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2023年11月

男は炭水化物、女は脂肪!

炭水化物摂取量と死亡リスク、日本人は男女で逆の関係に~J-MICC研究

 ”これまで、炭水化物や脂質の摂取量と死亡リスクの関連を検討した研究において、一貫した結果が得られていない。そこで、田村 高志氏(名古屋大学大学院医学系研究科予防医学分野 講師)らの研究グループは、日本多施設共同コホート研究(J-MICC Study)に参加した8万1,333人を対象として、炭水化物、脂質の摂取量と死亡との長期的な関連について検討した。その結果、男性では炭水化物の摂取量が少ないと死亡リスクが高くなり、女性では炭水化物の摂取量が多いと死亡リスクが高くなる傾向がみられた。本研究結果は、The Journal of Nutrition誌オンライン版2023年6月2日号に掲載された。”(Care Net 2023/06/16配信)

ちょっと前の記事だけど、これはなかなか興味深い話で、生活習慣病の食事指導にも使えそうな面白いデータです。炭水化物の男女差だけでなく、脂質摂取が男性は多いほど死亡リスクが高くなり女性は多いほどリスクが低くなるというのも面白い。

「男性では炭水化物の摂取量が少ない場合、女性では炭水化物の摂取量が多い場合、死亡リスクが高くなる傾向がみられた。炭水化物の摂取量が比較的多い日本人成人では、脂質の摂取量が多い女性の死亡リスクが低下する可能性がある」ということで、要するに、女は炭水化物を控えて脂肪を摂る方が健康を得られるけれど、男は炭水化物を控えて脂肪有意になるダイエットは逆効果だからやめておけ!ということですね。

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げっぷ

げっぷ(医学的には『噯気(あいき、おくび)』と呼ぶらしいがあまり使ったことはありません)が最近になってよく出ます。胸焼けというより胸の詰まった感じもよく自覚するようになりました。

まあ、空気の飲み込み過ぎ(呑気症)とか食べ過ぎ飲み過ぎで胃酸が多く出た時に起きるということは知っていますが、そんな生活面の変化がないのに、ここ2週間くらい急に自覚し始めていてちょっと気になっています。たしかその1、2週間前はオナラが尋常でない臭さだったり便秘だったりの便通異常でも悩まされましたが、今のメインの悩みはげっぷです。きっかけは高血圧の内服薬が替わった辺りからのような気がします。朝はR-1しか口にしないのでアムロジピンの頃は夕食後に服用していたものをイルアミクスに替わってイルベサルタンが朝服用した方がいい薬だと判断して朝服用に変えたのです。空腹時に服用するから胃が荒れたのかなと思わないでもないけれど、それでも急すぎる気もする。便秘になったのは薬の影響を否定できないかもしれないけれど。思えば、内服薬を最初に始めた時に選んだのはディオバン(ARB)でしたが服用してすぐに噴門部に潰瘍ができてその治療やらピロリ除菌やらやりまして、たぶんディオバンは関係ないだろうと云われたけれど気味が悪いからCa拮抗薬のノルバスクに変更した経緯もありますから、意外にARBが私の胃には合わない可能性がないわけではないかもです。

一方で、遠い昔、噴門がんで若くして亡くなった母が、いつもげっぷやしゃっくりをしていたのを思い出します。そんな症状が続くから何度も胃腸科に行って検査を受けたのに見つけてもらえず最後は全身転移で亡くなりました。あの時の事を思うとこれまた気味が悪い。一応ピロリ除菌は二次除菌で完了したはずだし、治療後は健診の胃内視鏡検査で生検を受けることもなかったから、大丈夫だとは思うのだけれど。

「手遅れにならないうちに早く胃カメラしてもらった方が良いんじゃないの?」と妻は云う。「12月15日が職員健診だから、その時に診てもらうよ」「そんなこと云って、もっと早くに診ておけば良かったとかいうことにならないでよ」そんな最近の夫婦の会話です。2週間遅くなっても大して変わりはないと思うのですが、妙に気にはなっている今日この頃です。

 

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『かるしお』

減塩の新しい考え方「かるしお」を提唱 塩分を控えて高血圧を予防・改善

国立循環器病研究センター(国循)は、減塩の新しい考え方として「かるしお」を提唱している。これは「塩を軽く使っておいしさを引き出し」、上手に減塩するということ。塩分のとりすぎは高血圧の発症に大きく影響する。心血管疾患や脳卒中、腎臓病を予防するために、高血圧を予防・改善することを考えながら、食事を改善していくことは重要となる。減塩をさらに啓発するため、「かるしお認定制度」も推進している。これは、生活者が手軽にはじめられる食スタイルの提案と、企業の経済活動とを関連づけて、減塩を持続させ発展性させようという試みだ。”(保健指導リソースガイド2023年11月20日配信)

