あれから35年以上、歳もとりましたし経験値も増えましたから、今では誰にでもあいさつできます。相手がわたしのことを知っていようがいまいが、おそらくこの病院で一番の古参のはずだから、声をかけて失礼に当たる相手はいますまい。廊下ですれ違う患者さんやその家族にも普通に「こんにちは」とあいさつするようになりました。性格は相変わらず引っ込み思案ですが、このあいさつ習慣のおかげで、社会人としては助かっています。最近では、公園でワンの散歩中にすれ違うワンちゃん(というかその飼い主さん)にもだれかれかまわず「こんにちは」とあいさつしています。

  あいさつって、とても面白いと思います。今まで全く関係のなかった赤の他人が突然知り合いになります。特にどこの誰かも知らないままなのにどこか心がつながった気になります。何の脈絡もなく顔を合わせたらお互いに笑顔になります。しかもそれが、特別な技術やコツを必要とせず、何も気にせずに全員に声をかければいいだけなので簡単です。無視されたところでただそれだけのことで、少なくとも、声をかけて逆上してくる輩はそうはいません。何でもかんでも声をかけていくうちに、いつの間にか自信と勇気が身につく代物です。すばらしいことではありませんか。気が向かなくても、あいさつしておけば相手の気分を損ねることはまずありませんし、自分もどこか良い気分になれるものです。

わたしは「とりあえず、あいさつをしよう!」を積極的に推奨しています。

| | コメント (0)

虫たちは危機感満載?

昨日は働き方改革の有給休暇日で、いつものようにオープンゴルフコンペに参加してきました。大雨になるかとちょっと懸念しましたが何事もなく無事にプレイを終えられました。

そんな想定外のピーカンのゴルフ場で、朝一番に聞こえてきたのはツクツクボウシの声。「なに?ツクツクボウシ? 今はまだ7月中旬やぞ」と妻が開口一番ツッコみました。ツクツクボウシって”夏の終り”の蝉でしょ。何があったのかしら。そのすぐ近くでは灼熱盛夏の蝉の代名詞であるアブラゼミとクマゼミがうるさく大合唱しているというのに。くどいようだけど、まだ7月中旬・・・子どもたちの『夏休み』すらまだ始まっておらんのです。そして、驚くことに、その蝉たちの競演の隙間でウグイスが啼いているわけです。あまりに暑かったから、カラスや鹿たちは姿も見せませんでしたが、大量のトンボがプレイ中のわたしたちにまとわりつきます。これはいわゆる『精霊トンボ』だと思うのだけれど、これはお盆の頃に現れるトンボ・・・この場合の”お盆”とは、新盆(7月中旬)ではなくて旧盆(8月中旬)のことを指すのではなかったかしら?

なんか、全く季節感を無視した感じの昆虫や鳥たちの姿に”世紀末”の様な怖れを感じないわけではありませんが、これは異常気象に対する危機感の表れでしょうか。いつ出てきたら良いのか、そのタイミングすら分らなくなっているのだろうと思われます。タイミングを間違えると出てくることもなく死んでいくのではないかという焦り、みたいな。まあ、ここ数年の日本は”四季”などというものは無くなってしまっていますから、彼らも大変です。

| | コメント (0)

脱水症状と体重増加

先日の日曜日に猛暑の中で15000歩ほど歩きました。歩数はいつもこんなものですが、何しろこの日は暑かった。大量の汗をかきました。いつもよりかなり多めに水分を取るように心がけました。DAZNでサッカー見ながらちょっと多めにお酒を飲んでしまいましたが、その分麦茶も多めに飲んだはず。

なのに、月曜の体重は先週土曜の体重より1kg増えていました。どういうこと? と一瞬思いましたがコレは想定の範囲内。1kgは1リットルの水が体内に溜っているということでしょう。こういう尋常じゃないエネルギー&水分消費の翌日に返ってむくみができることはもう何度も経験してきたからさほど驚きません。

