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酒のつまみ

最近、夕食の食卓がとってもシンプルです。ヨシケイの料理だからだというのもありますが、つい数週間前まではもっと何品も料理が並んでいたような気がします。アレルギーが年々多くなって自分で食べられない物が増えてきた妻ではありますが、そもそも料理好きでしかも自他共に認める料理上手ですから、作ろうと思ったらもっとたくさんの料理をちゃっちゃっと作ってくれることでしょう。まあ、わたしも妻も、あるいは偶にやってくる友人も、若い頃より少食になったので「作りすぎてもなぁ」という思いはあるのかもしれません。

でも、夕食の食事内容が変化した一番の理由は、わたしが晩酌習慣を基本的に止めたことによるのだろうと考えています。夕食の準備をするときに、これまで何年もまず「これを酒のつまみにして先に始めといて」というパターンで料理が出ていました。「うちは小料理屋ができるよね」と自分で云うくらい、妻の料理は酒のつまみにうってつけの量と味なのです。それを食べながら酒を飲み始めるもので、いつからが晩酌でいつからが夕食なのかよくわからなくなるというパターンでした。それが「原則として夕食前に酒を飲まない」と云ったものだから最初からメインディッシュになって、主菜と副菜というシンプルメニューに変わったわけでしょう。

晩酌をするとき、「酒のつまみとしての料理」なのかそれとも「料理のアテとしての酒」なのか、と考えたことはありますか。わたしの中学時代の同級生は「ボクは明らかに後者だね。おいしい料理を食べるときにそれが活きるような酒を選ぶから、まず料理ありきだね」と断言していたのを思い出します。わたしは明らかに前者。酒を飲むためにそのつまみになる料理を見繕うわけで、云うならば「酒さえあればつまみは何でもいい」というパターンです。のんべーに云わせれば「そんなのどっちでもいいよ。とにかくおいしい酒とおいしい料理を一緒に食べられるのが最高さ!」と締めくくるわけでしょうけれど・・・でも、最近その違いがちょっと気になるようになってきたわたしです。

 

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