冬は血圧が高くなりやすい 85%の人が健診で「高血圧」と言われて改善行動を実行 脳卒中や心臓病を予防

オムロン ヘルスケアは、30代~70代の男女1万人を対象に、高血圧に対する意識と行動に関する調査を実施した。健康診断や人間ドックで3人に1人が「血圧が高め」と指摘されており、指摘された人の85%は、何らかの改善行動をとっていることが示された。「血圧が高め」と言われた2人に1人は、「医師の診察を受けた」と回答。「塩分を控えるなど、食事に気を付けている」「自宅で定期的に血圧を測定している」という人も38%に上った。「高血圧や糖尿病などの慢性疾患は、日々の生活をみつめなおして改善することで予防・改善することができます。血圧が高い状態が長く続くと、心臓に負荷がかかり心不全などを発症する原因になります」と、専門家はコメントしている。「これから寒くなるにつれて、平均血圧も高くなる傾向があります。冬場は脳卒中や心臓病などの高血圧に起因する疾患の発症が増える時期でもあります」と注意を呼びかけている。”(保健指導リソースガイド2023年11月20日配信)

冬場になったら高血圧症の記事が目白押しです。奇しくもわたしも血圧コントロール不良で2週間前から内服薬の変更を余儀なくされたばかりですので興味を持って拝読させていただきました。でも、書いてあることはもうほぼ実行していることがほとんど。参考になるようなならないような・・・わたしは結局薬剤の調節しか手がないのか?と思うと、正直ちょっと寂しい気持ちにはなります。
 

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アルコール濃度

自分で云うのもなんですが、いつの間にかわたしの飲酒量は明らかに減ってきました。コロナ禍以降、外で飲む機会はほとんどなくなりましたし、最近になって職場の宴会や忘年会も復活の許可が出てはいますが意図的に参加を辞退しています。晩酌の酒も『経済的な理由』で最低限しか買わなくなったこともありますが、意図せずして適量飲酒のレベルが保たれています。まあ、妻に云わせれば「それならそのまま止めればいいのに」ということであり、自分でも「なんか今夜は飲まなくてもいいかな」と出勤時に思うことは何度もあるのですが、結局夕方になれば何某かのアルコールを手にしてしまっている状況ではあります。

そんな中、先日2種類のアルコール飲料を妻が買ってきました。アルコール濃度0.5%のアサヒ『ビアリー』とアルコール濃度3.5%の『スーパードライクリスタル』です。それを試しに飲んでみました。正直なところ、「何でこんな中途半端な濃度のものを作ったんだろう?」と不思議に思っていたのです。ノンアルコールビールも存在の意味がよくわからないと思うし実際飲んでみると決してビールの味ではないし、「こんなの飲むくらいなら炭酸飲料飲んだ方が良いのでは?」とか思っていました(そう云いながら県外のプロサッカーの試合観戦する時はノンアルを注文してしまいますが)。で、このアルコール濃度の低いビールも存在意義なんかあるのか?と疑ってかかっていましたが、飲んでみると、それが意外においしいのです。口触りの良さだけでなく、コレだけで十分満足な気分になったわけです。

ビアリーはそもそもの概念が違っているのでしょうが、スーパードライの薄いやつはそれこそ「どうして作ったの?」と意図がわかりませんでした。酒飲みにとって、アルコールは美味さとともにその濃度、どれだけ美味しく酔えるか?が醍醐味なのではないかと思っていたわたしは、今回激しくカルチャーショックを受けました。そもそも日本のビール濃度は⒋5%だったのにいつの間にか5%が主流になり最近は6%のモノも多く、濃いからと云って値段が高いわけではない、どうせ飲むなら濃度の濃いやつを選ぼうか、と云ったバイアスもかかるものだと信じていました。だから半端に薄いビール作っても飲む本数が増えるだけなんじゃないのか? いやそもそもそんな薄いビールで満足なんかできるはずがない!と思っていたのに、飲んでみたら「コレだけで十分満足できる」と感じ、追加することなく良い感じに酔えて驚いたわけです。

どうなんでしょう。世のアサヒスーパイドライフリークの皆さんは、どんな感想なのでしょうか? コレで皆が満足できるならこの機会にビール濃度が下がってしまってもいいのではないでしょうか。まあ、濃度が下がったから値段が下がったわけではなく(むしろ実勢価格はクリスタルの方が高いかも)、酒飲みが同じ値段あえて安い方を選択することができるのかどうかという懸念はありますが。

 

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しょうがないと思うこと


何だか急に、現実の自分の心身の衰えに対して抗う気持ちが失せてきていることに気づき始めました。

左頬のシミが以前より大きくくっきりしてきました。いわゆる“老人シミ”てやつです。年寄りに見られるからイヤやなぁと肌のケアに気を付けていたけれどもうどうでも良くなってきました。「皮膚科で外科的処置をしない限り薄くはならないわ」と悟りましたから。最近妙に頭が痒いなぁと思って掻いていたらどうもハゲていってる証だったと悟りましたし、顔が妙に痒いなぁと思ったらどうも新しいシミができている証のようだし、これは気にしていても埒があかない。

