「お盆」はお水をこぼしてなんたらかたら?
昨日、テレビを見ていて驚きました。最近の若い子は『お盆』の意味を知らない者が少なくないらしい。
若い男の子への街頭インタビュー。
「お盆の意味を知っていますか?」
「なんか、水をこぼして・・・みたいなヤツですか」
「それは『覆水・・・』のことですか?」
「はい、それです。覆水です」
『覆水、盆に返らず』って、その『盆』はトレイのことじゃ! 先祖の御霊を祀る行事であるお盆(新盆、旧盆)を知らないとは!
”お盆は、日本で夏季に行われる祖先の霊を祀る一連の行事。日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事である。 かつては太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われた。 明治期の太陽暦の採用後、新暦7月15日に合わせると農繁期と重なって支障が出る地域が多かったため、新暦8月15日をお盆とする地域が多くなった。”(Wikipedia)
たしかに親が里帰りしてそこで先祖の墓参りをしたり、あるいは親族の誰かが亡くなって初盆の行事をしたり、そういう行為を目の当たりにすることが少なくなってしまっているから、止むなしなのかもしれません。実家の墓も守る人が居なくなって『墓じまい』する家庭も増えているそうですし(たぶん、遠くない将来、我が家もそういう末路をたどることになるのでしょう)。じゃあ、そもそも『盆休み』とか『盆の帰省』とか、若い子には無用のものじゃありませんか。とても複雑な気持ちですが、そもそも仏教の考え方なのですから、それを支持しないのなら休む習慣をなくしましょう。
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