寒さに臆病
新型コロナ感染に対する予防が徹底してきた影響からか、ここ数年、本当にまともな風邪などひかなくなりました。
それなのに、最近、『寒さ』に対してかなり臆病になってきた感じがします。ほんの5年くらい前には、「冬は寒いのが当たり前だから」と嘯いて、仕事中にもずっと半袖で過ごして、肌着もいつも半袖で、散歩する時にも少し肌寒い程度の服装で生活していたものですが、最近は職場で動くときには必ず長白衣を羽織っている(診察室は暖かいので脱いでいますが)し、週末や休みの日にはヒートテックの長袖を着るようになりました(平日も着たいのだけれど、白衣が半袖なのでやむを得ず半袖ヒートテックを着ている次第)。寒がりになったというわけでもない(まあ、昔は長袖ヒートテックなんか着たらすぐに汗だくになっていたからそれなりに代謝が落ちているのは確かでしょうが)と思いますが、妙に寒いことに臆病になっている理由は、寒さによって血圧が上がってそれでなくても高血圧なのにさらに血管に負荷をかけるのではないかとか脳梗塞や脳出血を起こすのではないかとか、そんな不安が最近急に強くなってきたからです。「血管なんてそう簡単には破れないさ」とタカを括っていたのが急に弱気になってきたのはどうしてなのでしょう。やはり、もう直ぐ定年になり日に日に年老いる夫婦・・・頼りになるのはお互いだけだから、何か大きな事故や病気が起きたら妻に多大の迷惑をかけるし不安がられるだろうし、などと考えるようになったからでしょうか。若いころには、「長生き志向なんて全然ないから、節制なんかまっぴらごめんだ」「死んだら死んだでしょいがないさ」とか思っていたのだけれど、後に残す身内が少なくなると、自分のこと以外のことも考えてしまうようになるのですね。
まあ、健康意識が増してきて心を入れ替えた途端に倒れたり急死したりした人を何人も見てきたので、悟り方はほどほどにしておかなければ、とも思いますが(笑)
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