買わなきゃ良いんじゃない?
春に続いての大型大量値上げを明日にひかえて、世の中あちこちで駆け込み購入がすごいらしい。かく云うわたしも仕事帰りに慌ててティッシュペーパーを2セット買って帰ったら、家に3セットあって「ああそうだった、先週、スーパーで買ってきたんだった」と気づく大失態。
春のときに思った(まあ、日常品や食材の値上げが報じられるたびに同じことを思う)のですが、値上げを期に、「それは本当に買わなければ困るのか」ということを考え直したら良いのにと思います。「うちの子は肉がないとダメな子だから」「やはり毎朝のパンはないと困りますから」と、決まってテレビニュースのインタビューで答えていますけれど、別に食うなとは云ってないのですよ。「本当にそんなにたくさん食わせないと困るのですか」と云いたいわけです。「だって、少ないと可哀想だから」と結局はお母さんの片思いなのではありますまいか。子ども達はもっときちんと世界情勢も日本経済の状態も理解しています。食べすぎてメタボなお腹になったのは何のため?こんなときを乗り越えるための備蓄を得るためだったのだとすぐに理解できますよ。子どもさん達は親が思っているより遙かに聡明なのだから、値上がりしたために食う量が減ったら前よりも調子が良いということを実感することでしょう。ぜひこの機会にお試しを。まあ、お父さん、お母さん世代がバブル期以降しか経験していない人たちだから、自分の経験値のないことをするのは辛いだろう事は分りますけどね。
なんてなことを思っていたのですが、今回、酒類の大幅な値上げが報じられました。これは一大事です。高々10%前後の値上げだと云われても、これは困る。だってほら、わたしの晩酌は”主食”じゃないですか。「減らせば良いこと」と云うのは分るけど、飲み始めたらがまんできなくなってしまうじゃない? 「買わなきゃ良いんじゃない?」と思うけど、スーパーに行けば目の前に今まで通り(違うのは値札の額だけ)並んでいるのだもの。他の物を減らしてでも買い物カゴには入れてしまうよなぁ。発泡酒や第三のビールの方が値上げ率高いんでしょ。うーん。この機会に減らすなり止めるなりしたらきっと健康的な体調になって「前よりも調子が良い」ことをすぐに実感できることくらい分っているのさ。専門家なんだから。
やっぱり、煩悩との戦いは理屈通りには行かないものです。はい。前半の意見、撤回します。
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