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2022年11月

近況報告

この1週間別に何も変わってはいませんが、たまに投稿しないとこの場所を広告などで占領されたりするので近況報告でも・・・ちょうど、たまに実家の墓掃除に行くような感じで。

職場は相変わらずの人手不足の毎日のため、スキマ時間がどんどん奪われる一方です。わが家のワンズの方は、老犬がほぼ目が見えなくなってしまっていますが14年間の生活習慣の位置感覚だけで元気に動き回っています(ときどき壁にぶつかりますが)。チビの方はトラックに対するパニック発作が日に日に酷くなって散歩コースの公園の駐車場に近づけなくなりました。妻のギブスが外れる目標日は12月8日ころ・・・まだまだ自動車の運転など遠い先になりそうです。

最近、夕飯後にもうひとつのブログ(いわゆる日々の日記)を書くか書かないかのタイミングで睡魔が訪れ、ちょっと仮眠した後に夜中の入浴という日々。こういう、家で何もしない、何も考えない生活でも何も退廃的にはならないものなんだなぁと妙に感動したりして・・・。若い頃は、そんな生活してたらすぐに堕落してどんどんバカになっていって日進月歩の医療社会から取り残されていくのは間違いない、と信じていたのですが・・・まあ、新しい知識を得ようとしないからバカになっていっているのは確かかもしれないけれど、でも認知症レベルにはまだ近づいていないと思います。

様変わりしてしまった毎日のわが家のわらわらに、”ただただ慣れてきただけ”という感じです。まだ、しばらくは休止続きそうです。みなさま、ごきげんよう。

 

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しばらく休止してます

ウイークデーだけはアップすることを意識して書いているのですが、ちょっと書けないでいます。書きたくてリストアップしている内容はたくさんある(全然大した内容ではありませんが)のですが、文章書くためにパソコンの前に座っている時間がとれません。仕事は隙間時間すら奪われてギリギリですし、プライベートでは妻の骨折(今日、とうとうシーネ→ギブス固定に替えられました)の影響で送り迎えやワンの散歩などすることが増えてほとんどルーチン済ませて夕飯+ビール飲んだら即意識がダウン状態です。

ちょっと、今は公私ともに「書いてる場合じゃないな!」という感じです。

来週には書けるかな。

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絡まったものはひとつひとつから

日曜日に妻が右第5中足骨骨頭骨折を起こして杖歩行となり右足なので運転もしばらくはできないということになり、少々生活が変わりました。製作活動をしているのでビルの3階に借りているアトリエに行かないと仕事にならないわけで、仕事場への送り迎えと郵便局への発送作業の代行をわたしがすることになりました。さらに一旦アトリエに行ったら夜にわたしが連れて帰るまで家には帰ってこれないのだから、ワンたちの諸般の世話も朝のうちにきっちり済ませ、夜は夜で自由奔放な大きなワン2匹を独りで散歩するのも日課になりました。

そんな生活の初日、わたしのアタマの中は完全に混線しました。行く予定だった店に代わりに行かなけりゃ、外に干した夏物シーツを取り入れなきゃ、洗濯ものを畳んで、家の掃除して、ワンズのウンチの始末して、アトリエに何時には行って、あそうか!ベッドにシーツが敷かれてないのだから冬物シーツを敷き直さなきゃ。あれはどこにあったか? などと次から次へとToDoリストが浮かんでくるけど・・・何から手を付けたらいいのか、完全にパニクってしまったのです。何から手を付けたらいい?と悩みながらとりあえず何かを始めるとまた新しいToDoを思い出す。終わりのない無限ループに迷い込んだような気分。

冷静に考えたらいつもわたしがしていることと内容はほとんど変わらないのに、「きちんと完全にやらなければ!」と思うことが混線の原因だったことはわかっています。ふと、遠いむかし、大学時代の演劇部のときを思い出しました。何かのイベントで使った大量の電気コードがこんがらがって辺り一面に絡み合っていました。どこから始めたらいいい?こんなのいつ終わるかわからないぞ、きりがないぞ!とへこたれていたときに、クラブの先輩が云ってくれました。「大丈夫だよ。こういうときは焦らずに端からひとつひとつ絡みを外していけばいいんだよ。もともと1本1本別の物なのだから、絶対に整理できるものだよ」・・・そう云いながら1本1本巻き始めました。そんなことしても埒があかないんじゃないの?と思っていたのに、徐々に解けていってみるみる整理されていきました。「絡み合ったものはひとつひとつたぐり寄せれば必ず離れる」・・・今回もその先輩のことばを思い出したことで気持ちが落ち着きました。なんということはない、端からひとつひとつ片付けていけば、すぐに全てのToDoをやり終わることができました。

 