脱水なのに手足が浮腫む」というこの先生の理屈は理解できますが、わたしはここに書いていることとはちょっと違うと思ます。血圧保持云々のようなそんな理屈よりももっと単純な身体の機構なのではあるまいか? つまり、繰り返される飲水と脱水の繰り返しが異常すぎて体内の水分が何往復も入れ替わると、身体が危機を察知する。この危機的状況から生き延びるためには、とりあえず体内に水分を貯蔵しておくべきだ!と。一昨日(火曜日)の午後から急激に小便が近くなり始めたのは、「どうも今回はもう危機的環境には晒されなさそうだ」と身体が判断したから。おかげで2日で先週末並みの体重に戻りました。すっきり1リットルの水分が体内から抜けたということでしょうか。一昨日(火曜日)の昼にはまだ700グラムしか減っていなかったから、このまま体重は戻らないのじゃ?と心配しましたが、昨日(水曜)完全に元に戻ったときには本当に安堵しました。今年の夏はこんな体重変動を何度も繰り返すのかもしれません。何しろ殺人的な暑さですから。きっと汗になる前に蒸発している水分量が半端ない気がします。

 

| | コメント (0)

ナイトガードの恩恵

歯科医に勧められて作ったナイトガード(マウスピース)を装着し始めてちょうど1週間。時々試してみるけれど、作成のきっかけになった固い物を食べるときの違和感はまだあまり変わらないけれど、最初から期待していた血圧への影響、なんか覿面でちょっと驚いています。

最近、コントロール不良で朝の血圧が150~160/90~100なんてちょこちょこあって、そろそろ内服薬の変更か追加を相談した方が良いのかなと思いながら朝から何度も測って一番良い値(140/90くらい)に落ち着いたらそれを記録する毎日でした。ところがナイトガード装着2日目に突然120/70前後の値が表示され、何かの間違いじゃないか?とうろたえながら何度も測るけれどせいぜい135/85くらいにしか上がらない。たまたまかなと思いながらも翌朝も同様。毎朝の測定が楽しみになり、そのうち夜も測るようになり、それでもあまり変わりません。

どうもこれはナイトガードの恩恵だと思って間違いなさそう。もうひとつの目論見だったダイエット効果はまだほとんど見られませんが。このまま血圧が安定してくれると嬉しいのだけれど・・・どうでしょうか。

 

| | コメント (0)

『BSよしもと』

元首相の殺害事件があって、世の中が大喪の礼のときのような特番に覆われてしまった先週金曜日。こういうときの頼みの綱のテレビ東京はいつもどおりの放送を貫いたそうです(このぶれない姿勢は尊敬に値する)が、残念ながら地方都市ではいかんともし難い。今は大喪の礼の時代とは違うから、そもそもテレビなんか見ないという若い世代は勝手にyoutubeを見たり、契約している有料チャンネルで映画やスポーツ観戦したりしている輩ばかりなのでしょうが、わが家は本当に見るものが何もなく、苦し紛れに見つけ出したのが『BSよしもと』。

わたしは、よしもと新喜劇か吉本芸人がバラエティをしているものと踏んで、チャンネルを合わせたのですが、あに図らんやなかなかのマニアックで面白い番組・・・「ワシんとこ・ポスト」というのをやってました。”「ワシんとこ」=地方や業界のニュースを深堀りすると、実は全国民が考えるべき問題があらわになる!?地方と人々を大切にする生ニュースショー”とありましたが、地上波でやっている質の悪いパロディ番組と違ってとても奥深い。今回は、ブック型マッチの製造を行っていた日東社が製造を終了するというニュースから、マッチの歴史とノスタルジーを乗せながらも今後どうやってマッチ文化を盛り返していくかという討論でした。『(一社)日本燐寸工業会』なる団体のことを初めて知り(本社は神戸)ました。その前に、まず『一社』て何よ?と思い、これが『一般社団法人』の略だと知り、『燐寸』て何よ?と思ったら『マッチ』と読むのだと知りました。

ちょっとこれから、見るものがなかったときだけではなくて時々覗いてみようかと思った次第です。

 

| | コメント (0)

HDLは善玉にあらず?

HDL-C 80mg/dL超でCAD患者の死亡リスク上昇

 ”HDLコレステロール(HDL-C)高値が心血管疾患(CVD)リスクの低下に関連していることは広く知られているが、その一方でHDL-Cが高過ぎる人で死亡リスクが高いことが複数の観察研究で示されている。米・Emory University School of MedicineのChang Liu氏らは、英米のバイオバンク研究のデータを用いて冠動脈疾患(CAD)患者におけるHDL-C超高値(80mg/dL超)と死亡リスクの関連について検討。HDL-C値が中程度(40~60mg/dL)の群と比べて、低値(30mg/dL未満)群と超高値群のいずれにおいても全死亡および心血管死のリスクが上昇し、HDL-C値とこれらのアウトカムとの間にU字型の関連が認められたとする解析結果をJAMA Cardiol(2022年5月18日オンライン版)で報告した。

