時間が経たない
時間の感覚というのは不思議なものです。
毎朝6時に起きて7時の出勤までの1時間はとても短く、ルーティンワークをこなすだけでアップアップ状態で慌てて出勤していく毎日なのですが、それからの時間がものすごく長い。別に仕事がイヤだというのではありません。むしろ休みの日に家にいる時の方がその時間経過の遅さに驚くことが多くなりました。色々としたいことをしているのに「え、まだお昼前なの?」という感じ。でも、休みの日の朝にちょっと起き上がるのが遅くなって7時半とか8時とかになってしまうと何故だか今度は急に時間が過ぎるのが早く感じられて、「何もしていないのにもうお昼だ」という感じになることも少なくありません。なんかもったいない時間を過ごした気分になります。おそらく正味の時間はそのベッドに居る時間だけのことなのに、必要なことを早く済ますと1日がとても長く、遅く済ますと急に短く感じられる、そんな感覚が最近頓に強くなった気がしています。
「時間が経つのが早い」は充実した時間経過の証で、「時間が経つのが遅い」はその逆だと若いころは考えていましたが、「まんざらそれだけでもない」と感じる今日このごろ。やりたいこと(やらなければならないこと)があまりないから時間が余る、というのは確かにないわけではないのだけれど、「あ、まだこんなに余裕があるんだ」と感じられる日々って意外に嬉しいものです。それを「せっかくの時間だから無駄に過ごさない様にしなければ」などと貧乏たらしいことを考えたりしない様にさえすればいいのであります。それこそが贅沢な時間であり、わたしに与えられたご褒美だということで。
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