コロナ陽性判定の悲劇?
新型コロナ感染症第7波の新規感染者数が高止まりしていますが、わたしの職場でもプライベートでも身近に感染者が見られるようになってきました。
そんな中、先日わたしの友人が感染しました。夜になって突然の高熱が出て、翌朝もさらに40度近い体温になったためにPCR検査を受けたら陽性であることが判明。そのまま自宅隔離を余儀なくされました。ところが、高熱以外の症状がちょっとコロナらしくなく、咳や咽頭痛などの上気道感染症状は全くない代わりに激しい腹痛と頻回の下痢、そして何日も続く下血(血便)だったそうです。未治療状態のコロナ感染で何日も続く下血とか、聞いたことあります?
「それ、コロナじゃなくて何かタチの悪い感染性胃腸炎か何かじゃないの?」と、思わず呟いてしまいました。本人も「なんか違う気がする」と。ただ、それがPCR疑陽性だったにしろ腸炎との同時感染だったにしろそのどちらでもなかった(本当に新型コロナの症状だった)にしろ、診断自体はとりあえずどうでもいいとしても、この熱中症警戒アラート発令中に脱水状態を続けるのは危険にならなかったのかしら。本来なら外来を受診して点滴を受けるなり整腸剤・止血剤の処方を受けるなり便検査を出すなり、何かを必要としている状態なのじゃないのかしら。でも・・・こんな危険な状態でも、『新型コロナ陽性』というレッテルが貼られている以上、どこにも受診できません(というか、どこも受けてくれません)。緊急を要する状態(酸素濃度低下や昏睡状態)でもないので救急車を要請するのはおこがましいし、行った先で何と言われるか分かったモンじゃない。こんなときの往診専門医療機関もこの界隈にはおりませんし。
結局どの診断名であっても特別な治療薬があるわけでもなく嵐が通り過ぎるのを待つしかないのは分かっていますが、他人事ながら、大変だなあ、かわいそうになぁ、心細かっただろうなぁ、と思った次第です。
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