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そもそも略号は仲間うちだけにして

先日配信されてきたケアネットの記事

<原因はSAD?毎年秋から体調を崩す患者さん>
<輸血してもヘモグロビンが低下!DHTRの可能性は?>
<胸痛を訴える患者の7割がNCCP!?>

あえて医療略語の解説のために並んだ見出しだけど、もうこれ見るだけでメール削除をしてしまうようになった偽医者のわたし。予防医療の世界に入って20年。ここは雑多な専門が集まって『予防医療』という専門集団を形成しているために、元々の各専門分野で使っていた医療略語は極力使わなくなりました。それが医療スタッフ間の共通用語ではないからです。意味の通じない略語は外国語、いやもはや異星人の文字列ですもの。面倒でも同僚スタッフが理解できるようにまどろっこしい日本語診断名を書いており(パソコン入力だからまだ手書きより楽ですが)ますが・・・これですら何のことかようわからん!というのが門外漢の感想ではあります。
SAD=季節性感情障害
DHTR=遅発性溶血性輸血副作用
NCCP=非心臓性胸痛

「ふーん」と感心しながら「たぶん使わないな」と思い、どこかでこの略語をみつけてもきっと何のことだったか思い出せないだろうな。やっぱりこんな略語は仲間うちだけでこっそり使う隠語に近いものなのだろうな、と思うところです。

 

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メタバース忘年会

コロナ禍の中で3年間中止されてきた職場の忘年会が今年は開催される予定だと聞きました。でも、今じわじわ増えてきている新型コロナ第8波+インフルの状況を考えると、医療現場の催事としてはちょっと時期尚早では?と思っていたら・・・。

<2022年度忘年会開催について:「3次元仮想空間」メタバースを用いて実施予定>

との通知が届きました。メタバース忘年会? 3次元仮想空間忘年会? いや、世情に疎いわたしでもさすがに何となく想像はできます。わたしのアバターが仮想空間の立食パーティに参加して皆さんと会話したり、お偉いさんのあいさつを拝聴したり、あるいはもしかしたら有志達の出し物とか計画されているのかも・・・って。でもそれ、楽しいのか? Zoom飲み会の方がまだ若干リアル感が残っているけど、アバターで参加して意味はあるのか? そこのところが理解できません。基本結局zoom勉強会の延長ではないのか?という感じ。もともと大人数でわいわいがやがや騒ぐのが好きではないわたし。職場の忘年会も日頃お世話になった方々に今年最後のあいさつとお礼をするために行くようなものなのだから、「アバター使って楽しくやりましょう!」というノリに付いていけるものなのかどうか? バカらしいから不参加を決め込もうと思ってはいるのだけれど、そうしたらそうしたで、たぶん職場の話題に乗り遅れて、より一層、勝手に疎外感を味わってしまうのではないかと独りで黄昏れてしまうのであります。

 

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みんな一緒に歳を取る

「わたしも、来年度いっぱいで定年になりますよ」
常連の受診者さんにそんな話をしたら、
「え、先生、もうそんな歳になるんですか?」と驚かれました。
「はい。まあ、私だけが歳を散るわけではありませんからねー(笑)」
「まあ、そりゃそうですけど」

こんな会話が最近多くなってきました。わたしからみても、遠い昔、まだ30代の頃から知っている同僚や患者さんは、感覚的にずっと当時のままだと思っている(理屈では当時とは違うとわかっているけれど感覚的に当時と同じと思う)ので、ふと実年齢を知って我に返ったりします。そして、彼(彼女)がその年令だと云うことは・・・と冷静に考えて、自分も同じ数だけ歳を重ねていることに気づかざるを得ないわけです。わたしは特に子どもや孫がいないためにずっと40代くらいの気持ちでいるものだから、鏡に映るシルエットが「どこのじいさんかい?」と云いたくなるような風貌で愕然としたりしても、どこか認められない自分がいる。これはある意味、不幸。ちゃんと歳を取るとともに徐々に心も老けて行くべきなのに、心だけが取り残されていっているから。でも一方ではある意味、幸せ。自分の年令を実感しないままに老けて生きていけるのだから。

で、道を小走りしたり階段を駆け上がっていたりして、「どうだい軽いフットワークだろ」と自慢したいのに、「おじいちゃん、お気を付けて。あまり無理しないように」とか赤の他人に云われて頭にきたりするわけですよ。「おれをジジイよばわりしやがって!」と(それは、遠い昔のわたしの父の実話ですけど)。

 

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尿管結石のこと

急に尿意切迫になってきて約一週間。「また尿管結石でもできてきたのかな」と考えないわけでもないけれど、むしろ「急に朝晩寒くなったからね」「最近毎晩ビールの量が増えているからね」とかの方がリーズナブルではあると思っておりました。でも、昨日辺りから排尿時にチクチクとした違和感。「これはやっぱり尿管結石(もうすでに膀胱内結石かも)か?」と確信し始めております。

