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hungryでangry?

“お腹が減るとイライラする”は本当か

"空腹時にイライラ感や怒りなどのネガティブな感情を抱いている状態を、英語ではhungry(空腹)とangry(怒り)を合わせてhangryという"らしく、この『空腹のときにイライラしたり怒りっぽくなる』ことの真偽を研究した結果が英アングリア・ラスキン大学のViren Swami氏らによって『PLOS ONE』という雑誌に7月6日に発表されたそうで、それによると、「空腹は、怒りやイライラ感といったネガティブな感情と結び付いていることが明らかにされた」とか。その理由として、「血糖値が下がり始めると、脳が正常に機能しなくなって混乱し、イライラしやすくなる」あるいは「空腹時には、周囲から得る手掛かりを否定的な目で見て解釈する可能性が高い(今私が空腹だとすると、私は自分の目の前にいる人や、暑さ、その他の環境中のあらゆる刺激を否定的に捉えがちになる。それが怒りの感情の原因になる)」と書かれていました。

要するに「腹が減るとイライラする」は人間の当たり前の行動だと証明されたということのようです。むかし、人間ドックの受診者さんが「おーい、まだか!おれは昨夜から何も食ってないんぞ!」と大声で怒鳴っている光景を何度か目にしたことがあります。「おれだって食ってねえよ」とココロの中でつぶやきながら業務をしたものです。でも、わたしはこの結果が真実とは思えません。なぜなら、自分は腹が減っても別にイライラしないから。というよりむしろ空腹感を強く感じる時に「健康だな」と満ち足りた気分になれるから(笑)。変人扱いしないでください。ここでも何度も書いてきましたが、朝起きたときに強い空腹感を感じない人は前の日の晩に食い過ぎて夜中に体内が処理しきれなかった状態の人であって、健康のバロメーターは朝の激しい空腹感で測れます。かくいうわたしはもう20年近く朝食を取らないでいるので朝からずっと空腹です。でも、ちっともイライラしません。むかし「朝を食べることが健康食の基本だ」と信じていたときは朝を食べないとものすごい不安感に襲われていましたし確かにイライラしていましたが、いつも食べなくなったらむしろ空腹感を感じているときの方が体調が良いのでアタマの中も快調であります。

むしろわたしは、睡眠不足のときの方が明らかにイライラします。人は、食べることよりも眠ることの方が最重要項目なのだろうなと実感している次第です。
 

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