最近速記ができなくなってきました。学会講演の内容を急いでメモしようとするのだけれど全く追いつかない。記銘力が落ちて今聞いたことを覚えられないのもあればすぐに文字が浮かばなくなったのもあるのでしょう。それでも大急ぎで書き留められる分だけは書くようにしています。けれど、書いた文字を後で読み直そうとするとそもそも書いた文字が読解不能で、昔は前後関係で何とか想像できていたけれど、それも全く無理な単語(日本語の文字とは思えない悪筆)も少ない今日この頃。そりゃ、何でもかんでもスマホで写真に撮ってしまう習慣がこんなことを招く誘因にはなったのでしょうが、やっぱりこれも年齢的衰えであることは否めますまい。

はいはい、こんなグチはここにも何度も書いてきましたとも。ただ、今回の大きな変化はこれをグチで終わらせてしまっているところ。「こんなことではいけない。今、ここで抗う強い気持ちを持って生きていくことこそがアンチエイジングなのだから。負けてなるものか!」という内容で締めくくっていたはずです。どうもその気持ちがなくなっちゃったみたい。これもまた現実だから、ちゃんと書き留めておきましょう。

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高齢ドライバー

高齢運転者の事故リスクは若年者より低い

高齢運転者には運転免許更新時に高齢者講習と認知機能検査が義務付けられるとともに、免許返納が奨励されている。運転をやめれば事故を起こすリスクはなくなるが、移動手段が限られることで生活に支障を来し、健康を損なう恐れがある。そのため、高齢運転者対策は事故を起こすリスクと健康を損なうリスク双方に配慮しなければならない。筑波大学医学医療系教授の市川政雄氏らは全国で発生した交通事故のデータを基に、高齢運転者が事故を起こすリスクについて検討。事故リスクは中年期以降、高齢になるにつれて高くなるが、若年運転者と比べると低いことが分かったとJ Epidemiol(2023年10月7日オンライン版)に報告した。”(Medical tribune2023年10月23日配信)

最近も歩行者の中に突っ込む自動車事故があちこちで報じられていますが、どれも高齢者というより若年者が多いように見受けられます。なのにあまり運転者の年齢のことが報じられません。方やコンビニや病院に突っ込んだ車の運転者が高齢者だと「それみたことか」と云わんばかりに「これも高齢ドライバーでした」と括られます。おそらく、その方が視聴者が食いついてくれるからでしょうが、絶対に事故を起こすリスクは無謀運転や改造車運転している若年者の方が多いはずだと感じていました。ただ、「高齢ドライバーは事故を起こすと自分が大けがしたり死んだりする率が上がる」ということだけは確かのようです。最近”ヒヤリ・ハット”が運転中に多くなったと自覚しているわたしですのでそこのところがちょっと気になっています。それが不安だから若い時より慎重な運転をしているつもりですが、咄嗟の判断が衰えていることは否めないところで、歩行者に気づかなかったり対向車が向かってきたりする時に反応できないことがあるのは事実です。

これらの結果から市川氏らは「高齢運転者は自身が起こした事故で死亡するケースが多いものの、事故リスクは若年運転者と比べて低く、衝突相手の死傷リスクは他の年齢層と同等であることが示唆された。運転をやめることで健康を損なうリスクが生じうることを考えれば、過度に高齢運転者の免許返納を求めることは控えるべきかもしれない。運転継続のための支援と運転をやめた後のモビリティ支援をセットにした対策が必要」と提案している。

そうです。ここのところをマスコミも行政ももっともっと強調してほしい。
 

 

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糖尿病薬とダイエット

減量目的のGLP-1作動薬で膵炎リスク9倍

糖尿病治療薬のGLP-1受容体作動薬を減量目的で使用する例が近年増加している。糖尿病に対するGLP-1受容体作動薬の使用が胆道疾患、膵炎、腸閉塞、胃不全麻痺など消化器系有害事象のリスクを高めることが報告されているが、減量目的での使用については安全性が確認されていない。カナダ・University of British ColumbiaのMohit Sodhi氏らは、減量目的でのGLP-1受容体作動薬使用による消化器系有害事象リスクを評価。膵炎リスクが9倍に上昇するなどの結果を、JAMA(10月5日オンライン版)で報告した。”(Medical Tribune2023年10月20日配信)

最近話題の糖尿病薬のGLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬。そのいずれもがダイエット効果の方で話題になってしまっていることをつい最近知りました。実際、この2つのこと(作用や商品名)を知りたくてネット検索したら、ことごとく『ダイエット』の話題でヒット。「通販で買うならどの商品が一番ダイエット効果が強いか」とか「GLP-1療法できれいに瘦せられるプログラム」とか・・・純粋に治療としての効能や注意を見つけようとするのは容易ではなくて、驚きました。

GLP-1受容体作動薬は、もともと体内にあって血糖を下げる作用のホルモンであるGLP-1の作用をさせる薬剤で、インスリン分泌を促して血糖値の上昇を防ぐ作用があるけれど空腹時には作用しないため低血糖は起こりにくい薬剤ですが、一方で食欲中枢へ働きかけて食欲の抑制、満腹感の維持といった効果があるので体重減少作用が認められている薬です。

