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酒は筋肉を減少させる?

大量飲酒は後年の筋肉量減少のリスクを高める

 ”中年期や老年初期における大量の飲酒は、骨格筋量が減少するサルコペニアやフレイル(虚弱)のリスク増加をもたらす可能性のあることが、新たな研究で示唆された。英イースト・アングリア大学(UEA)ノリッジ医学部教授のAilsa Welch氏らによる研究で、「Calcified Tissue International」に5月25日掲載された。”(CareNet2023/07/04配信)

”「ほとんどが50〜60歳代だった本研究参加者において、体格やその他の要因を考慮しても、アルコールを大量に飲む人ではあまり飲まない人に比べて骨格筋量が少ないことが明らかになった」「ワイン1本やビール4〜5パイント(英国での1パイント=568mL)に相当する、1日に10ユニット(1ユニットの純粋アルコール量は約8g)以上のアルコールを摂取する人では、後年になって確実に問題が生じる」「この研究は、アルコールの大量摂取が骨格筋量に有害な影響を与える可能性があることを示すものだ」「加齢に伴う骨格筋量の減少が筋力低下やフレイルにつながり得ることは、すでに明らかにされている。つまりは、中高年期に日常的に多量の飲酒を避けるべき新たな理由がまた増えたということだ」

一昨日の記事に続いて、これまた適齢期に入ってしまった酒飲みオヤジには無視できない記事です。まあ、書いてあることは事実だとして、ここに書かれている量は本当に大量なので自分には該当しないなと一応胸を撫で下ろしたものの、『酒が多いと筋肉がやせる理由』は何なのでしょう。アルコールによって肝機能が低下するためにタンパク合成が支障を来すとか、アルコールだけ飲んで栄養失調状態になるからだとか、あるいは大酒飲みのアル中だから日ごろ運動しないからだとか、何らかのメカニズムに言及してほしかった(原著では書かれているのかもしれないけれど)。

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