やりよるなTRF
<ダンスで高齢者の認知機能を改善 TRFと共同開発のダンス コロナ禍でも自宅で認知機能を向上>
”東京大学は、ダンス・ボーカルユニットのTRFのメンバーとともに、高齢者が自宅で認知機能を向上できるダンスプログラムを開発し、その効果を実証したと発表した。4週間のダンスプログラムに参加した高齢者は、実行機能と認知機能が改善し、最大歩行速度、模倣能力も向上した。「あまりダンスに馴染みのない高齢者にも、親しみやすい音楽をベースにしたダンスプログラムは、認知症発症リスクを下げるための強力なツールになりえると期待されます」と研究者は述べている。”(保健指導リソースガイド2022年07月04日配信号)
”健康な60歳以上の男女90人をノルディックウォーキングを行う群と、DVDを見ながらダンスをする群、ふだんどおりに日常生活をおくる対照群に無作為に分け比較した”ところ、”ダンスもノルディックウォーキングも、高齢者の実行機能を改善するのに有用だが、とくにダンスは、最大歩行速度、模倣能力、視空間認知機能などでも改善を示し、高齢者に効果的なプログラムであることが示された”というものです。
運動が認知機能改善に有効だと云うことは周知の事実ですし、ただ歩くよりダンスの方が全身運動であるだけでなく音楽を認知し楽しく動かすために振り付けを覚えるという行為自体が認知活動を一気に賦活させるであろうことは容易に想像できます。同じように頭を使いながら身体を動かす『デュアルタスク』のやり方はたくさんありますが、それに比べたら、何よりも”楽しい”ことが大きな違いなのかもしれません。
このダンス監修をしたのがTRF。ビッグネームであるばかりでなく、対象者である高齢者(わたしたち世代)にとってリアルタイムのスターであり、彼ら考案の『リバイバルダンス』(TRFが考案した運動機能・認知機能改善を期待できるダンス)は音楽が昭和・平成のヒット曲だというところも心憎い。まあ、これが1万円近くする(無料配信ではない)というのが、ちょっと残念ではありますけど、やむを得ますまい。
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