リバウンドのこと
多くの人がダイエットは経験しているし、その中の多くの人は少なくとも一度はダイエットに成功しています。
「あれ、やせましたよね? すごいですね」
「まあ、それなりにがんばったからね」
スッキリしたカラダと晴れ晴れとした表情でそう答えたのに、ちょっと見ないうちに元に戻る(あるいは前より大きくなる)なんてことも多くの人が経験していることでしょう。わたしなんか10キロ~15キロレベルでもう7、8回は上げ下げしてきています。「もうこれで最後やろう」と思うのにいつの間にかリバウンドしてしまう。だからそんな方々の気持ちがよくわかります。
このとき、リセットして再出発しなければならないとなったときの敵は大きく分けて2つあります。「またあんな苦しい思いをするのはちょっと無理。もういいかな」という『逃げ腰パターン』と「一度成功しているから、自分はまたいつでもやる気になればできる自信がある」と云うのにやる気にならない『言い訳パターン』。どっちも自分の弱みにつけ込んでくる自分の中の悪魔に耳元で囁かれるわけです。わたしの場合はどちらかといえば後者かしら(「時が来ればやります。でもそれは今ではありません」というパターン)・・・もちろん時が来たからちゃんとやって再びダイエットすることには成功はしていますけれど、体重が乱高下すると最終的にやせていても太っていても、ずっと肥満だった人の方が長生きするというテータを以前見たことがありますから、できたらそのままキープしたいのですが。
リバウンドは、あくまでも”生き延びる事”に対する強い生存反応ですから生きていく上では重要なことではあるのだろうと思います。「ご主人がご乱心して突然の飢餓を作り始めたからなんとかして飢餓から脱却させなければ」という忠実なる部下の決死の反応です。だから、再度ダイエットをする場合にはかなりのモチベーションが必要です。前回がキツかったのなら、過去の栄光にあまりしがみつかずもうちょっと緩めの目標設定してみるといいのでしょう。まあ、人間は弱い動物だから、緩めるとどこまでも緩めてしまって気づけば「何もしてないのと同じ」ってこともありますけれど・・・それでも「がんばろうとした事実」は大切。自分のカラダに自分の本当の想いを分かってもらうためには、自分が如何にマジなのかを行動で示さなければなりませんから、まあ何度も何度も自分と戦ってみてください。その時に、「何に対して何のために戦っているのか」ということだけは明確にさせておかなければなりません。そんな自分との戦いは決して空しく終わることはないはずです。
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