渋滞報道
「どうしてテレビ局って、やり方を何十年も変えないんだろうね」
いつもの様にお盆の高速道路の大渋滞を報道するためにわざわざその渋滞の流れの中に車を出して身を置きながらレポートするライブ動画を見ながら、妻が呟きました。「あなた方が、その大渋滞をつくる一因になっているのだから、意味のない移動をするな! 用事があって渋滞にハマっている人たちにとって迷惑以外の何ものでもないのだぞ!」とずっと昔から批判を浴びていても、必ず各社がこれをやる。
「バブルのころはヘリを飛ばせた事もあったけど、あれはあれで顰蹙だったしね」
「渋滞情報なんて、定点カメラの映像で十分でしょ」
「今なら、ドローン飛ばせればいいんじゃないの?」
まあ、けだし正論であります。第一、そのテレビ報道を見ているのは茶の間の渋滞に関係ない人間、ほとんど野次馬的な連中。移動中の車の中のナビで見ている連中は、そんなの見てもイラつくだけで何の参考にもならない・・・このリアル報道の恩恵を受けている人なんて、ほとんどいないに違いないです。
台風報道や大雨災害報道も相変わらず。さすがに風に吹き飛ばされそうな”新人の登竜門”みたいなライブ配信はなくなりましたが、それでもわざわざ大雨や嵐をバックにしてマイクを持たされます。「要らないでしょ、その画」「一般の人からの投稿動画の方がはるかに臨場感がある」と世間も大多数の人が思っているはず。社屋の屋上カメラの画像を見せながら声だけレポートするので十分ではないのかしら。
と、このシーズンには毎回思うのですが、一向に進歩がない。これでは、たしかにテレビ離れされてもしょうがないでしょう。
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