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2024年6月

破産申請

最近ちょっと寝付きが悪く、睡眠障害気味です。そんな夜中、何となく大学病院時代の後輩の顔が浮かびました。大分の県北の田舎で地域医療をになっている大きな病院の御曹司で、あちこちの病院での研修などを終えた数年後には病院長として後を継ぎました。熊本地震の翌年には近くまで夫婦で旅行に行ったので寄ってみましたが,彼とは会えませんでした。

そんな彼の顔がなぜだかふと浮かび、「今は元気にしているのかな?」とふと思って枕元のスマホを取り出して検索。彼の名前と地名を入れたら「●●病院、民事再生法を申請」と出てきて驚きました。個人病院にして地域の基幹病院。むかし私が研修医だった時には外来と当直のバイトなどさせてもらった老舗の病院。それが破産したということ? コロナ禍で大変な中、介護サービスの設備投資が裏目に出たと書いてある。そうか、そんなことがあったのか。としたり顔になっていたら、この記事が2022年10月で、翌年2023年12月の記事には診療中の元気そうな彼の姿がありました。診療は継続して行われているのですね。今の経営状態がどうなのかは知りませんが、少なくとも潰れずに継続されていたことに胸を撫で下ろしたところです。

コロナ禍で経営破綻した病院は少なくないと聞きます。それでなくても働き方改革で人手不足が問題な中、彼らのように地域のために必死で頑張る医療者たちがちゃんといるということをもっと知ってほしいと思う今日この頃です。

それにしても、どうして突然不眠のわたしの脳裏に彼の顔が浮かんできたんだろう?

 

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Rシャツ

「『絶対そんことはありえない。気のせいだよ。』と云われそうだから、誰にも話さないし誰にも勧めようとは思わないけれど、あと2枚ほど追加購入してくれないかな。」

昨日、妻に頼みました。テレビで有名芸人を使ってCMしているシャツを妻が一枚買ってくれまして、初めに着たときは何も変化を感じなかったのだけれど、そのときにひとつだけ・・・いつも左に首を回したときに出てくるクビのポキポキ軋む音がこのシャツを着ているときだけ聞こえないことに気付きました。最初はたまたまかと思ったけれど、その後もそのシャツを着たときだけ、しかも朝に着る前までボキボキ音がしてたものが着て出勤している運転中には、もうまったく聞こえなくなるのです。おかしいでしょ。単に「シャツに刷り込まれた鉱石の成分で血流が改善する」という謳い文句の効能で、V首のこのシャツは首回りは何も関係していないのです。制作者も「それは想定外でこのシャツの効力ではないと思います」と云うかもしれないけれど、わたし的には着ただけで気持ちの悪い音が消失するのだから、何も文句はありません。でも、そうだからといって「ねえねえ聞いて、スゴいんだよ!」なんて他人に自分の効果を吹聴する気はありません。こういうモノと自分が美味しいと思うお店は他人には是対に勧めない。「云うから高い金払って買ってみたけど全然効果なかった(全然美味しくなかった)」とか苦情云われる可能性は多分にあるのだから。

同じような理屈で同じような効果を謳う機器を開発している知り合いがいます。わが家にはその機器の先発品を買って持っています。画期的な効果を感じてはいないけど首の痛みが強いときなどには時々使ってみています。でもそれは機器を患部に当てなければならないので、「30分当てていると効果があるはず」と云われるけど、そんなに長い間じっとはしてられないもの。その点、このシャツは”着るだけ”なのですもの。申し訳ないがこっちの方が勝ちですわ。

でもこのシャツ、着てる間は良いけれど脱ぐと翌日には元に戻ります。決して「治る」というものではないみたいです。

 

 

 

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血圧計頓死

昨日の朝、突然わが家の血圧計が動かなくなりました。毎朝、R-1を飲む前に体温と血圧を測るのがわたしのルーティーン。いつものように左手首に血圧計を巻いてスイッチを入れるとちょうどいい高さで青色が点灯。そしてグーーーンとカフに空気が入り始めるわけですが、青色点灯した後、数字が0から動かない。そして『E-1』のエラー表示。何度やっても同じ。電池を出してリセットさせても同じ。

