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時間制限食の可否

時間制限食で心血管死リスク上昇

 ”1日の中で食事を摂取する時間枠を短時間に制限する「時間制限食」によって、死亡リスクが上昇する可能性を示唆するデータが報告された。食事摂取時間枠を8時間未満に限定している人は、心血管死リスクがほぼ2倍に上るという。上海交通大学大学院(中国)のVictor Wenze Zhong氏らが、米国心臓協会(AHA)の生活習慣科学セッション(EPI-Lifestyle 2024、3月18~21日、シカゴ)で発表した。”(Care Net 2024/04/22公開)

時間制限食』というのは”断続的断食の一種で、1日の中で食事を摂取する時間を一定の時間帯に制限する食事スタイル。 例えば、24時間のうち8時間のみ摂取可として、残りの16時間はエネルギーのない飲食物を摂取するといった方法”です。

 いつかは出てくるだろうと思われた時間制限食のアンチテーゼです。一日の食事時間を8~10時間以内にまとめるとやせるのは確か。ただ、その他の健康効果が疑われ始めて来ているわけです。サーチュイン遺伝子発動のためにも飢餓の時間が大事だと思う反面、セカンドミール効果で返って食後高血糖を誘発する、と反対する声もありましたが・・・20年来朝メシを食わないから結果として時間制限食の実践を続けている形になっているわたしとしては、これを読んだからといって別に何かを変えようという気にはなりませんでしたけれど。

この結果には驚かされた。これまで時間制限食は、血圧や血糖値、コレステロール値などの、心臓の健康状態に関連する指標を改善する可能性が示されていたが、それらの研究とは正反対の結果である
われわれの研究結果は、人々に対する食事スタイルの推奨に際しては、より慎重かつ個人の健康状態や最新の科学的エビデンスに一致する、個別化されたアプローチを採用すべきであることを強調している」・・・まあ、なんとなくいろんな分野に忖度したような切れ味の悪い総括でありますこと。

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