« フレイルと腎虚 | トップページ | 不安を煽るだけ »

健康予測AI

健診結果から糖尿病リスクを予測するAIを開発 スマホアプリに搭載し生活改善を促す

大阪大学は、機械学習により非常に高い精度で、糖尿病の発症確率を予測できることを、世界ではじめて明らかにしたと発表した。特定健診のビッグデータを使い、糖尿病・脂質異常症・高血圧の発症確率を高精度で予測するAIモデルを開発。大阪府が運営するスマートフォンアプリ「アスマイル」に搭載したという。「アスマイル」は、毎日の歩数や体重、血圧などを記録することができ、府民で市町村国保加入者であれば、特定健康診査の結果も自動的に記録される。「多くの人が日常生活で、事前に数年後の発症確率が分かるようにすれば、各人に行動変容を促し、生活改善に取り組みやすくなります」と、研究者は指摘している。

大阪大学の研究からはもうひとつ紹介がありました。大阪府の協力により、大阪府健診ビッグデータを使用したAIモデルの構築が可能になって、それによる機械学習が”非常に高い精度で糖尿病の発症確率予測に使えることを、世界ではじめて明らかにした”とのことです。”この成果を応用して、3大生活習慣病である糖尿病、脂質異常症、高血圧の発症確率を予測する精度の高いAIモデルを機械学習によって作成し、大阪府が運営するスマートフォンアプリ「アスマイル」に搭載した”ことから、”病気の発症前に個人が発症確率を知ることは、生活スタイル改善の動機付けとなり、個人の努力により病気発症を抑制することが期待できる”としています。健診データとしてのビッグデータを利用することで健康予測ができ、それを利用することで健診データが改善するというヘルシーサイクルが大きく回り始めるといいですね。

そんな解析ノウハウを熊本大学も習得して、是非わたしが利用しているアプリ『げんき!アップくまもと』にも搭載させてほしいものです。というか、わたしの勤務するセンターの莫大なる健診データを利用すれば、わたしの施設独自の健康予測機能が開発できるはずではありませんか。うちの若い優秀なスタッフの頭脳と行動力をもってしたらできないはずはないと思うので、ぜひ実現させていただきたい。

|

« フレイルと腎虚 | トップページ | 不安を煽るだけ »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« フレイルと腎虚 | トップページ | 不安を煽るだけ »