 『E-1』て何よ?エラーメッセージの意味が分からない。すかさずスマホで検索する。「HEM-6311 E-1」・・・”分からないことがあったらすぐにスマホで検索するのはスマホ依存の特徴です”と先日云われたばかりだけど、やむを得ない・・・エラーメッセージE-1の原因は「手首カフの巻き方が緩い」とのこと・・・万事休す! なぜなら、めいっぱいきつく巻いてスイッチを入れているのだからもはやこれはカフのセンサーが壊れているに違いない。ダメだー!買い直しだー! 

ほんの数年前までは血圧計なんてあってもなくてもどうでもいいと思っていたのに、今はスマホ以上に(それは云いすぎか)なくてはならない物になっていますから、ないと落ち着きません。早速妻に家電店に行ってもらいましたが、在庫がなくてお取り寄せ・・・結局今夜まで血圧測定できないことになりました。とても落ち着かない2日目の朝を迎えています。

 

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肩が薄い

「あなた、肩が薄くなったね!」

家の掃除を終えて汗だくで上半身脱いで扇風機にあたっていたら、妻が目を見開いて驚いた顔をしました。

「特に左肩の薄さがすごいよ。筋肉がなくなったんだね。なんか年寄りの身体になってるよ」などと追い打ちをかけます。確かに最近上半身の筋肉を使うことがあまりありません。昔、頸椎症がひどくて右側の筋トレだけ休んでいたらものの見事に肩周りの筋肉が無くなってしまったことがありますから、それと同じ様な現象でしょうか。あの時のような神経障害ではない分だけ程度が軽いのかなと分析。もちろん、家の掃除も洗濯物干しも庭の草刈りも全部腕を使ってやっていますが、それでも昔みたいに系統だった筋トレしなくなりました。下半身はスクワットも日課だし毎日10000歩以上歩いているしでそこそこ鍛えていますけど。なぜ上半身の運動をしなくなったのかと云えば、それはもちろん高血圧のせい。上半身運動は明らかに血圧を上昇させるからです。昔の方が血圧には無頓着で血圧のことなんか考えずにガンガンやっていましたが、それなりの歳になり、高血圧のもたらす血管疾患の怖さを知れば知るほど怖くなってっしまって。ここ半年は、外来でがっつり血圧管理し始めたから上半身運動を頑張ってもいいのだと思うけれど、やっぱりマシン使って息を止めながら追い込むの、一回怖いと思い始めたらなかなかその気持ちを払拭するのは難しいかもです。最近、明らかにゴルフの飛距離が落ちたのも、このせいなのかな〜。筋肉が落ちて「最近やせた?」と周りに云われるのに、お腹だけが出てくるのが年寄り体型ですよ!と仕事では話していますが、実はそれ、私の身体のことなのであります。

筋肉が落ちたという客観的事実より、「じいさんになったね」と妻に云われた言葉の方がぐっさり心をえぐられてしまった日曜日の昼下がりでありました。

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スマホ決済

先日『スマホ脳疲労』の話題がテレビで出ていました。

スマホ依存が進むと集中力や記憶力が落ちてきて、そのまま悪化するとうつ病を誘発することもあるという警鐘です。人間の脳の”前頭前野”という部位で,浅く考える機能・深く考える機能・ぼんやり考える機能の3つの情報処理機能が働く中で、スマホばかりいじっていると深く考える機能とぼんやり考える機能がフリーズして浅く考える機能にばかり情報が集中してしまう結果、脳が疲労を起こすのだそうです。特に”ぼんやり考える機能”というのがとても重要らしい。”人はぼんやりしている時に情報の整理や分析を行ったり、「自分はどこに向かいたいのか」「自分とは何か」など、人間の本質に関わる思考を培ったりしているのです。この機能がフリーズしてしまうと、自分を客観視できなくなり、手近な快楽に流されやすくなります。そのため脳が疲れているほどスマホの使用時間は長くなって、依存度が高くなりやすく、さらに疲れるという悪循環を起こしてしまうのです。”と。あーおそろしやおそろしや。