通称”善玉コレステロール”のHDLコレステロールが高くなればなるほどCVDを軽減できるわけではない、という研究結果です。研究者は”「CAD患者の集団において、HDL-C値が正常範囲の人と比べて80mg/dL超の人では全死亡および心血管死のリスクが高いことが示された」と結論。その上で、「リスク予測に重大かつ意味のある臨床的影響を与える研究結果となった」と述べている。”となっていて、今後物議を醸し出しそうです。

でも、題名だけ見て勘違いしてはなりません。対象はあくまでも冠動脈疾患(CAD)と診断されている患者さんかされたことのある患者さんであって、まだ何も起きていない人ではありません。HDLコレステロール超高値が動脈硬化疾患を起こしやすいというデータは以前からありますが、大酒飲みか家族性疾患の人たちの集団だったはずです。しかも80mg/dlなんてそう大して超高値でもない気がします(わたしは90mg/dl)。今、何も問題がないし変なサプリを服用しているわけでもないのにHDLコレステロールが基準より高いからと云って、心配したり値を下げるために喫煙したりしても意味はありますまい。もちろん、HDLコレステロールの値を上げるためだけの目的で薬を服用しても無駄だということは云えるのかも知れませんが。

| | コメント (0)

選挙前なのに

昨日、街頭演説中の元首相が銃撃されて失血死しました。与党最大派閥を率いるカリスマの突然の訃報に日本中が騒然となりました。

その事件自体はとんでもない大事件だと思います。ただ、銃撃をした犯人が政治的テロの意志のない単独犯だとわかったにもかかわらず、その後夜中まで日本中のテレビ各社の全てが特別番組に切り替わってしまったのはマズかったのではないでしょうか。今は参議院議員選挙のまっただ中で2日後に投票日を控えている大事な時です。単純に「日本のひとりのカリスマ政治家が理不尽な理由で銃撃されて死亡した」という話ではありません。この報道が選挙結果に大きく影響を与えかねない時期。完全に一政党の特別番組としてバイアスがかかってしまったことは重大なことでしょう。選挙自体の結果としてはおそらく大勢に影響はないのでしょうが、立候補している各議員にとっては自分の人生をかけた勝負の時期ですからきわめて迷惑なはなし。せめて、夕方に死亡が確認されて記者会見が終わって以降は、少なくとも選挙が終わるまでは報道自粛するくらいの配慮があっても良かったのではないかととても残念に感じました。

「言論の自由を暴力で妨害するのは断じて許さない」「テロに断固抗議します」と声を大にして叫んだ各政党幹部ですが、結局一個人の個人的思い込みによる犯行だとわかり、全く怒りの矛先を見つけられずに右往左往する感じ。政治的テロや組織的犯罪であればもっと全員が同じ方向に怒りを向けられたでしょうに・・・なんともやるせない事件でした。

一夜明けて、土曜朝の報道番組。一番冷静に日常に戻っていたのはNHKだけでした。まあ各社、昼間は平常にもどった様子ではありますが、せめて選球終了まで報道をガマンしてほしい。昨日取材した情報を無駄にしないようにと何度も焼き直しして報道しようとしていることに失望しました。

本当に明日の選挙に必死に関わってきた人たちが可哀想でなりません。

| | コメント (0)

やりよるなTRF

ダンスで高齢者の認知機能を改善 TRFと共同開発のダンス コロナ禍でも自宅で認知機能を向上

東京大学は、ダンス・ボーカルユニットのTRFのメンバーとともに、高齢者が自宅で認知機能を向上できるダンスプログラムを開発し、その効果を実証したと発表した。4週間のダンスプログラムに参加した高齢者は、実行機能と認知機能が改善し、最大歩行速度、模倣能力も向上した。「あまりダンスに馴染みのない高齢者にも、親しみやすい音楽をベースにしたダンスプログラムは、認知症発症リスクを下げるための強力なツールになりえると期待されます」と研究者は述べている。”(保健指導リソースガイド2022年07月04日配信号)