SPLT2阻害剤は、腎臓からのブドウ糖の再吸収を抑えて尿中に糖を出すことで血糖コントロールをする薬で、服用している患者さんが多い様子です。出初めの頃は怪しい眉唾モノの薬として専門医でも疑いのまなざしで傍観されていましたが、血糖がスッキリ下がるだけでなくみるみる瘦せていったり腎機能が良くなったり腰痛が改善したり、想定されていなかった効果が続出して注目を浴びるようになりました。

ただ、こういう治療薬がやせ薬として注目され、ネット販売で買えたりする世の中になるとちょっと危ないなとは思います。以前話題になった甲状腺ホルモンを含ませて劇的なやせ薬として販売されたモノは命に関わる健康被害をもたらしましたが、今回の糖尿病治療薬は低血糖を起こさせない安全な薬というのが売りなものだから平易に飛びつくのだろうと推測しますが、インスリンという人間の代謝に直接作用するメジャーなホルモンをむやみに弄って何もないはずはないということは素人でもわかること。今回のような報告が、本来の目的ではない用途に歯止めをかけるきっかけになるといいと思いますが・・・ダイエット業界はそんなきれい事では済まさない悪魔と妖怪が蠢(うごめ)いている世界だから、そんな簡単にはいかないでしょう。

 

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画像供覧に思う

今日は月一回の画像供覧の勉強会に参加しました。毎回、この時間が終わると心が折れそうになります。

まずは、「この胸部レントゲン写真、どこに問題があるかわかりますか?」と質問。ほとんど1年前のレントゲン写真と変わりないように見えるがあえて云えば右の肺門陰影の増大? 「そうです、ここです」とAI画像を出すがほんのわずかな異常検出。「でもこれをCADで描出すると」・・・とても大きな結節影が浮き出てきました。私が見つけた肺門陰影はリンパ節で、その下に大きな結節。実はコレは悪性度のとても高い小細胞がんでした。1年前の写真には何もありません。しかも画像処理ソフトを使ってやっと見つけられるほどの画像・・・おそらく集団検診や普通のレントゲン読影では見落とされる可能性が極めて高い写真。

次は膵臓。腹部エコーで膵臓に大きな所見はなかったのに、たまたま撮った低線量胸部CT検査で膵臓体部の大きな塊がみつかりました。1年前はほとんど正常の膵臓画像なのに。しかもエコーで見つけられなかったのに・・・これは膵臓がん。腫瘍マーカーもアミラーゼも炎症反応も異常値は示さず、もちろん自覚症状もない。たまたまCTを撮ったから見つかった膵臓がん。そんな症例画像が何例も提示されました。1年前(おそらく半年前でも同じかも)に異常がなくても信じられないほど進行してしまうことがあるのが膵臓がん。

どうしますか。膵臓がんなんてどれだけ生活に注意していてもできるし、毎年人間ドックを受けていても手遅れになる危険性がある。「最近身近の人が膵臓がんになって怖くなって」と人間ドックを受ける人が急に多くなってきましたが、検査して異常なしと云われて「良かった」と胸を撫で降ろしたところで3ヶ月後のことは保証されていないことになるのです。

そんな病気であることに医者としては無力感を感じるだけでなく、いつ自分が患者になるかもわからないという怖さも痛感する。そしてそれ以上に読影者としては”見落とし”しそうで怖いのです。この勉強会で紹介された症例はたまたま見つけられたモノばかりだけれど、見落とされて然るべき所見ですから、実際にはたくさん見落とされてしまった(もっと早く見つかったかもしれないのに)人が存在するに違いないのです。だから、いろんな意味でわたしは心が折れそうになるのです。

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各々のその後

コントロール不良の高血圧症に対して薬剤を変更してちょうど1週間。自覚症状としては何ら変化はなく、ふらつきや動悸などの副作用すら何もありません。コロナワクチン接種後と同様、何もしてないのと同じ感覚なのがちょっと不安ですが、朝晩測る血圧はたしかに若干低下している模様。120とか110とか「測り間違いじゃないの?」と目を疑う値が時々出るようになったから、1ヶ月後の24時間持続血圧計の値を期待できるかもしれません。できたらサイアザイド系薬剤の追加はしたくないからなぁ。

腹囲は残念ながら先週末までには減らすことができず、案の定冬用スーツのズボンはダメでした。留まらないわけではないけれど長時間運転したら腰を傷めそうだし、法事の料理食ったらチャックが壊れるかもしれないと思って断念しました。もっと若い頃(身体が大きかった頃)に作った喪服が何とか入ったのでそれで事なきを得ましたが・・・このお腹、あと3週間(職員健診の日まで)でどれだけ縮められるだろうか。ちょっと自信がありません。

