笑え笑え笑ってなんぼじゃ!
<笑いは体にも心にも良い―メタボ因子のある日本人でのRCT>
福島県立医科大学疫学講座の舟久保徳美氏、大平哲也氏らが、国内3カ所でメタボリックシンドローム(MetS)リスクのある地域住民を対象に行った無作為化比較試験(RCT):腹部肥満や糖代謝異常、高血圧、脂質異常などを一つ以上持つ40~79歳の成人235人(平均年齢66.9歳、女性84.3%)を対象にして性別、年齢、BMIが偏らないように調整した上で無作為に2群に分けた)の結果がとてもユニークで、世間で取りざたされています。”笑うことは、体と心の双方に良い影響を及ぼすことを示す研究データが報告された”というものです。
笑うことで免疫力が上がって感染症予防やメンタル改善に奏効することはもう20年来云われていることですし、多くの論文が出ています。でもそれが体重やBMIの改善に有意に働いたという結果につながったというのは素晴らしいことだと思います。
「自主的に応募した参加者を対象としているため、笑いに興味のある人の多い集団であった可能性がある」とか「声を出して笑うことによって消費エネルギー量が10~20%増加すると報告されており、笑いが有酸素運動としての効果も発揮するのではないか」とか書かれているそうですが、 ”介入群に対しては、プロの噺家による落語の鑑賞、笑いヨガの実践、笑いと健康に関する講義などで構成された90分のプログラムを受ける機会が、12週間で8~10回提供された”というそのプログラムを是非わたしも一度経験してみたいものです。
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