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職員健診

毎年この時期(年度末が近いために各種団体の健診数が減ってくる時期)は職場健診が行われます。大所帯なので毎日20人前後の職員が一般の受診者に混じって受診することになります。診察をしたり読影をしたりする立場なのでどうしても個人情報に入り込まざるを得ず、知りたくもない情報を知ってしまうわけです。わたしもそうですが、うちの職場の平均年齢はかなり高くなってきたなと痛感する一方、とても若い職員さんもたくさん。こんなことを書くと誤解されそうですが、女性スタッフはわたしが思っているより実年齢が高い人が多いみたいで、どう見ても40代前半だろうと思っていた人が50歳だったり、30代半ばと思っていた人が有に40歳超えだったりで、ひとりでこっそり驚いたりしています。やはり第一線で働いていると若さが保たれるものなのかもしれません。

そしてもう一つ驚いたことは、まあまあ大きな病気の治療をそう遠くない最近にした人が少なくないということです。想像だにしない病気が記載されている問診票を見て、間違いじゃないの?と二度見したり。みなさん、そんな経歴なんか全く表情に出さないどころか、いつも何もなかったかのように明るく溌剌とした笑顔で仕事をこなしておられます。なんか、妙に力をもらえた気がします。わたしも妙齢になって何かと想定していなかった病気がいろいろ出始めてきているのですが、彼らの姿を見ているとそんなものちっぽけな可愛いものだと思えるようになります。

そして、これだけたくさんの病気の治療を早期発見して受けているスタッフが多いということは、それだけ健診の内容が充実しているおかげだともいえましょう。帳面消しの形だけの健診ではないということを証明してくれています。ありがたいことだと思います。

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