スマホ依存・スマホ脳疲労を予防するにはスマホから離れればいい。そして、『脳の健康のための6つの習慣』:(1)ボーッとする時間をつくる(2)しっかりアウトプットする(3)「手間のかかる方法」を選ぶ(4)本は本屋へ買いに行く(5)脳によい栄養素を摂る(6)睡眠を大切にするを遂行するとよい、となるようですが、意外にそれがむずかしいわけです。

さらに、現在社会は諸般の作業をことごとくスマホに集約させようとしています。それがここへ来て一層拍車がかかってきている気がします。キャッシュレスで諸般のアプリを使ったスマホ決済が普及しただけでなく、銀行手続きもクレジットカード機能もあるいはマイナンバーカードも保険証も全てスマホに情報集約させ、さらにコンサートやスポーツ観戦チケットや航空券チケットですら全てスマホでオンラインチェックインを促し、街中ではことあるごとにQRコードが表示されてスマホで撮影すると情報ページに飛ぶ仕組みばかり。マイナポータルもスマホだし、確定申告もスマホだと郵送も要らない時代です。つまり、現代社会を生きていく上で、スマホなしではなにもできない社会に一気に変貌をとげているではありませんか。それでいてスマホ依存は危険だ!と叫んだところで何の力になりましょうか。人間の脳が全てどこぞの人工知能群に持って行かれるのは時間の問題ですよ。
 

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「上手な水の飲み方」 

暑い夏の水分補給 食事改善にも役立つ「上手な水の飲み方」 水を十分に飲むと腸内環境も健康に

汗をかく量が増える夏場は、水を飲むことで、失った水分を補うことが大切だ。夏の「上手な水の飲み方」をご紹介する。水を十分に飲むことは、食事を改善するのにも役立つことも、大規模な調査で明らかになっている。水を飲むことは、腸内細菌叢を健康にし、免疫を高めるのにも必要であることが、新たな研究で示された。”(2024年06月03日公開)

水を飲むのは大切だけどおいしくもない水を無理して飲む必要があるの?という疑問のためにこんな研究報告がでているということでしょうか(わたしは「お水大好き!」で良かった)。わたしは子どもの頃から生水を飲む習慣があって、『鉄管ビール』などといって水道の蛇口からガブガブ飲むような世代でした。まあそれだけ水道水がおいしかったということでしょうか。いえいえ、熊本の水は地下水なのでおいしいというのが有名ですが、わたしの出身地大分の水はカルキ臭いにおいでした。でも「水とはそういうものだ」と思っていたから飲めたのかもしれません。最近は、「水が苦手」という老若男女が思いの外多いですが、あれは都会の水道水がくさくて飲めない!と贅沢を云って育った親たちに影響を受けて、ミネラルウオーター全盛になっているのが原因なのかもしれません。

水を飲むことは腸内環境を健康にして免疫を高めるのにも必要>というのは意外でした。そうか、脱水になると”腸内通過時間が遅滞し、排便量の低下をともなう便秘になり、腸内細菌叢の構成も変化し、腸内細菌の総数が増加する”という理屈は、まあ理解はできます。それで、”慢性的な飲水不足は便秘症を誘発し、腸内細菌叢の構成や数を変化させ、さらには免疫細胞を減少させたり病原細菌の排除能を低下させる”となるには、一体どの程度の水分が体内に不足すると起きるというのでしょうか? まさか、食事中のコップ1杯の水を飲むか飲まないかで違うとも思えませんが。

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何の警告?

