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熱中症警戒アラート

今日は有給休暇をもらって隣県大分にある我が家の墓掃除と墓参りに突貫日帰りで行ってきました。年老いた叔母に夏のあいさつもしたかったのですが、この新型コロナ感染拡大のご時世なので断念やむなしということで本当に墓参りだけ敢行してきました。その道中、ラジオでは熊本でも大分でも『熱中症警戒アラート』のことばかり云うとりました。

「熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されます。外出はなるべく避け、室内をエアコン等で涼しい環境にして過ごしてください。また、特別の場合以外は、運動は行わないようにしてください。熱中症予防のための行動をとってください。」

これはどうも決まり文句のようで、どの県でもどの番組でも同じ文言を唱えます。でも、実は、環境省のホームページでは「屋外や空調のない屋内での運動は中止や延期をしましょう」て書いてあるんです。やはり聴いていても気になります。『特別な場合以外』の”特別な場合”って何?って。これ、もしや今がまっただ中の全国高校野球大会の事を云っているのじゃないの? あるいはその他の夏休みに行われる学生たちの大会運営を慮っての配慮なのじゃないの?と、だれもが思いますよね。外に出て立っているだけで滴り落ちる汗でカラダ中がドロドロになる殺人的猛暑です。わざわざ一日で一番気温の高くなる時間帯を選んで、それでなくても擂り鉢状の球場の一番熱が集まるところでの2時間。さすがに観ている人全員が、「本当にかわいそうに」って感じていると思います。『夏の甲子園』は長い歴史のある高校野球に携わる人全員の憧れの場所、コロナ禍でやっと観客を入れての開催がまともにできるようになった今年・・・わかるんですけど、高校生たちにそこまで命を削らせる行為を当然のことのように強いても良いモノなのでしょうか。すでに地方大会でも少なくない人数の選手や観客たちが熱中症で救急搬送されているのにあまりニュースで大々的に云わないのには忖度を感じていますが、それ以上に全国大会なのだから、何とか対処の仕方はあろうと思うのですよ。この激暑はここ数年だけの現象ではありません。地球温暖化の影響なのだから、今後さらにひどくなることはあっても改善することはないでしょう。内閣改造やら統一教会やらも大事でしょうが、そろそろこの夏の中学高校生たちのスポーツイベントの在り様について抜本的な対処が必要なのではありませんか。高校野球で云えば、夕方~夜のナイター開催に移すとか、近くのドーム球場(京セラドームなど)で行えるようにフランチャイズ球団と交渉して開催会場を遷すとか・・・きっと政治的にも経済的にも多くの大人の事情が介在するので簡単ではないのでしょうけれど、だからこそ可及的速やかにこの状態が尋常ではないことを問題視して検討に取りかかる行動を始めてほしいと切に願っております。

もう、ジリジリする真夏の炎天下で暑さをガマンしながら一球入魂して走り回る姿が美しい、といっている時代ではありませんよ。

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