”健康な60歳以上の男女90人をノルディックウォーキングを行う群と、DVDを見ながらダンスをする群、ふだんどおりに日常生活をおくる対照群に無作為に分け比較した”ところ、”ダンスもノルディックウォーキングも、高齢者の実行機能を改善するのに有用だが、とくにダンスは、最大歩行速度、模倣能力、視空間認知機能などでも改善を示し、高齢者に効果的なプログラムであることが示された”というものです。

運動が認知機能改善に有効だと云うことは周知の事実ですし、ただ歩くよりダンスの方が全身運動であるだけでなく音楽を認知し楽しく動かすために振り付けを覚えるという行為自体が認知活動を一気に賦活させるであろうことは容易に想像できます。同じように頭を使いながら身体を動かす『デュアルタスク』のやり方はたくさんありますが、それに比べたら、何よりも”楽しい”ことが大きな違いなのかもしれません。

このダンス監修をしたのがTRF。ビッグネームであるばかりでなく、対象者である高齢者(わたしたち世代)にとってリアルタイムのスターであり、彼ら考案の『リバイバルダンス』(TRFが考案した運動機能・認知機能改善を期待できるダンス)は音楽が昭和・平成のヒット曲だというところも心憎い。まあ、これが1万円近くする(無料配信ではない)というのが、ちょっと残念ではありますけど、やむを得ますまい。
 

 

| | コメント (0)

笑え笑え笑ってなんぼじゃ!

笑いは体にも心にも良い―メタボ因子のある日本人でのRCT

 福島県立医科大学疫学講座の舟久保徳美氏、大平哲也氏らが、国内3カ所でメタボリックシンドローム(MetS)リスクのある地域住民を対象に行った無作為化比較試験(RCT):腹部肥満や糖代謝異常、高血圧、脂質異常などを一つ以上持つ40~79歳の成人235人(平均年齢66.9歳、女性84.3%)を対象にして性別、年齢、BMIが偏らないように調整した上で無作為に2群に分けた)の結果がとてもユニークで、世間で取りざたされています。”笑うことは、体と心の双方に良い影響を及ぼすことを示す研究データが報告された”というものです。

笑うことで免疫力が上がって感染症予防やメンタル改善に奏効することはもう20年来云われていることですし、多くの論文が出ています。でもそれが体重やBMIの改善に有意に働いたという結果につながったというのは素晴らしいことだと思います。

「自主的に応募した参加者を対象としているため、笑いに興味のある人の多い集団であった可能性がある」とか「声を出して笑うことによって消費エネルギー量が10~20%増加すると報告されており、笑いが有酸素運動としての効果も発揮するのではないか」とか書かれているそうですが、 ”介入群に対しては、プロの噺家による落語の鑑賞、笑いヨガの実践、笑いと健康に関する講義などで構成された90分のプログラムを受ける機会が、12週間で8~10回提供された”というそのプログラムを是非わたしも一度経験してみたいものです。

| | コメント (0)

小市民

水曜日は紙ゴミの日です。朝、所定の場所にゴミを出しに行ってから、昨日の台風4号のために自宅玄関付近に吹き溜まった落ち葉を掃き集めました。出勤前なのであまり念入りにはできませんでしたが、まずまずスッキリときれいに掃き集めることができ、まるで何事もなかったかのような情景になりました。

いつものことですが、了見の狭いわたしはこういうときに必ず思うのです。「めちゃくちゃきれいになったと思うけれど、掃除前の状態を知らない人にとっては何も変わっていないとしか思わないんだろうな。むしろ道路の真ん中にちょっと掃き残した枯れ葉をみつけて、『ちゃんと掃除しろよな』とか思うかもしれない」と。本当に自分がセコい人間だなあと思います。別に自己満足のためにやっているのだからそれでいいじゃないか、とも。でも、自分のやったことが誰にも気づかれないのはちょっと悔しい。

今朝はたまたま隣のご主人も紙ゴミ出しに出てきたから、わたしの掃き掃除の姿を見てくれました。軽く会釈して通り過ぎましたから、少なくともこの人はわたしの所業を認識してくれただろうな、と思ってちょっと嬉しかった。

なんて小市民なのでありましょうか。

 

| | コメント (0)

ナイトガード

今日、ナイトガードが仕上がりました。寝ているときにはめるマウスピースです。

かなり前から妻が使っていたので存在は知っていました。むかしはよく歯ぎしりしていたので、若いころに違う歯科医からマウスピースを作ることを勧められたけれどそのまま放置していました。生き方が変わってきたのか、人生を力まなくなったからか、最近はたぶん歯ぎしりはしていないみたいなので、妻の装着する姿を見てもまったく他人事でした。彼女はコレを装着しないと翌朝激しい頭痛に襲われるのです。

