横断歩道は手を挙げて
「おいおい、少年! 横断歩道を渡るときは最初は右手を挙げるけど半分行ったら今度は左手を挙げて左から来る車に合図を送るのが本当なんだよ!」
運転中に信号機のない横断歩道を手を挙げて渡っている小学生にわたしがそう独り言を云ったら、「そんな話、聞いたこともないよ!」と妻に食ってかかられました。「わたしたちは、右手を挙げてそのまま一気に道を渡って、渡り終わった後に振り向いてお辞儀をする、と教わったよ」と云って聞きません。「そんな、途中で挙げる手を右から左に替えるなんてこと、あなたの地域のローカルルールなんじゃないの!」とまで。そこまで云われると自信のないわたしは、そんな水掛け論を続けることをやめましたが、でもわたしが子どものころはそう教わったんですもの。最初は右側から車が来るから、そっちの手を上げて車が止まるのを確認してから渡り始めるけど、半分来たら今度は左側から車が来るんだから、左手を挙げて車が止まるのを確認して渡りなさい、と。
気になったので、検索してみました。確かにわたしの主張するような途中挙げ換え法を書いてあるものはありませんでした。でも、右手を挙げろとも書いてない。「道路を渡るときは手を挙げて渡りましょう」とだけ。子どもは小さいから、「今から渡りたいです」という意思表示を大きく手を挙げることで示しなさい、と。しかも「本当は左手を挙げる方がいい」とまで書かれているものを発見。車が右から来るのにどうして左手?と思ったら、右から来るのに右手を挙げると顔が隠れてしまって渡る本人が周囲の状況を確認しづらくなるから、と。たしかにそれは一理あるな。手を挙げて走ってくる車に注意を促す一方で右側をしっかりと見て確認するには、右手より左手の方が視野が広くなる。ちょっと目からウロコの見解でした。
結局わたしが刷り込まれていた手の挙げ方は本当にローカルルールか単なる思い違いだったのでしょうか?
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