先日、赤信号で信号停車していた軽自動車が私の目の前でまだ赤信号なのに突然発進していって怖かったというはなしをここに書きましたが、実は数日前は向こうが見えないつづれ織りの山道の下り坂で、わたしの目の前を走行していた軽自動車が突然右にウインカーを出したと思ったら、登坂車線になっている対向車線をアクセル全開で逆走しました。崖なので曲がり角の向こう側がまったく見えないというのに。

それぞれに、普通なら大事故、大惨事が起こってもおかしくない状況で、まあ運良く巻き込まれる車がなくて良かったと思ったのですが、よくよく考えたら、この短い期間に自分の目の前の車が普通あり得ない行動することが立て続けに起きたってこと自体が尋常じゃないですよね。大惨事が起きずに良かったということよりも、何かをわたしに暗示している、あるいは警告しているのではないかと思ってしまいますよね。油断しているとわたしが大事故に巻き込まれるとか、勘違いで大事故を起こしてしまうとか、そんなことの予知ではないかとか。なにしろ、どちらも、自分がどれだけ注意していても想像だにしていないところから突然何かが突っ込んでくるという惨事を連想させる出来事ばかりなので、そんな警告もらっても自分では何もできないですがな。 

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オーラルフレイル

口腔機能が低下する「オーラルフレイル」 健診でチェックすると転倒防止につながる可能性が

 ”口の機能が健常である状態と、口の機能が低下した状態の中間にあるのが「オーラルフレイル」。咬みにくさ・食べこぼし・むせ・滑舌の低下など、「口の衰え」の症状がある人は注意が必要になる。オーラルフレイルがあることは、その後の1年間の転倒の増加とも関係していることが明らかになった。日本老年医学会などは、新たなオーラルフレイルのチェック項⽬を提唱。5項⽬のうち2項⽬以上に該当する人は、オーラルフレイルに該当するという。3学会は合同ステートメントを発表した。”(保健指導リソースガイド2024年06月03日公開)

 日本老年医学会と日本老年歯科医学会と日本サルコペニア・フレイル学会の3学会が「オーラルフレイルに関する3学会合同ステートメント」を発表したそうで、簡単にできるチェック5項目が公開されています。
・自身の歯は何本ありますか?
・半年前と比べて固いものが食べにくくなりましたか?
・お茶や汁物などでむせることはありますか?
・口の渇きが気になりますか?
・ふだんの会話で、言葉をはっきりと発音できないことがありますか?

2つ以上当てはまったらオーラルフレイルなのだそうです。

で、該当した人はどうしたらいいのか?一般市民向けの啓蒙啓発活動をしながら、どうしてそこを詳しく提示しないのかがわかりません。口腔内機能を高める体操や固い物を噛む習慣づけとか毎回30回以上咀嚼する習慣づけとか、何かあるでしょうに。まさか、「医療者がするからそれに任せなさい!」ということではないでしょう。何かちょっと不完全燃焼というか不本意な情報でした。

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問題飲酒の危険因子

労働者の問題飲酒を調査 「週3回以上」「1回2合以上」の飲酒は危険信号

男女ともに、週に3回以上の飲酒をする人や、1回に2合以上の大量飲酒をする人は、その後に「問題飲酒」が発生しやすいことが、富山大学が1,535人の地方公務員を5年間追跡した調査で明らかになった。男性では、職位が低い人や交替勤務がある人に、女性では、仕事のパフォーマンスに関する自己評価が低い人に、問題飲酒が発生しやすいことも分かった。 「リスクの高い人に早期から介入することで、問題飲酒を予防できる可能性があります」と、研究者は述べている。”(保健指導リソースガイド2024年06月10日公開)

嗜好品の中でタバコはもはや全てが論外ですが、最近飲酒に対する締め上げが厳しくなってきました。「週に3回以上の飲酒をする人」かつ「1回に2合以上の大量飲酒をする人」という括りかと思ったら、”かつ(and)”ではなく”または(or)”でした。晩酌習慣のあるひとはほぼほぼ全てが対象になります。もちろんわたしも。

ちなみに『問題飲酒』とは、”アルコール依存症、アルコール乱用や有害な飲酒、アルコールに関連した問題や結果を抱えていること、またはそのような問題のリスクがある場合をさす”そうです。あとは、各自、本文を読んでくださいな!
 