わたしがナイトガードを作ることになった理由は、単に定期デンタルチェックの時に「固い物を食べるときに何か違和感がある」と話したためでした。歯ぎしりが原因でもないようなのですが、「噛み合わせの矯正はきっとプラスになりますよ」という先生の意見に従ってみたところです。「ついさっき、2週間前にナイトガードを作った人がチェックに来ましたが、『想像以上に調子が良いです。本当は、そんなもので?と信用してなかったんですが』と喜んでいましたよ」と先生。そうですか、それじゃわたしも期待しておきましょう。わたし的には、噛むことや歯の痛みの不具合の改善などより、これによって睡眠の質が向上すること、それに伴って血圧が安定したりダイエットできたりするのではないか、と密かに期待しているところです。どの文献をみても、そんなこと書かれてはいませんけれど。

まあ、その前に、毎晩装着して毎朝外してブラッシングするという新しい習慣に慣れなければなりません。

 

 

| | コメント (0)

優先順

わたしのスマホはUQ Mobileですので、今回のKDDIの通信トラブルの影響をモロに受けました。土曜の朝に始まって日曜はもちろん今日(月曜)の朝になっても相変わらず電話回線が繋がらない。日曜の夜遅くに試しにわが家の固定電話にかけたら繋がったし朝になったらショートメールに妻がかけたらしい通知も来たけれど、妻のスマホにかけても繋がらずに門前払い。何度かリスタートかけるけどその度にもっとひどくなる感じ。テレビ報道によると「通信回線チェックのために50%開放に制限している」ためだと云うのだけれど、わが家の場合は妻100%と私0%で平均50%ということか? こういう場合、「どうして私だけ?」という思いにはなりますね。リスタートする度に回復順がまた一番最後に戻されるとか、UQ Mobileだから正式なauより後回しとか、私のは通話かけ放題だから後回しだとか? 用もない電話が来ないのは助かる(ほとんどそんな電話すらかかりません)のだけれど、ショートメールが繋がらないといろいろな手続きの時の第2認証番号通知が受け取れないことになることに気づいて、ちょっと焦りました。私の番号が大量の利用者リストから抜け落ちているんじゃないかと被害妄想していたら、職場のドクター数人(皆私より年上)も同様だと聞いてちょっと安堵。もしや、年令の若い者順(ヘビーユーザー順)に回復させているとか? だって、そのうちの1人なんてauユーザーなのに「そんな回線トラブルがあったことすら知らなかった」って云ってましたから(笑)。

結局夕方になって何事もなかったかのように電話ができるようになりました。最初は試しに「117」にかけました。懐かしい女性の声で時刻を教えてくれました。次に「177」にかけてみました。「あなたのおかけになった電話番号は現在使われておりません」とこれまた女性のつれない返答。ちょっとショックだったけど、繋がったことは確認できました。それにしても、完全復旧してもユーザーに一言もお詫びのメッセージを入れてこないってどうよ。障害が出ている最中はショートメールが出せないから伝えられないというのも理解できたけど・・・いつもはもらいたくもないようなCMメッセージを鬱陶しいくらいに何度も送って来るくせに。

| | コメント (0)

本当に脱水なのか?

夜間頻尿が全くなくなったことへの心配をここに綴ったのはほんの2週間前でした(『お腹が空かない』)が、実はそれがいまだに続いています。

しかも、あの時懸念していたようなカラダのむくみや太ったということではなかったようです。なぜならここのところ徐々に体重減少が続いてばかりなのであります。妻に相談したら、「そんなの単純にこの猛暑のために脱水になっているだけなんじゃないの?」と冷たく一蹴されました。世の中は猛暑・熱中症アラートの状況ではありますが、わたしゃ1日中冷房の効いた職場でいつものように働いて、帰ってきてからも冷房効いた家の中にいて酒は相変わらず飲んでいる、そんな生活なのだから「脱水が原因」と云われてもちょっと腑には落ちぬ。

かといって、わざわざ今まで以上に水分負荷をかけてみる気にもならない。とりあえず”様子見”ってやつですかな。まあ、このまま夜に小便に起きることなく安眠できるのなら、それに超したことはないのだから。

| | コメント (0)

« 2022年6月 | トップページ | 2022年8月 »