内旋の右半身
「たぶん原因は首じゃないと思います。胸筋、前鋸筋、広背筋、これらの慢性緊張状態がずっと蓄積する事で右肩全体が内旋して下方に落ちてしまっているから首や肩がついていけなくなったんだと思います。寝ていて右手指がしびれるのも、落ち込んだ筋肉群で圧排された結果だと思います」表現はかなり違っているけれど、彼が云っていることはたぶんそんなニュアンスなのだと理解しました。
ここ数ヶ月、右の肩凝りというか首の痛みというか、それが頑固で夜寝るのも辛い感じになって改善しないから、妻がお世話になっているリハビリジムに行ってみたのです。元々、20年前に交通事故で罹患した頚椎ヘルニア、その後の頑固な頚椎症、そして腱板断裂、どれも集中して右肩界隈だったから、今回もそのどれかの古傷の再発ではないかと見当をつけていた(だから今までの経験からしてそのうち嵐が過ぎ去るように勝手に治るさと思っていた)のだけれど、どうもそれが見当違いだったようだということをトレーナーの先生が教えてくれたというわけです。
しっかりと1時間筋肉マッサージを施してくれて帰るときにストレッチ運動メニューを宿題に出されました。地道に毎日がんばったら、症状の回復はゆっくりではあるけれど2週間後に受診したときにはかなり筋肉緊張が取れてきていると云ってもらえました。多分この緊満状態を取り除くのは簡単なことではないことを自覚しています。肩首の筋肉群も腕も手も全てが内旋していることで背中が丸まって猫背になっていくわけですが、単純に反対向きに外旋させればいいというわけではありません。そもそも現代社会、手の甲を下にしていては何もできません。パソコンのキーボードを叩くときもマウスを操作するときも掌を下にしないとできません。自動車運転するときのハンドル操作もやはり基本的に被せて握ることが多い。試しに掌を上にして生活してみようとがんばってみたけど、何もできないではありませんか。歩くときですら、手の甲を外側にしなければ腕を大きく振ることもできますまい。
なので、とりあえず、毎日地道にストレッチ運動メニューをこなすことにいたしましょう。
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