一週間前に7回目のコロナワクチンを接種した妻がその翌日から襲われている神経痛。接種の腕と反対側の上腕から首にかけての痛みが一向に治りません。マッサージを受けたりテルミー(温熱)療法をしてもらったりビタミン剤飲んだりいろいろしているものの悪化もしないが改善もしません。「頚椎症なら、そんなものよ」と云ってあげたけど、「もしや帯状疱疹ができかけているのではないか」と心配している模様。「皮膚の表面がピリピリするの。皮膚に何かできていない?」と、2度の帯状疱疹を経験している本人の直感。コロナワクチン後の副反応に帯状疱疹はたしかにあるから。ということで今日整形外科を受診して頸椎ヘルニアの診断は受けましたが・・・「帯状疱疹になる可能性は否定できない」と云われて凹んでいます。

 

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やめ時

今、医局のわたしのデスクの上には日本心臓病学会の年会費納入の請求書と振り込み用紙が放置されています。これを振り込むかどうか、ずっと悩んでいます。先日も書いたように、振り込みしても職場の医局費を使って全額戻ってくるのでお金に関しては別に振り込んで継続してもいいのですが、おそらくこの学会の学会員であることのメリットがもはやほとんどない。臨床医として循環器内科の実務をしているわけでもなければ心臓病学会の専門医資格を持っているわけでもない。今後、学術集会に行くこともないでしょう。定年をもうすぐ迎えるに当たって、そろそろ”やめ時”が来ているのではないか、という思いです。

学会には他にもたくさん入っています。専門医資格を継続する学会や今の仕事に関連する学会はまあ働いている間は継続するとして、おそらく半分くらいの学会はこの機会に脱会してもよさそうなのですが、ただ、「辞める」というどこかうら寂しい”終焉”の感情が、自分をなかなか行動に移させられないでいる大きな要因なのだと理解しています。それでも、これから「終わる」「辞める」という選択は少しずつ出てくることは覚悟せねばなりません。専門医やさまざまな資格も、更新したら少なくとも5年は有効なものがほとんど。普通、更新した時から次の5年後の更新のために学術集会に参加したり研修会に行ったりして更新単位を取っていくわけですが、今更新したとして5年後にまだ同じ業務をしているかと云ったらたぶんもうしていないでしょう。していたとしてもその資格が何の役にも立たないであろうことは明白。だとしたら、もう更新のために勉強する意味なんてないのかも・・・そんなことも、考えていくとついぞ淋しくなっていくものであります。ま、勉強は資格更新のためにするのではなく、自らを高めるためにするものだと考えれば、それはそれで素晴らしいことなのですけれど。

 

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電子申請

わたしの勤務する職場では、学会の年会費は一旦支払った後で申請すると医局費から補填されて支払った全額を返金してもらえます(もっとも、わたしの部署の医局費はすべてわたしが産業医勤務をして稼いだ報酬ですけど)。今までは、郵便振込の用紙の半券か銀行振り込みの領収書の写しを直接事務に提出すればコトが済んだのですが、例のインボイス制度のおかげでまあまあ厄介になりました。

今回、日本総合健診医学会の年会費を三井住友銀行のネットバンキングで振り込みました。添付の振込用紙で郵便振込するか三井住友または三菱UFJで銀行振り込みするかの選択肢がありましたが、郵便振込なら手数料がかかるのに対して銀行は同じ銀行のネット払いなら手数料が要らないから。手数料がかかっても支払った額の全額を申請できるのですが、無駄な手数料はない方が職場も助かるかな、と思って。

ところが、いつものようにパソコン画面に出てきた銀行からの振込完了通知を印刷して提出したら、「それではダメだ」と突き返されました。ネットバンキングがネット払いなのだから、紙に印刷するのではダメで画面の表示をデータで提出しろ!と。そうか、そういうことか。テレビでうるさく云っているのはこういうことか。でも、領収書を銀行が出してくれる訳でもなければ学会が出すわけでもないので、さてさて何をどうしたらいいのか良くわかりません。銀行ホームページの今まで見に行ったこともないような片隅の項目内に入り込み、それらしき振り込み内容を書いたページをスクリーンショット。それの必要部分だけを切り取って、ワードに貼り付けた後にPDFファイルで保存。今までしたこともない作業を右往左往しながらやって、そのデータを職場の申請アプリに貼り付けて・・・一応申請完了。ドッと疲れが出てしまいました。

提出した物は相手が正式に出してくれたインボイス制度用のナンバーが入った書類でもなく、単なる振り込み証明の画像を勝手に盗撮したものです。紙に印刷するのと何が違うのかさっぱりわかりません。まあ、経理の方も手探り状態なのでしょうけれど・・・「一度経験したから次からは簡単さ」と思うけれど、たぶん2度としますまい。だって、郵便局で郵便振込さえすれば手数料はかかるけど紙で領収証明されるわけで、それならそのまま簡単に提出できますもの。

こんなマンガのような煩雑な手続きをまことしやかに要求するインボイス制度、きっとすぐになくなるかもっとルーズなルールに変わると思います。だって全く無駄な労力と時間がかかる上に大部分の事業者には付いていけない内容なのですもの。

 

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週末は法事なのに

どうしたどうした私の身体?

