マスクの奥
3月13日からマスク着用義務が”個人の判断”に委ねられるとのことで世間がざわついています。
マスクに守られてきた期間が長くなって世間ではマスクを外した顔を思い出せない人ばかり。そもそも初めて会った時からマスクしてた人なんてそのマスクの奥の顔を知りません。私が勝手にマスクの奥を想像して顔を完成させているだけです。一般論として、勝手に想像した顔はきっと実物より良い(何が『良い』なのかの定義は難しいですが)場合の方が多いと思います。醸し出す雰囲気や話しぶりや目元から想像する姿は、自分で作り上げる時によほど悪い印象を受けていない限り、自分の理想像に近づけて考えるはずだからです。若い人たちが『マスク詐欺』と称し、マスク外したリアルな顔を見て落胆されるのではないかと懸念している気持ちもわかります。でも、マスク越しでいい印象を持たれていた人は、たとえ想像した顔と印象が違っていたと云われたとしても、むしろ自信を持っていいと思います。それだけ、中から出てくる真の姿が素晴らしいということを実証していたようなものだからです。
ところで、マスク着用義務がなくなったら間違いなく勘違いする輩が出てくるでしょう。マスコミも必要以上に報道して「なぜ外さないのか」とかインタビューなんかしそうですし、いつの間にか「もうなんでもありだぞ」みたいな雰囲気になるのは怖いなと懸念します。5類になっても感染症が軽くなるわけではありません。せめてコロナ禍前のインフル全盛の頃を思い出して、マスクは無用かもしれないけど咳エチケットは忘れないでほしいし、マスクや消毒液よりも流水手洗いやうがいが重要だったということを再認識してほしいと思います。
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