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温水便座

温水便座、1日2回以上使用で肛門失禁が重症化

 ”近年、温水洗浄便座の使用がさまざまな肛門疾患と関連することが指摘されており、肛門失禁を誘引することも報告されている(J Anus Rectum Colon 2021; 5: 268-273)。しかし、どのような洗浄方法が肛門疾患の重症化に関連するかについては明らかでない。亀田総合病院(千葉県)消化器外科部長の角田明良氏は、肛門失禁患者の温水洗浄便座の使用中止前後における重症度の変化と温水洗浄便座の使用実態との関連性について検討。1日2回以上の使用が肛門失禁の重症化原因となる可能性があることを、第77回日本大腸肛門病学会(10月14~15日)で発表した”(Medical Tribune2022年10月27日配信)

急に寒くなってきて、便座が暖かいとホッとします。用を足した後の洗浄液が冷たいと血圧が上がりそうで、やはり暖かいお湯が肛門粘膜に当たる方が優しくてうれしい。しかも冷水よりもしっかり洗浄してくれるイメージがあります。だから、この記事はそれなりにショックです。温水洗浄便座が肛門粘膜に悪影響を与えるようだというはなしは聞いたことはありますし、実際洗顔や手洗いも温水の方がきれいになるように見えて返って乾燥を促すので傷みやすいというのと同様の理論だと云うことも想像はできます。

「温水洗浄便座の使用は、温水の浣腸効果によって直腸内に貯溜した便の排出が期待できるものの、一部は残留することがある。肛門内圧が低い高齢者などでは、排便後に残留便と肛門内に入り込んだ温水が混ざって意図せず排出されるというのが、温水洗浄便座に伴う肛門失禁悪化の機序ではないかと考えられる」”とのことですから、これからまさしくそれに該当する世代になってきたわたしには重要なことではありますが・・・ちょっとくらい便失禁しても、暖かい方がいいなぁ。

 

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