「最近まあまあ意識してがんばっているからそろそろ減少に転じてきたかな」と期待して体重計に載ったら昨日よりさらに400グラム増えていたぞ。1週間前より1.5キロ、2週間前より2キロ以上の増加。なんやなんやこの急激な右肩上がりの成長線は? 曲線というより直線だぞ。1ヶ月後が健診だから、急に身体が張り切ってエネルギーを貯め始めたってことかい?いや、そんなことよりも、今週末には北九州で叔父の四十九日の法要があるというのに、スーツのズボン入らないのじゃないのかな。コロナ禍で出張もなかったからスーツなんて着る機会なかったけど、ここ半年は体重減っていたから全然余裕だと思っていた。今日から絶食しても無理やろうな?

よく、「何も生活が変わってないから太ってきた原因がわからない」と云うドック受診者さんがいて、「それは気づかないうちに食べる量が増えているか、そうじゃなかったら基礎代謝が落ちてきたと考えて運動も食事も一つギアを上げるしかないですね」と答えていたのだけれど、そのまま自分に返ってきてしまいました。「今までと同じことしてても増える一方のサイクルに入ってしまったのだから諦めて悪あがきしてください」と他人には気軽に云えるけど、自分はまだそんなこと認めたくないのです。何も生活パターンが変わっていないはずなのにこの3週間で3キロの増加なのだから、これは異常ですよ、やはり。

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しゃべり倒す

先日、テレビで柳沢慎吾さんが出演しているのをみました。

もう還暦越えの61歳だというのに、若いころとまったく変らない。番組の間中ずっとしゃべり倒していましたが、とても滑舌が良い事に驚きました。最近還暦越えのタレントさんがコメントすると大なり小なり滑舌が悪くなっているのに気付きます。毎日しゃべる仕事をしているわたしも、最近明らかに滑舌が悪くなって「え?」と聞き返されることが多くなったし、自分でも口がまめらずに云い直すことが増えてきたことを実感しています。

でも、柳沢慎吾さんは明らかに若いころと同じように滑舌が良い。毎日ボイストレーニングや発声練習をしているのではないでしょう。おそらく、昔から変ることなくプライベートでも仕事でもずっとしゃべり倒してきているからに違いないと思います。そして、そんなだからこそ、アタマがとても若い。遠い昔のエピソードを鮮明に覚えているし、ちょっと振られたネタを完璧に実践できるのに驚きました。いつもやっていることだから、とはいえやはりスゴいと思います。

「やっぱり、『注意欠陥・多動症の人は呆けない』ってホントだね」・・・一緒にテレビを見ていた妻がボソッとそんな過激なことを云いました。

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血圧のコントロール

今朝の家の血圧は138/93mmHg、でも今朝の外来での血圧は181/120mmHg。そうなんです、わたし血圧たぶん外では想定以上に高いんです。20年来カルシウム拮抗剤(アムロジピン)だけで引っ張ってきていたのは、自宅や健診で測定する血圧がまあまあ(ややコントロール不良程度)だったからなんです。でも、この1年~1.5年、外来受診したときに計ったら極端に上がっていることを知っています。症状も特にないし誰も処方の相談に持ってくれないからほったらかしていましたが、さすがに重い腰を上げました。

うちの職場の循環器内科で24時間自動血圧計を装着したのが1週間前です。今日診察を受けました。結果は、

一日平均153/100mmHg
昼間区間159/105mmHg
夜間区間132/81mmHg

わたし、正直意外でした。30分ごとに測定するたびに値を見ていたから、もっとひどいと思ったのです。昼前に装着して以降いつも160~180/110~120mmHgの数字が見えていたからです。たしかにこの日は寝苦しくて睡眠不足だったし昼間も蒸し暑くでイライラしていたから、そんな日だったからかなと言い訳する準備をしていたのです。でも、2日目の午前中の血圧があまり上がらなかった(130とか140とか)ものだから、おしなべて平均を取ってしまうとこんな結果になってしまったわけでしょう。ちょっと肩すかしでした。

でも「治療中の家庭血圧としては収縮期も拡張期もあと30mmHgは下げないと危険ということになりますので、とりあえずARBとアムロジピンの合剤である『イルアミクスHD』に変更してみましょう。これで改善不十分ならさらにサイアザイド系薬剤も追加にするかも、です」と、しっかり釘を刺されました。ありがたいことです。面倒くささに負けて漫然と服用しながら外来で高くても「先生は循環器科医なんだから自分で処方すれば良い」と云ってとりあってもらえなかったわけだから。やっとこさ、まともな治療を受けられます。願わくば、この治療方針で血圧が落ち着いてくれますように。

 

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6つの提言

どうしたことか、何かと『6つ』という数字が目に付く今日この頃です。今回は同じメルマガに2つの『6つの提言』がありました。

働く人のメンタルヘルスケアをどうする? 労働者のストレスやうつ病を改善 6つの対策を提言 東京大学

労働環境によるストレスとうつ病の発症とのあいだに関連があることを、東京大学などが明らかににした。従業員の健康を高めることは、生産性を高めることにつながり、指導者や経営者にとっても重要だが、労働時間・作業方法・組織・人間関係・職場のレイアウトなど、職場環境の整備の多くは個人レベルの介入に焦点があてられており、組織や労働環境を改善する組織レベルの積極的な介入は不足している傾向が示された。研究グループは、職場のメンタルヘルス対策の進展を促すために、6つの提言を発表。事業場や部署での仕事の量的・質的負担を適正にしたり、教育訓練プログラムの充実、周囲からの社会的支援を増やすなど、職場環境の改善が必要としている。” 

