ゴルフはカラダに良いのか悪いのか
”屋外で長時間プレーするゴルフを習慣的に行うと、皮膚がんリスクは高まるのか。そんな疑問に答える横断研究結果がBMJ Open Sport Exerc Med(2023; 9: e001597)に発表された。オーストラリア・University of South AustraliaのBrad Stenner氏らは「ゴルフを月1回以上行う人の皮膚がんの生涯罹患率は一般集団の約2.4倍であり、紫外線(UVR)への長時間の曝露について、予防策を講じる必要がある」と注意を促した。”
『四十の手習い』で始めたゴルフの腕は一向に上達せず、『下手の横好き』と云えるスコアにもならないままにそれでも夫婦や友人と事あるごとにプレイしているわたしですが、こんなデータ並べられても困ってしまいます。日光の紫外線が悪影響を与えると云いたいのでしょうが、炎天下の長時間スポーツは他にもたくさんあるでしょうに、あえてゴルフな理由は何なのでしょう?
一方で、こんな記事もありました。
”老後も健康でいたい人は、ゴルフクラブを持ってグリーンに出ると良いようだ。新たな研究から、心臓の健康を向上させるという点で、ゴルフはウォーキングやノルディックウォーキング(特殊なポールを用いたウォーキングによる全身運動)よりも優れていることが明らかにされた。研究論文の筆頭著者で、東フィンランド大学(フィンランド)生物医学/スポーツ・運動医学研究所のJulia Kettinen氏は、「ゴルフは体を動かす意欲を高め、あまり距離を意識せずに長く歩けるという点でも優れた運動方法である」と述べている。この研究は、「BMJ Open Sport & Exercise Medicine」に2月6日掲載された。”
確かにゴルフは高齢になっても楽しめるスポーツの代表ですが、別に「健康のために」やっているわけでもないところがあるのは事実です。ゴルフは一人ではできないスポーツだから、「必ず仲間が要る」という足枷もこれからのわたしには重要なのかもしれません。
もっとも、昨今の異常気象。雨が降ればゲリラ豪雨で激しい雷雨のためにハーフでやめさせられることも少なくありませんし、晴れたら晴れたで猛暑・激暑。早朝プレイするのでなければほとんど自殺行為に近く、体調不良で途中棄権する仲間もたくさん居ました。地球が異常気象だらけになる中で、自然を相手にするゴルフというスポーツはそれ自体が健康に良いか悪いか論じる以前の大きな問題が存在しております。
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