アフターコロナと云われながら
新型コロナの5類移行から1ヶ月半。別にウイルスの感染力や数は何も変わってないのだし、今再び第9波に入っていると専門家が訴えてみても、もはや世間はどんどんアフターコロナの様相で、その流れは止めようがない雰囲気です。病院は別として、飲食店のテーブル上のアクリル板はさっさと撤去され、スーパーレジも多くの店で仕切りなしになっています。それはまあそっちの方が利便性がいい(今までジャマでしょうがなかった)と思いますが、そのためにわたしたちの心がどんどん緩くなっています。若い子たちを中心にあちこちで学校単位でクラスターが発生していますし、沖縄ではほぼ医療逼迫の危機に堕ちっているとテレビで訴えていますが、世間はもはや他人事のようです。
マスクはまだ人が密集する場やスーパーなどでは付けている人の方が多い気はしますが、顎マスクの人が増えました。鼻マスクも少なくない。ほとんどマスクの意味がないし、むしろかえって不潔かもしれません。わたしは仕事上マスクをする時間の方が長いのですが、最近階段登りがかなり息苦しくなてきました。歳もあるのかもしれませんが「マスクをしてもしなくてもいい」という空気の中で、マスクをしていることの煩わしさがそんな気持ちを誘起させているのかもしれません。そしてもう一つ。最近マスクのゴムが当たる耳の部分が痛い。コロナ禍が始まったころは耳たぶ辺りの皮膚が赤く爛れたりしていましたが、ずっと付けているうちにまったく痛くなくなっていました。それが当たり前になっていたから皮膚も鍛えられたのしょう。最近また痛くなってきたのは、マスクを付けたり外したりする頻度が増したせいではないかと感じています。妻の鼻にニキビができたのも、必要最低限の時だけ付けるマスクが車の中の埃に埋もれているせいだろうと分析。
手指消毒もかなりいい加減になってきました。感染予防の切り札はマスクよりも手洗いなのでしょうが、明らかにいい加減です。店の出入り口の消毒液も形だけで中味をちゃんと交換しているのかも定かではありません。コロナ前には意地でも手洗いなんかしなかったわたしが、事あるごとに手を洗い、水道がなければ手持ちの消毒液で何度も拭いてきました。外から帰れば何も触れてなくても石鹸で手洗い。それがこの3年間のルーチンでした。今も基本的には手洗い、消毒をしてはいますが、各々の所作がちょっといい加減。「ま、形だけやっとけば大丈夫じゃない?」的な気持ちがどこかに巣くってしまった気がしてます。ドアノブは相変わらず人が一番触ってないであろう部位を捻るので効率は悪い(これは流石にむかしに戻れないまま)。
まあしょうがないと云えばしょうがないのでしょうが、インフル流行期の方がもっときっちりやってた気がします。くどいようだけれど、今、『アフターコロナ』は確かに『アフターコロナ』なのだけれど、それでもコロナは再流行期に突入しています。やるべきことはちゃんとやらなけりゃ!と気を引き締めようと思う今日この頃です。
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