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情報制限

最近、職場でいろんな情報が耳に届かなくなりました。毎日チェックさせられるインシデント情報(職場全体で起きた些細なヒヤリハットから大きな事故まですべてまとめられたページ)も今月に入って突然ほとんど毎日ゼロという日が続きました。毎日毎日何十件もリストアップされていて一覧から消すのも大変だったのに・・・。その変化にちょっと戸惑いましたが、それがなぜなのかやっと気づきました。わたしが管理職ではなくなったからです。

数年前、医局長を退任した時も毎日送られてきていた人事情報やセキュリティ情報が半減して驚いたのですが、定年退職して継続雇用の嘱託勤務の立場に代って、組織の中にある多くのトップシークレットをシャットアウトされたのだと分かりました。逆に云えば、こんなに一般職員には教えていないシークレットがたくさんあったのか!ということにもちょっと驚かされました。まあ、知らないで済むことは知らないに越したことはない、そんなことで気を揉むだけ損なわけで、そんなことは気を揉まなければならない立場の人が頑張ればいいだけだ、と思うことにしました。

でも、ちょっと寂しいのは、一緒に働く職場のだれだれが何月から産休に入るとか退職するとか復職するとか、そんな先取り情報も全く入ってこなくなって、しばらく見ないなと思ったら辞めていたなんてこともあったりすること。もともとそういう情報のアンテナは高い方だと思っていましたが、それは単にそういう立場だったためだけのことなのですね。今や浦島太郎状態の蚊帳の外感に襲われて、ちょっと凹んでいるところです。

 

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エスカレーターの手すり

最近、エスカレーターに巻き込まれて命を落とす痛ましい事故が立て続けに起きています。どんなにゆっくり作動していても大きなモーターで自動的に動く機械の力はものすごく、意外と怖いものだということを再確認しました。

ところで、わたしは公の場ではエスカレーターの手すりを握りません。とても大きな学会場やホテルの長いエスカレーターや、あるいは渋谷駅や横浜などの都会の延々と続くエスカレーターでも握りません。高所恐怖症で下を見るとめまいがするにも関わらず、です。それは新型コロナが蔓延するよりはるか前、おそらくインフルが猛威を振るった冬場の東京出張か何かがきっかけだった気がします。不特定多数の人間が触った手すりを触るのが怖くなったのです。触ったあとで消毒すればいいじゃないかと思うのだけれど、触れなくなりました。

でも、最近になってふと根本的な考え違いに気づきました。あの延々と続く街中の長いエスカレーターの手すり。「どこにばい菌がくっついているやもしれん!」と思うから手が出せないのだけれど、考えてみればわたしが握るポイントは一点だけです。最初に握った部分を降りるまでずっと
握っているのだから、行程がどんなに長くても短くても、結局その一点だけなのだというしごく当たり前の事実に最近になって気づきました。なんと愚かなことか。目の前の鼻水だらだらの子どもが握った手すりを自分が触る可能性はゼロ。たまたま一回りしたわたしの真横の手すりにピンポイントにばい菌がくっついている確率なんて極めて低いのであります。それを考えたら、意地張って何もつかまずにいてフラっと後ろに倒れて転げ落ちる危険性の方がはるかに高いではないか。

よし、勇気を出して次に公の場でエスカレーターに乗る機会があったら真横の手すりを握りしめてみよう! できるかな。

 

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どうしてムリして食べるの?