 『「肥満症対策に向けた6つの提言」を発表 患者・市民・地域が参画し協働 多様な介入手法が必要 日本医療政策機構

 ”医療政策についての調査・研究を行っている日本のシンクタンクである日本医療政策機構(HGPI)は、このほど「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策に向けた6つの提言」を策定した。肥満や肥満症に対して、自己責任論におちいることなく、所得格差や教育格差が健康格差につながらないよう、社会全体で健康増進の取り組むことが重要としている”

分野の違う領域から同じ形の提言がありましたが、『6つ』ってまあまあ多い気がするのだけれど、この数が人が何かを成し遂げるための留意項目として最適な数字と云うことなのでしょうか。ちなみに、ここの挙げた2つはいずれも個人の留意点ではありません。社会や組織がどうするかを考えるときの留意点です。昨日ここに書いた『6時間睡眠』も”6”でしたけど、あれはたまたまかな。

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睡眠の話

大人は6時間以上の睡眠を 厚労省「睡眠指針改訂(案)」公表

 ”成人は6時間以上、小学生は9~12時間の睡眠を――。厚生労働省に設置された有識者らによる「健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会」が10月2日に開催され、改訂案が公表された。約10年前に「健康づくりのための睡眠指針2014」(睡眠12箇条)が出されたが、その後のエビデンスに基づいた推奨事項や注意点なども集積し、検討を重ねたものが、このほど提示された改訂案である。

今さら云うまでもなく、生活習慣病の治療(生活療法)は『運動と食事』と、そして『睡眠』であり、健康志向の現代ではむしろ一番注意すべきは『睡眠』の質と量なのだということが、かなり周知されてきました。

長過ぎる睡眠は病気であることとショートスリーパーの寿命は短いということ。生きものはどうして『睡眠』という無防備で無駄とも思える時間を必要とするのか。先日の人間ドック学会でも話題になっていましたが、かなり奥深い話です。

といっても、ショートスリーパーを地で行く人ほど「オレは別だ」と思っています。睡眠不足や睡眠障害で悩んでいる連中が問題なのであって、自分は2時間、3時間しか眠らなくても全然眠くないし、活動中はしっかり冴えているし、何の問題もない!と主張します。”5時間未満だと肥満リスクは1.13倍(5時間以上と比較)、6時間未満では心血管疾患発症リスクが4.95倍(7時間以上~8時間未満と比較)になる”というエビデンスを示したところで無駄です。「それは統計学的データであって、世の中には例外は当然ある。その良い例が自分だ!」と得意気にそう言い放つはずです。

良いんです。そんな連中にいちいち介入する必要はありません。説得させようとすること自体が無駄骨です。もちろんわたしたちはそういう連中が突然死したり高度の障害で寝たきりになったりした患者さんを何人も診てきましたが、それを提示しても、彼らは「わたしはそんなヤツとは違う」と云うことでしょう。そんな人は放っておきましょう。でも、世の中の大多数の”凡人”の皆様には重要なデータだと思います。生活習慣病やうつは睡眠の量と質が大きく影響を与えます。睡眠不足は酒で酩酊状態になっているときとほぼ同じだと聞いています。運動や食事制限に励むことも重要でしょうが、一番は良い睡眠を取るためにどうしたらいいかを考え実践することだと思います。

 

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ビアリーの方が良いと思う

「ノンアルコール飲料」を活用すれば飲酒量を減らせる お酒の飲み方を改善する効果的な方法に 筑波大学

 ”アルコール飲料の飲みすぎを減らすための対策として、アルコールテイストの飲料、いわゆるノンアルコール飲料を利⽤する方法がある。ノンアルコール飲料の提供により、飲酒量が減少し、その効果は8週間後も持続することを、筑波大学が明らかにした。ノンアルコール飲料によるアルコール飲料の「置き換わり」が、飲酒量を減らすのに効果的である可能性がある” (保健指導リソースガイド2023年10月31日配信)

保健相談の現場ではよくある代替療法の代表だと思いますし、その減酒効果は有意なのかもしれませんが、”酒飲み”の代表として云わせてもらえるなら、「ノンアルビールはビールにあらず」です。よく「〇〇はおいしくてビールの代用になる」とか云っている御仁が多々いますが、少なくともわたしは、ノンアルビールでビールを飲んだ気になれたことは一度もありません。そもそもの味がまったく違いますもの。あれは、あくまでも”ビールテイストジュース”ですが、ビールとは似て非なるものです。その点、ビアリーはおいしかった。『アルコール分0.5%』というのでバカにしてましたが、味はほぼビールでした。飲んだ後の満足感もほぼビールと同じでした。もちろんノンアルではないから運転とか仕事とかを飲んだ後にしたらいけませんが、わたしは健康のためとか酒をやめる前のステップとかに利用するなら、間違いなくノンアルよりビアリーを薦めます。ちょうど禁煙のためにニコチンパッチやガムを使うようなものかもしれません。

