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災害高血圧

10項目の要点確認で災害高血圧を防ぐ/日本高血圧学会

 ”日本高血圧学会(理事長:野出 孝一氏[佐賀大学医学部内科学講座 主任教授])は、今般の能登半島地震の発生を受け、避難所での災害関連死を予防する観点から「被災地における高血圧疾患予防」をテーマに、緊急メディアセミナーを開催した。セミナーでは、10項目の「寒冷被災地における血圧管理と高血圧合併症予防の要点」を示し、震災の避難所で医療者も一般の人も確認できる高血圧予防指標の紹介と震災地での初動活動について報告が行われた。なお、10項目の要点は、同学会のホームページで公開され、ダウンロードして使用することができる。” (Care Net 2024/01/29公開)

それが<これ>です。2016年の熊本地震の時も4月の割に寒くて、災害高血圧の影響は大きかったのを覚えています。当たり前のことですが、特に能登地震の直後の今こそ再確認すべき項目だと思います。「優先順が災害復興が先だ」と考える前に「自分が倒れたら復興なんかできないし、迷惑をかけるだけだ」と割り切って自分の治療を必ず優先する必要があるのです。被災からちょうど1ヶ月め。今が一番疲れの溜まる時期です。ご自愛ください。

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〔A 生活環境の整備〕
1.寒さ対策:保温性の高い衣服を着用し、体を冷やさない。理想の室温は18℃以上
2.睡眠:できるだけ横になる、6時間以上の睡眠を心掛ける

〔B 生活習慣の維持〕
3.生活リズム:できる限り起床・就寝時刻を決め、生活のリズムを作る
4.運動:身体を動かす。1日に20分以上の歩行でも大丈夫
5.食事:なるべく塩分の摂り過ぎに注意し、野菜、果物、乳製品などカリウムの多い食事を心がける(医師からカリウム制限を受けている腎臓病の方は指示通りに)
6.体重の維持:体重計があれば測って、増減を確認
7.感染症予防:できる限りマスク着用、手洗いが大切
8.血栓の予防:こまめに水分を摂り、1時間に1回は足を動かす

〔C 治療の継続〕
9.薬の継続:普段飲んでいる薬は、いつも通り飲み続ける
10.血圧管理:血圧を測定し140mmHg以上なら医師、看護師、保健師に相談
(とくに160mmHg以上は、できるだけ早い時期に医師に相談)

・災害後の血圧上昇は一過性で1ヵ月以降低下するが、高齢者、慢性腎臓病、肥満者などの患者では遷延すること
・災害時の血圧140mmHg未満を目標とし、血圧レベルは2週間毎に再評価すること(なお、災害時は白衣効果が増大することから避難所などに自動血圧計の設置が望ましい)
・患者の服薬状況が不明な場合、安全性と効果の高い長時間作用型カルシウム拮抗薬が適切であること
・過去の震災などの知見から脳血管疾患の発症について、外部仮設トイレ、早朝(とくに午前5時~午前11時)、70歳以上の高齢者はリスクが高くなること

 

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