記念品
3月に定年を迎えた同僚ドクターに先日記念品が贈呈されました。有名ブランドの真珠があしらわれたネクタイピンです。数年前に定年になったドクターには確か真珠のカフスボタンだった気がします。どちらもとても上品なデザインの高価な品物でした。でも・・・一年後にわたしももらうであろう立場になるのでとても気になって、記念品を選ぶ基準を事務方の担当者にそっと聞いてみました。
記念品は価格が決まっているわけではありません。職場の同僚や幹部スタッフに呼びかけて有志の出資の総額がいくらになるかによって買うもののレベルが変わるのです。品物の選択は、事務方有志の中で話し合って決めているそうです。「それなら」わたしは思い切って彼にお願いしました。「わたしはもっと実用的なものがいい!」・・・だって、それでなくても退職後にスーツやネクタイなど着用する機会などほとんどなくなる(今でもネクタイなんかしない)のに、それがどれだけ価値があるものだとしても、無駄になるのは目に見えています。グラスや置物ならまだ記念に飾っておいたり使ったりできるかもしれませんが、おそらく集まった金でそういうものを買うにはちょっと中途半端なレベルになってしまうから断念したのでしょう。まあ、ご子息がおられる方々なら譲って使ってもらうこともできましょうが、うちには子孫がいませんから使わないものをいただいてても、そのまま遺品として捨てられてしまいます。
なんか、もらう立場の人間が言うべきものではないかもしれませんが、せっかくご厚意で出資してくれたお金なのですから、体裁やプライドよりもっと無駄にならない使い方をしてもらいたい。せめてわたしのときにはそうお願いしましたが、さてさて、何をいただけるのでしょうか。
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