父の日
うちの夫婦に一番縁のないのが『父の日』。わたしの父も妻の父も遠い昔に他界してしまったし、うちに子も孫も居ないから、当たり前と言えば当たり前の事。ただ、世間が何かと『父の日』にフォーカスを合わせるようになり、インスタグラムやフェイスブックで父を思う写真記事や父と並んで笑う写真、娘や孫から手書きの手紙付きでプレゼントをもらったエピソード並べられてくると、正直ちょっと寂しい気持ちになって堪えます。以前は『父の日』は『母の日』ほどポピュラーではなかったからあまり気にならなかった。というか、世間が騒いでいてもヴァレンタインデーと同じレベルの受け止め方でほとんど気にも留めていませんでした。でもそんなことより徐々に夫婦ともに歳を取ってきたのが大きな原因なのかもしれません。
わたしの抱えている『不安うつ』はもちろん今後の金銭的な不安や肉体的な不安もありますが、身内がどんどん消えていく不安(最後はひとりぼっちになるのかもしれないという)も決して小さくはないのです。だからこういうイベントで、自分たちには縁がなくても仲間内で祝えるものがあればそれはそれでいいはずなのですが、なんか勝手に蚊帳の外感を自分で出してしまって、勝手に黄昏ているのでしょう。「なーん、『父の日』だからって、娘も孫もなんもしてはくれんのだけん、おらんのと何も変わらんよ」と慰めてくれる友人もいますが、なんかこれまた「違うのよ、それとこれとは」とひねくれてしまう。なんとも厄介なうつジジイでございます。
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