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赤ワイン頭痛

赤ワインで頭痛が生じる人がいるのはなぜ?

 ”ホリデーシーズンには数え切れないほどのコルク栓が開けられ、たくさんのワインが飲まれることになるが、ほんの少しの飲酒でもひどい目にあう人がいる。それは、たとえ小さなグラス1杯でも赤ワインを飲んだときにだけ頭痛が起きる人だ。こうした中、米カリフォルニア大学デービス校ブドウ栽培・醸造学部のApramita Devi氏らが、このような「赤ワイン頭痛」が引き起こされる原因の解明につながり得る研究結果を、「Scientific Reports」に11月20日発表した。それによると、果物や野菜に含まれているフラボノールの一種であるケルセチンが、赤ワイン頭痛を引き起こしている可能性があるという。”(Care Net 2023/12/29公開)

赤ワインを飲むとわたしも若干頭が痛くなります。それの原因が『ケルセチン』だろう、という話です。わたしは、ワインと同じ醸造酒の日本酒でも頭が痛くなっていた(若いときの方が酷かった)から、醸造酒の血管拡張作用が強いのではないかと考えたことがありました。知人には「安酒飲んでるんでしょ」と揶揄されたけど、安酒の方が痛くならなかった記憶があります。でも、この論文を読む限り、わたしの理論は的を得ていないことになります。たぶん、日本酒にケルセチンが多いわけではないでしょうから。

ただ疑問なのは、『ケルセチン』と聞いてすぐ思い出すのは『ケルセチン配合』とか『ケルセチン配糖体』とか。何しろ、ケルセチンは抗酸化作用・抗炎症作用・降圧作用などの生理作用があって、メタボ・肥満対策、糖尿病改善、高血圧改善、認知機能改善、抗酸化作用などがあるためにサプリにもなって予防医療の世界ではもてはやされいるポリフェノール(フラボノイド)なわけです。そんなの口にした時に頭痛なんかするのかしら?と考えると、なんかケルセチンだけを犯人にするのは納得がいかない気がしています。

わたしは白ワインより赤ワインの方が好きです。でも、ワインより日本酒の方がはるかに好きです。どうでもいい話ですが。

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