フレイルと腎虚
”大阪大学は、わずか5つの質問でフレイルを簡便に判定できるスケールを開発したと発表した。年齢と、簡単な4つの質問に答えてもらうだけで、フレイルとフレイル予備群を判定できるという。フレイル判定ではこれまで、握力や歩行スピードなどを測定し、25項目の質問を使って、医療者が判定する必要があった。保健指導の対象になる人を容易に拾いあげることができるようになれば、フレイル予防対策に大きく貢献できるとしている”
最近は国立大でも私立大でも競って健康に関するアプリをITやAIをフル活用して開発し、実用化させようとする動きが目立ってきました。大阪大学もかなり盛んな様子です。
フレイル(介護前段階)判定を年齢と4つの質問項目だけできるスケール「Japan Frailty Scale(JFS)」を開発し、これを利用すると、”年齢と4つの自覚症状[夜間頻尿・腰痛・下肢の冷え・体のだるさ]で、フレイルとプレフレイル(フレイル予備群)を判定できる”のだそうです。判定が簡単なことはありがたいことで、そこの偽陽性が多く含まれなければ云うことないわけですが、4つの自覚症状=夜間頻尿・腰痛・下肢の冷え・体のだるさというのが、漢方でいうところの『腎虚』に当たるのだそうで、これで判定すると感度86.9%、特異度53.3%、陽性適中率62.8%、陰性適中率81.7%で診断できたそうだから、それは凄いことですね。
ちなみにわたしは、夜間頻尿が響いて合計スコア=4・・・「フレイルかプレフレイル」という判定になりました(泣)
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