何か最近、こんな感じの頻度が増してきている気がします。予備校生の頃からの尿管結石との付き合いで、毎年3回くらいは仙痛発作で七転八倒してきた歴史なので特段驚きはしないけれど、でもちょっと回数が・・・というか症状が変わってきた感じです。若いころは仙痛発作が起きると尋常ではないけれどオンオフの切れ味が鋭いので年数回の修羅場を過ぎればどうということはなかったのだけれど、今はなんかいつも破片が腎臓から膀胱までをだらだら往来している感じで、気付かないままいつの間にか膀胱まで落ちてて、尿道近くに落ちてきてからやっと症状に確信が持てるという感じ・・・。

何が変わったのでしょうね。尿酸は関係していないし、昨年の粉砕術後の検査でも石はシュウ酸カルシウムでした(凡人中の凡人患者の持ち物)。酒や食べ物が変わった感じはないですし、1年前までほどストイックな生活を送ってないからむしろ脱水は改善されている気はするし。年齢的なものなのかしら、と切れ味の悪い結論を出して過ごしていますが、尿管全体が長い砂浜状態になっているのではないかと考えると、ちょっと気味がが悪い。とりあえず、今日も水分水分。え、「アルコールではない水分?」・・・はいはい分かっていますよ。でも、今夜はアルコールで勘弁してね。

 

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不安を煽るだけ

11月に入って再び大量の値上げラッシュのニュースが朝から流れていました。今はウクライナ情勢の影響がやっと出始めた状況で、歴史的円安の影響が出るのは来年からだろうという専門家の意見。つまりこの値上げラッシュは来年も(あるいは来年の方が本格的に)続くだろうという見通しを語っていました。そして生活に直結する食品の値上げによる消費者の苦難のインタビュー、小売業者や飲食店の苦悩を取材して報道されていました。さらに介護保険の見直しが行われているニュースに移り、当事者の負担の増加案や若い世代の負担分配案などが紹介されて、2024年度実施のために早々に結論を出す予定だ、とか。これも当事者や介護施設担当者へのインタビューをふんだんに入れてきました。

「で?」と思ったら、突然まったく別の他の話題に移ってしまいました。「まてまて、不安を煽るだけ煽っておいてそのまま放置するのは、ジャーナリストとして無責任すぎるじゃないか?」と独り言。普通、こういう話題は、最後はその対処法やら今後の見通しについての前向きな意見やら、少なくとも何らかの今後の立ち居振る舞い方へのアドバイスを専門家に取材して話を〆るべきもの。お先真っ暗で無責任な将来展望は云えない!と云うのなら尚のこともっと慎重に報道してもらいたい。どこぞの安物雑誌の三面記事みたいな話題の投げ捨てをするくらいなら、放送するな!と声を大にして云いたかった。

 

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健康予測AI

健診結果から糖尿病リスクを予測するAIを開発 スマホアプリに搭載し生活改善を促す

大阪大学は、機械学習により非常に高い精度で、糖尿病の発症確率を予測できることを、世界ではじめて明らかにしたと発表した。特定健診のビッグデータを使い、糖尿病・脂質異常症・高血圧の発症確率を高精度で予測するAIモデルを開発。大阪府が運営するスマートフォンアプリ「アスマイル」に搭載したという。「アスマイル」は、毎日の歩数や体重、血圧などを記録することができ、府民で市町村国保加入者であれば、特定健康診査の結果も自動的に記録される。「多くの人が日常生活で、事前に数年後の発症確率が分かるようにすれば、各人に行動変容を促し、生活改善に取り組みやすくなります」と、研究者は指摘している。

大阪大学の研究からはもうひとつ紹介がありました。大阪府の協力により、大阪府健診ビッグデータを使用したAIモデルの構築が可能になって、それによる機械学習が”非常に高い精度で糖尿病の発症確率予測に使えることを、世界ではじめて明らかにした”とのことです。”この成果を応用して、3大生活習慣病である糖尿病、脂質異常症、高血圧の発症確率を予測する精度の高いAIモデルを機械学習によって作成し、大阪府が運営するスマートフォンアプリ「アスマイル」に搭載した”ことから、”病気の発症前に個人が発症確率を知ることは、生活スタイル改善の動機付けとなり、個人の努力により病気発症を抑制することが期待できる”としています。健診データとしてのビッグデータを利用することで健康予測ができ、それを利用することで健診データが改善するというヘルシーサイクルが大きく回り始めるといいですね。

そんな解析ノウハウを熊本大学も習得して、是非わたしが利用しているアプリ『げんき!アップくまもと』にも搭載させてほしいものです。というか、わたしの勤務するセンターの莫大なる健診データを利用すれば、わたしの施設独自の健康予測機能が開発できるはずではありませんか。うちの若い優秀なスタッフの頭脳と行動力をもってしたらできないはずはないと思うので、ぜひ実現させていただきたい。

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