電子申請
わたしの勤務する職場では、学会の年会費は一旦支払った後で申請すると医局費から補填されて支払った全額を返金してもらえます(もっとも、わたしの部署の医局費はすべてわたしが産業医勤務をして稼いだ報酬ですけど)。今までは、郵便振込の用紙の半券か銀行振り込みの領収書の写しを直接事務に提出すればコトが済んだのですが、例のインボイス制度のおかげでまあまあ厄介になりました。
今回、日本総合健診医学会の年会費を三井住友銀行のネットバンキングで振り込みました。添付の振込用紙で郵便振込するか三井住友または三菱UFJで銀行振り込みするかの選択肢がありましたが、郵便振込なら手数料がかかるのに対して銀行は同じ銀行のネット払いなら手数料が要らないから。手数料がかかっても支払った額の全額を申請できるのですが、無駄な手数料はない方が職場も助かるかな、と思って。
ところが、いつものようにパソコン画面に出てきた銀行からの振込完了通知を印刷して提出したら、「それではダメだ」と突き返されました。ネットバンキングがネット払いなのだから、紙に印刷するのではダメで画面の表示をデータで提出しろ!と。そうか、そういうことか。テレビでうるさく云っているのはこういうことか。でも、領収書を銀行が出してくれる訳でもなければ学会が出すわけでもないので、さてさて何をどうしたらいいのか良くわかりません。銀行ホームページの今まで見に行ったこともないような片隅の項目内に入り込み、それらしき振り込み内容を書いたページをスクリーンショット。それの必要部分だけを切り取って、ワードに貼り付けた後にPDFファイルで保存。今までしたこともない作業を右往左往しながらやって、そのデータを職場の申請アプリに貼り付けて・・・一応申請完了。ドッと疲れが出てしまいました。
提出した物は相手が正式に出してくれたインボイス制度用のナンバーが入った書類でもなく、単なる振り込み証明の画像を勝手に盗撮したものです。紙に印刷するのと何が違うのかさっぱりわかりません。まあ、経理の方も手探り状態なのでしょうけれど・・・「一度経験したから次からは簡単さ」と思うけれど、たぶん2度としますまい。だって、郵便局で郵便振込さえすれば手数料はかかるけど紙で領収証明されるわけで、それならそのまま簡単に提出できますもの。
こんなマンガのような煩雑な手続きをまことしやかに要求するインボイス制度、きっとすぐになくなるかもっとルーズなルールに変わると思います。だって全く無駄な労力と時間がかかる上に大部分の事業者には付いていけない内容なのですもの。
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