でも、ノンアルワインやノンアル酎ハイはたしかに騙されますね。

 

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『再開のとき』

先月発行された機関誌の連載コラムを転載するタイミングを逸していました。内容的にはちょっと陳腐なので気乗りしなかったけれど、やむを得ず提出したヤツです。

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『再開の時』

「毎日歩いていたけど、あまりにも暑くて危険だからやめちゃった」
「長年ジョギングが習慣だったけど、足首を傷めてからずっと走ってないです」

「膝が痛くて」「親の介護をするようになって」「仕事が忙しくなって」「散歩していた愛犬が亡くなって」「コロナでジムが休館になって」・・・運動習慣をやめた理由は千差万別です。人間ドックの結果説明の時に「原因は運動不足か食べ過ぎか」と言うと、「待ってました」とばかりに返ってくる運動量減少の理由づけ。きっちり運動を続けていた人は何もせずにゴロゴロしていた人とは運動への想いが違うとは思いますが、さて、その運動習慣を再開させるのが意外に大変だということは経験した人ならよくわかるはずです。もともと大して運動好きなわけでもなく、やせるためとか生活習慣病対策のためにしなければならないからやっていた運動なら尚のこと、できない大義名分が生じた時にこれ幸いとばかりにやめてしまうのは常人の必定です。

「暑いからやめた運動」の再開日をいつにするか? 「暑くなくなった時」なのでしょうが、そのXデーをどうやって決めるか。「気温が3日続けて25℃以下になったら」などというきっちりした日を決めるのではなく、「そろそろかな」と思った日がその日でしょう。ただ、それを決めるのがむずかしい。一度やめたものを再開するのはめちゃくちゃ面倒くさいものです。でもうかうかしていると今度は「寒すぎて」歩けなくなったりします。人は、できなくなった理由をきちんと分析できます。それを解決させるために何をしたら良いのかもちゃんとわかっています。ただ、それを実行する(できる)かどうかという所に大きな壁があります。運動好きではない人が諸般の理由で運動を中断した場合、それが解決していよいよ再開するというタイミングは・・・禁煙を開始するXデー同様に自分で決めて第一歩を踏み出さねばなりません。本当は、禁煙開始でも運動再開でも、別に「何月何日から」のXデーなんか決めなくてもいいと思います。「ちょっと今から歩いてこようかな」で始めればいい。翌日には面倒くさくてやらなかったとして、翌々日にまた歩いてみて・・・よほどイヤでなかったらそのうち少しずつ習慣が戻ることでしょう(禁煙も同じ感じ・・・何度失敗しても翌日からの再チャレンジを繰り返し続けていけばほぼ禁煙)。

そのきっかけが何であれ、せっかく一度は始めた運動ですから、こっそり(誰にも言わずにこっそり)再開してほしいと思います。するなら今、ですよね。

 

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見た目年齢

先日の蕨(わらび)郵便局の立てこもり事件。

最初に報道されたころには「犯人は50歳代〜70歳代の男性」と云っていたのに、いざ捕まってみたら86歳。ちょっとそのギャップに驚きました。そもそも『50歳代〜70歳代』という幅も広すぎないか?と思ったのですが、よほど目撃者の印象に幅があったのでしょう。実際にはそれでも10歳以上の差がありましたが。

こういうことを聞くと『見た目年齢』って大事だなと思います。わたしは、どうせ間違われるなら若くみられたい年ごろです。『見た目のアンチエイジング』はそれだけでも学会が開かれるほどの学問分野です。いつどんな形で報道される立場になるかわからないのですから、日頃から立ち居振る舞いに注意して、自分が“じいさん”だと悟られないようにいたしましょう。

 

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そろそろ再開?

わが家の3代目の愛犬が亡くなって、早いものでもう1ヶ月になろうとしています。

わが家の生活も大きき様変わりしました。うちに来た時から先住犬と一緒だった4代目は、よほど先住犬に気を遣っていたのか、以前とは全然違う態度を取ります。先住犬のようなサーテュイン遺伝子系の食習慣(簡単に云えば『食が細い』)かと思いきや、今は朝も夕もすぐに完食します。長いこと夜鳴きに悩まされていたので、ここ1ヶ月は安眠できています。今のワンは排泄について騒ぐこともなくオシッコシートの上でしてくれます。1匹残った子を猫可愛がり(イヌなのに)するようになった妻は、毎朝毎晩ブラッシングをしてゴムを結び直してやっています。今まで三代のワンにはしてやったこともないような扱いです。

まあ、そんな感じの新しい生活パターンの中で、このブログをやめていたことにふと気づきました。意図していたわけではないけれど、新たな文章を書く気になれなかったというのが正解かしら。心身ともにおちついてきたので、またぼちぼち再開しましょうかしら。

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