デジタルに追われる
アナログ脳の典型的昭和人間を自負していたわたしですが、世の中これだけデジタルに支配されているともはやデジタルと共存せずして生きていくのは難しいのでしょうか。
わたしが毎朝毎晩測定している血圧の値、ほんの半年前には150/90mmHg でも「ちょっと高めかな」などと悠長なことを思っていたのに、今使っているアプリなんか『目標値:125/75mmHg (未満)』で125でも75でも不合格になるので、合格するまで何度も意地になって測ってしまう今日この頃。125でも124でも一緒じゃない?と思うけれど、やっぱり合格点がほしい(何のご褒美ももらえないのに)。
枕元の目覚まし時計が鳴る。6:00の表示。「あと5分」とスヌーズ機能のスイッチを押してまた眠りにつく。再び目覚まし時計が鳴って、6:05の表示を確認して起き上がる。そんな毎日です。わたしの腕時計は長針と短針がある自動巻きのアナログ時計でどんなに時刻を合わせても数週間で少しずつ進んでくるので時間はいつもアバウトですが、目覚まし時計はデジタル表示で電波時計なので毎朝時刻のリセットがなされて正確極まりない。5:59:59と6:00:00は全く別物で6:00:00にならない限りビクともしません(これはアナログでも同じか!)
職場のタイムカード(出勤打刻)もデジタル管理だから、わたしの出勤時刻の打刻は7:59はセーフだが8:00はアウトらしい。帰りは16:30の表示になるのをじっと待つこともしばしばある。昔はいい加減でした。出勤も大体8時頃ならOKだし、退勤も大体16時半ごろならOKでした。1分遅刻したら1時間の時間休を申請しなければなりませんが、帰りが10分遅くなっても時間外申請は認めてはもらえない。なんとも理不尽な管理体制です。まあ、真面目に働けばいいだけどことではありますが、でもこんな小さな数字に自分の人生を管理されていると思うとなんか情けなくなってきます。
もう少しおおらかでもいいんじゃないのかな~と思いつつ、一方で時間に正確な日本の公共交通機関などはそのおかげで助かることが少なくないのは確かです。
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