「最近体重が10キロくらい減って、気味が悪いのでムリして食べてみてるんだけど全然増えないんですよね」

そんな相談を受けました。特に何かしているわけじゃないのに体重が減ったのが気になるのだそうです。最近受けた今年の健診結果は良好で、特に食欲が落ちたわけでもないという。最近気が向いたときにスポーツジムには行くようになったけれどそれ以外は思い当たる節がない、と。

基本的に、今よりさらに目立って体重が減っていくのでなければ今のままで何ら問題はないように思われます。まだまだ加速度を増して減っていくのであれば甲状腺機能だとか膵臓だとかを調べてもらうことを勧めますけれど、今はむしろベストな身体状態なのだからそれでいいのではないでしょうか。

というか、「心配なのでムリに食ってみている」という行為が気になります。時々ご高齢の女性の方とかにもそういうことをする人がおります。気持ちはよく分かりますが、そんなことをしても太らないし太るときは絶対に無駄な脂肪が増えるだけのはず。食欲が落ちてやせたのではないのだからムリして食べ足しても百害あって一利なしだと思うのです。むしろ筋肉つけるために運動を増やしてくれた方がまだまし。何らかの理由で変化して今の状態がバランスとれているベストな状態なのだと思われますから、ムリして食っているとどこかのタイミングで突然プラスバランスに移行してリバウンドし始めるに決まっています。そうなったら、戻すのが大変です。“今のまま”でいきましょう。まあ、『現状維持』ほど大変なことはありませんけど。

 

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診察室の椅子

このたび、わたしが勤務する職場の診察室の椅子の買い換えをするということで、サンプルが医局に並べられていました。

今の施設が移転してから20年くらいですから、その当時から使われている椅子が劣化して高さ調節がスムーズでなかったり軋む音がしたりする様です。そこで、『メーカー推奨』といわれているサンプルが妙にデカいのです。重さは軽そうではあるけれど高い背もたれとか立派な肘置きとか・・・どこぞの院長室かあるいはeスポーツでもやりそうな立派な出で立ちなのです。どういうイメージなのか分かりませんが、多数の受診者さんを相手にして立ったり座ったりする業務の中で、そもそも肘置きなんて邪魔でしかないし、ふんぞり返って何かをするわけでもないのだから背もたれも要らない。今、使っている椅子が一番シンプルで申し分ないのだけれど、もうこのタイプは欠品になっているのかしら。

『メーカー推奨』というのが、”医者の椅子”なのだからゴージャスに風格あるべきだと思い込んでいるのか、それともせっかく買ってくれるのだから”安物”は売り込めないという趣旨なのか・・・あのサンプル椅子を見る限り、そんな思惑が見て取れます。

 

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熱中症

「これ熱中症になるやつだ」

昨日の日曜日に雨の中で行われたゴルフコンペ。午前中はまあまあまとまった雨のために気温も低めだったけれど、午後は雨も小降りになり、若干空も明るくなってきました。その時です。突然滲み出てくる大量の汗と身体の中からわき出てくる気持ち悪さ。きっとサウナの中に居るような(わたしはサウナを利用しないからわからないけど)湿度と気温状態だったのだろうことが推測できます。すでに持ってきていた飲物は全て飲み干しており、手持ちのタオルはビショビショになっている。自分でも「これは危ないヤツだ!」と察知することができました。やっと途中の茶屋に寄ることができて、スポーツドリンクとお茶を買ってどっちもがぶ飲みしました。

炎天下ではないし、カートで走ると風が吹いて少し爽快だし、でちょっと油断していました。でもあの尋常ではない不快感が自ら発する警告なのだな!と察することができて良かった。ついつい「周りの仲間にも迷惑をかけるし自分だけの感覚だから大丈夫だろう」とやり過ごしがちになる状況だから、自分自身の発する異常感覚は大事にしなければならないなと痛感した次第です。

 

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赤信号

先日、横断歩道を集団下校していた子どもたちの列に84歳の高齢男性が車を突っ込ませて大けがを負わせた事故がありました。家族は「もう免許証返納した方がいい」と云ったのに今年免許更新をしたとか、日頃滅多に運転しないのにたまたま運転したとか、「一つ先の信号が青だったのでそればかり見て手前に信号機があることに気づかず、それが赤だったことには直前で気づいた」という本人の弁とか、あたかも一連の『高齢ドライバーの起こした事故』とまとめたがっている報道でした。でもこれ、別に運転者が高齢者だったから起きたと思うのは大きな間違いだと思います。

