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下手なゴルフ

ゴルフは高齢者の健康維持に最適

老後も健康でいたい人は、ゴルフクラブを持ってグリーンに出ると良いようだ。新たな研究から、心臓の健康を向上させるという点で、ゴルフはウォーキングやノルディックウォーキング(特殊なポールを用いたウォーキングによる全身運動)よりも優れていることが明らかにされた。研究論文の筆頭著者で、東フィンランド大学(フィンランド)生物医学/スポーツ・運動医学研究所のJulia Kettinen氏は、「ゴルフは体を動かす意欲を高め、あまり距離を意識せずに長く歩けるという点でも優れた運動方法である」と述べている。この研究は、「BMJ Open Sport & Exercise Medicine」に2月6日掲載された。”(2023年02月16日 配信)

 ヘルスデーニュースの抜粋としてMedical Tribuneで紹介された記事です。ゴルフを行う65歳以上の健康な25人(男性16人、平均年齢68.4±4歳)で18ホール廻って検討した結果とのこと。まあ、ゴルフは全身運動だし、それなりの距離を歩くし、頭も使ってスコアに関係なく楽しむことのできるスポーツなので、今さら云われることでもないのかなとも思います。「一打当たりの単価がどんどん安くなっている(下手くそになってスコアが悪化している)けれど、健康のためにやっているようなものだから」と言い訳しながらラウンドしている最近のわたしですが、論文として認めていただけるとうれしい限りです。

ただ、あくまでも勝負事の競技ですし、スコア競技です。心臓突然死や急性心筋梗塞を発症する確率が割と高い競技だということも忘れてはいけません。コンペの最初のティーアップ後の第一打のときと、この一打で優勝するかもしれない(あるいは自己ベストスコアであがれるかもしれない)という最終パットのときに心臓トラブルが多い、というデータを若いころに教わりました。この研究のようにおそらくゴルフ歴の長い上級者のゴルフ侍たちとわたしたちヘボゴルファーとでは心身の負荷のかかり方がかなり違う、そういうスポーツであるということは心得ておかなければなりますまい。

とはいえ、四十の手習いで年取ってから始めたゴルフ。一日中動き回れるカラダに感謝し、「下手くそやなあ」と呟きながらそそくさとラフに落ちたボールを探しに行く自分の健全さを噛みしめ、何よりも同行して一緒にプレイしてくれる友人が居るありがたさも噛みしめられる、そんな世界に仲間入りさせてもらっているのはとてもラッキーなのだなと感じております。

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