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要するに犯人は酒?

「魚と酒」は「肉中心」より高血圧になりやすい!?~日本人男性

食事パターンと高血圧発症の関連を検討した日本人男性における前向きコホート研究で、「魚介類とアルコール」より「肉類中心」や「乳製品/野菜中心」のほうが高血圧リスクが低かったことを、東北大学/中国・Heze UniversityのLongfei Li氏らが報告した。本研究では食事パターンの特定に、食物摂取頻度・食事行動・調理方法を考慮した「教師なし機械学習法」を用いている。European Journal of Nutrition誌オンライン版2024年2月25日号に掲載。” (CareNet2024/04/17配信)

2008年8月~2010年8月に仙台卸商研究に登録された仙台卸商センターに勤務する日本人男性を対象に「低タンパク質・低食物繊維・高糖類」「乳製品/野菜中心」「肉類中心」「魚介類とアルコール」の4パターンに特定して検討したら、「魚介類とアルコール」と比較して「乳製品/野菜中心」と「肉類中心」で高血圧リスクが低かったから、”「本研究の方法は、食物摂取頻度・食事行動・調理方法を考慮した複雑な食事パターンに対する知見を提供できることから、従来の統計学的方法や主成分分析法(PCA)では見過ごされがちな隠れたパターンを明らかにするのに有用」”といっている、ということでいいのかした。

なんか、この見出し読むと、まるで「『肉より魚の方が高血圧症になりにくい』という結果が日本人男性の検討で明らかになった!」という風に感じてしまいます。「肉類中心+酒」とか「乳製品/野菜中心+酒」ではないのですから、これは要するに「晩酌に酒飲むのは高血圧症に良くないよ」と云いたいだけなんじゃないのかしら、ねえ。
 

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