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節分の鬼

先日の節分の日、赤鬼と青鬼(に扮した職員)がうちの職場にある保育所を訪ねました。もちろん、子どもたちは大騒動で逃げ惑い、泣きながら保母さんたちに抱きついていますが、容赦なく赤鬼と青鬼は追いかけまわしています。

そんな動画が、職場の休憩室で毎日流れています。「よくある微笑ましい季節の行事ですね」と云いたいところだけれど、今のご時世で、どうしてこれが”虐待”に当たらないのだろう?子どもたちの大多数がイヤがって泣き喚き逃げ回っているのに追いかけて更に怖がらせているのですよ。子どもたちの中にはトラウマになって夜泣きする子も出てくるやもしれません。予測不安が日に日に激しくなって大きなトラックに出会った場所に近づくと突然踵を返して逃げようとするローラや、昔、熊本地震の後に解体工事の大きな音や体育館でバスケットボールをつく音が聞こえるだけで逃げようとしたセイラのように、「怖い鬼が出るからもうあの保育所には行きたくない!」と云い始める子が居てもおかしくありますまい。

いやまあ、これによって成長する過程の一行事だと認識しています。していますけど、最近問題になっている保母さんや実の親による「教育だ」と称する虐待と何が違うのだろう?と疑問に思ってしまうのは私だけでしょうか。親たちが許せばOKなのでしょうか。少なくとも、子どもたち本人にとっては、どっちもほとんど同じなのではないかと思う次第です。

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