キャッチーな言葉
職場で廊下を歩いていたら後ろから駆け寄って声をかける女性。うちの職場の若い管理栄養士さんでした。
「先生、ちょっと相談していいですか」と。
「病院内の患者さん向け機関誌に原稿依頼をされて書いているのですが、この『ペットボトル症候群』というのが気になるんです。もう今時、『ペットボトル症候群』とか使わないと思うんです。だから削除してほしいと云ったら、編集者が「この言葉はとてもキャッチーな言葉で響くから残した」と云うんです。どう思われますか?」と。
たしかに最近『ペットボトル症候群』のいう言葉はあまり聞かなくなったなあと思うけれど、特段死後でもないのだろうとも思います。どちらかというともう世間に浸透しすぎているから「あまり聞かない」と感じているのでは、とも。でもまあ、5年、6年使われなければ若い子達は知らない単語になるのでしょうから、ちょっと面白いキャッチーな単語とは云えるのかもしれません。ちょっとググってみたら2016年とか2019年とかの解説文に使われているから、使っても良いのかもしれませんが、その2つの文章ともどこかの地方都市の医師会が書いていたもの(「ペットボトル症候群とは?」という解説文)でしたから、この時期に世間で知られていない(だから解説文を書いた)ということはすでに死語に近いと考えるのも一理あるのかも・・・。
キャッチーと云えばキャッチーですが、今時は真っ赤なフタのコーラの2リットル瓶をガブガブ飲んでいる輩をあまり想像することができません。ポカリスエットのがぶ飲みの方が想像し得る気がします。むかし、わたしが学生のころには”コーラ中毒”の同級生がいましたけれど。
わたしの中では、『サザエさん症候群』が死語かどうか、という議論に似ている気がするので、「どっちでもいいんじゃないの」と答えるにとどめた次第です。
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