タブーの領域
最近、医療界でも若干タブー視されてきた領域の記事がいくつも出てきていてちょっと目を引きます。
”快楽のための行為と見なされがちな自慰だが、実際には、進化において重要な役割を果たしている可能性があるようだ。ヒトを含む霊長類の自慰行為は、少なくとも雄にとっては、生殖の成功率を高めるとともに性感染症(STI)への罹患リスクを低減させる効果のあることが、英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のMatilda Brindle氏らによる研究で示唆された。この研究結果は、「Proceedings of the Royal Society B」6月7日号に掲載された。”
男(オス)のマスターベーションのメリットは、「精子の新鮮さを維持」「性感染症対策」「弱いオスが子孫を残す手段」という3つだと云うのですが、学問的な口実はいいとして、やはり現代社会の人間についていえば、やっぱり『マスターベーション=快楽』でいいのではないでしょうか。でも、愛おしい人を思って自分で独り想いにふける行為は決して不純な物ではないと思います。
<勃起不全治療用のゲル剤、米FDAがOTC製品として販売承認>
”米食品医薬品局(FDA)は6月9日、22歳以上の男性向けの勃起不全治療用ゲル剤MED3000(商品名Eroxon)に対して、処方箋を必要としないOTC製品としての販売を初めて承認した。これにより、勃起不全を抱える男性は、症状の治療に外用ゲル剤を使用するという選択肢を持てるようになる。”
こっちはもっと現実的な話。社会的には避妊の方向ばかりだったのに、男性のEDの悩みに積極的に取り込ませようとする・・・こういう話題があえて人目に触れる場に出てきているのは、出生率の低下やセックスレスの社会に対するある意味”啓蒙”活動のひとつなのかもしれません。
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