身の振り方
雨が降りそうなので帰宅後にいつもより早めにワンズの散歩をしていたら、携帯電話が鳴りました。某病院の医師をしている大学時代の同級生からでした。
「どう、先生、今後の身の振り方は決めた?」
60歳になる前にも一度電話をくれました。退職後のリクルートの電話でした。わたしが働く病院の定年が60歳から65歳に延長になった後だったため、「もうしばらくは転職を考えていない」ということで、ていねいにお断りしたのでした。今回も内容は同じ。そろそろ定年かなという打診でした。「定年は再来年の春になるよ。一応その後は嘱託で延長させてもらえる予定なんだよね。いつまで働かせてもらえるかわからんけどね」と返事をして、「じゃあまたそのころに改めて電話するわ」と彼。
もうすぐ定年になる。その後のことは、いつも悩みのタネです。老後に悠々自適な生活を送れる余裕はないので、何とか働かせてもらえるうちは働きたいと思っています。可能なら今まで慣れたところで慣れた仕事をするのが一番楽ではありますが、いつまで働かせてもらえるかは不透明です。臨床現場から離れて予防医療の世界に移ってからもう20年近くなりましたから、今さら臨床の場に戻って診療をする自信はあまりありませんが、それでも今のわたしにこうやってリクルートの打診をしていただけるのは有り難いことではあります。
「わざわざ覚えてくれていて、ありがとう。ボクのことを気に留めてもらえているのは嬉しいことですよ」とお礼を云いました。
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