鍛錬の賜物
最近、妻と友人がリモートで頑張り始めたヨガの先生は、妻の高校時代の後輩。とてもスリムで魅力的な女性です。先日、一緒に平日ゴルフをしました。その途中で二人からヨガの質問三昧。まあ、わたしが宴会の席やメールで医療相談を受けるようなものか。「30分5000円でプライベートレッスン料取ればいいのに」と云ったら笑っていました。
そんな彼女の体型や体の柔らかさが妻たちの羨望の的のようで、「どうやるとそんなに柔らかい体になるんですか?」「たぶん、私たちでは無理よ。元々の遺伝子と骨格が違うんだもの」とはなしていたら、先生が「いえいえ、わたしも10年前はとても身体が固くて大変でしたよ。これは『鍛錬の賜物』です」と答えました。『鍛錬の賜物』そのコトバ、どこかで聞いたぞ。そうだ、少林拳だ。妻が甲状腺の手術を受ける前まで一緒に通っていた少林拳道場の師範たちが同じことを云っていた。総師範の男性は「毎日毎晩股裂して食事してテレビ見てたら広がるようになったよ」とちょっと暴力的で筋肉裂きながら広げたのじゃないかと疑うようなことを云っていましたが、その総師範の指導を受けた若い(たぶんヨガの先生と同じくらいの年齢)女性の師範は、「わたしも少林拳を始める前は皆さんと同じくらい固くて、柔らかくなるなんて到底無理だと思っていたけど、毎日地道に鍛錬したら少しずつ柔らかくなりました。皆さんも絶対にできるようになりますから、めげずに頑張ってください」と云って励ましてくれました。
いや、たぶん、わたしも妻もそも友人も、絶対にあんなに柔らかくはならないと思うんですよ。特に男性であるわたしの骨盤のつき方は、あんな方向にまがるはずがないんですから。でも、彼らの云う『鍛錬の賜物』は決してウソではないと思います。ただ、同じように鍛錬を続けたら皆が皆同じような体つきになるわけではない、とわたしたちはわきまえてはいるのであります。「努力をすれば皆が成功するとは限らないけれど、成功者は必ず努力をしている」という先日ラジオで聞いたばかりのコトバを再び思い出しました。先生たちのような体つきにはなれなくても、努力をすればそれなりに成果は出るに違いないのだから、せっかく一念発起して始めたヨガに対して、日々鍛錬を続けてくださいませ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 腹鼓・舌鼓(2023.09.21)
コメント