そもそも略号は仲間うちだけにして
先日配信されてきたケアネットの記事
<原因はSAD?毎年秋から体調を崩す患者さん>
<輸血してもヘモグロビンが低下!DHTRの可能性は?>
<胸痛を訴える患者の7割がNCCP!?>
あえて医療略語の解説のために並んだ見出しだけど、もうこれ見るだけでメール削除をしてしまうようになった偽医者のわたし。予防医療の世界に入って20年。ここは雑多な専門が集まって『予防医療』という専門集団を形成しているために、元々の各専門分野で使っていた医療略語は極力使わなくなりました。それが医療スタッフ間の共通用語ではないからです。意味の通じない略語は外国語、いやもはや異星人の文字列ですもの。面倒でも同僚スタッフが理解できるようにまどろっこしい日本語診断名を書いており(パソコン入力だからまだ手書きより楽ですが)ますが・・・これですら何のことかようわからん!というのが門外漢の感想ではあります。
SAD=季節性感情障害
DHTR=遅発性溶血性輸血副作用
NCCP=非心臓性胸痛
「ふーん」と感心しながら「たぶん使わないな」と思い、どこかでこの略語をみつけてもきっと何のことだったか思い出せないだろうな。やっぱりこんな略語は仲間うちだけでこっそり使う隠語に近いものなのだろうな、と思うところです。
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