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うわさ

今朝、自宅近くの交差点で交通事故があり、こっそり見に行ったら車が1台ひっくり返っていてその周辺にパトカーと救急車が赤色点滅をさせながら停まっているのが見えました。詳細は、もうひとつの日記代わりのブログに書きましたから興味ある方は覗いていただけると幸いです

わたしは早朝の出勤前の慌ただしさとメガネもコンタクトレンズも装着していない盲目状態だったのでそそくさと帰ったのですが、入れ替わって走って行った妻の情報収集によると、
・単独事故ではなく相手の車は道の反対側に停まっていた(出会い頭の衝突事故らしい)
・辺り一面に聞こえるような大きな衝突音がしたらしい
・ひっくり返ったワンボックスカーにはもう人は居なかった
・道路の向こう側で救急隊が抱きかかえていた女性はどちらかのドライバーらしい
・重症者や死者は居なかった模様
くらいのようです。ただ、この状況、一番最初に現場に駆けつけたのはわが家のお隣の奥さん(まだ緊急車両は到着していない)なのですが、妻が駆けつけた頃にやっと服を着替えた住民達がぞろぞろ出てきた感じで、事故直後を見た人が居ないわけです。

自宅近くでは冬場に何度か火事があったりもしましたが、警察や救急隊は野次馬に何も情報はくれないので結局集まった野次馬連中で想像を巡らせることになります。どうも脇道から出てきた車に直進車が気づかずにぶつかった(のだろう)。あの交差点はとりあえず頭を出しておけば車が停まってくれるだろうという一か八か運転の輩が多い。早朝だから誰も来ないと思ってかなりスピードを出して運転していた(のだろう)。あの倒れていたドライバーは自力でひっくり返った車から脱出した(のかしら)。倒れているドライバーが他にいないがもう運ばれた(のかしら)。そんなところでしょうか。ああだこうだと近所の人たちでストーリーを作りあげた挙げ句にで三々五々自宅に帰って行ったわけです。不思議ですが、この事故のことをその後で聞いた人にはいつの間にか上記の(のだろう)(のかしら)が消されて伝わってしまいます。こういう人身事故が絡んでない事故は新聞にもニュースにも出てこないのが普通ですから、そうなるとまさしく現場に遅れていった人たちが作り上げたストーリーがまことしやかに事実として認識されてしまうかもしれないのです。

事故も恐ろしいけれど、うわさはもっと恐ろしや! です。

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