先日の土曜日の夕方、自宅近くのスーパーの前の裏通りを通っていて、大きな通りに出る前の信号機が赤だったので停まりました。私の前には一台の軽自動車が停車中。ところが、突然、その軽自動車が急発進しました。まだ完全に赤信号状態の道を徐行することなく急発進。「なに?なにが起きた?」とひとりで慌てる私。その車はまったくブレーキを踏むことなく進んで行ってその次の青信号で右折して行ってしまいました。たぶんこの運転手さん、目の前の信号機のことをすっかり忘れてもう一つ先の信号機が青になったので慌ててアクセル踏んだのだと思われ、その後ブレーキも踏んでないから、自分の間違いにおそらく全く気づかなかったと思われます。いやいや、いつもはひっきりなしに速いスピードで車が行き交っている大通りにたまたま車が走っていなかったから事なきを得たけれど、普通なら多分大事故が起きています。

その軽自動車の運転手、夕暮れの後ろ姿だけだったけど決してそんなお年寄りには見えませんでした。むしろ女性か若い男性のイメージ。もしかしたら、ナビのTVか手元のスマホを眺めていてふと目を上げたら青だったから慌てて出ていったのではないかと推測した次第です。そうです。だから、あの事故は高齢者じゃなくても普通に起こしうる事故なのです。何よりもまだ免許証返納する気のない私こそが、あのゾッとした目の前の光景を肝に銘じて安全運転に心がけねば(まあ、こっちが安全運転してもあんな輩がツッコんで来たらひとたまりもありませんが)と思った次第です。

 

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酒はHDLを増加させるんじゃないの?

女性は日常的な飲酒でHDLコレステロールが低下?

 ”大規模な保健医療データを用いて、40~64歳の日本人女性の習慣的な飲酒とHDLコレステロール(HDL-C)の関連を検討する研究が行われた。その結果、飲酒量が中等量以上の女性では、HDL-C値が10年間で有意に低下していることが明らかとなった。日本女子大学家政学部食物学科 臨床医学・代謝内科学研究室の関根愛莉氏らによる研究結果であり、「Cureus」に3月4日掲載された。”(Care Net2024/06/05公開)

「日本人の中高年女性における中等量以上の習慣的な飲酒は、10年後のHDL-Cを有意に低下させる可能性が示されたが、HDL-Cの有意な上昇は引き起こさなかった」と結論
日本人の中高年男性を対象とした結果では、中等量以上の飲酒はHDL-Cの低下と同時にHDL-Cの上昇とも関連していた

「エチルアルコールの濃度とHDLコレステロールの値は正の相関を示す」というのが私の知っている常識で、しかも「HDLコレステロールには運動などで上昇する”真の善玉”のHDL-1とエチルアルコールを飲むと上がるHDL-2があって、HDL-2には善玉の効果が全くない」という論文を数年前にどこぞの大学が発表したのを見たことがありますから、人間ドックの結果説明のときにはいつもそのこと(大酒飲みのHDLコレステロール値は当てにならないこと)を引用して説明していました。私自身もHDLコレステロールが高くてさらに上昇していたけれど「これは運動の効果というよりは酒の影響の方が多いかもしれない」と自分を諫めたものです。だから、わたしの知っている理屈は男性だけの理屈だったのかなと思ってこの記事を読んだのですが、なんかちょっと思ったのとニュアンスが違いますね。

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運動の評価は何でする?

ウォーキングは歩数を測るのが良い? それとも時間? 運動は自分に合ったやり方が一番

運動の時間と歩数のどちらを増やしても、心臓病や早期死亡のリスクを軽減するのに効果的であることが、大規模な調査で明らかになった。
 「運動は長続きすることが大切で、そのためにはご自分に合った運動をすることが必要です。歩数は誰でも簡単に測定でき、分かりやすく、とくに高齢者にとって目安になりやすいというメリットがあります」と、研究者は述べている。”(保健指導リソースガイド2024年05月27日公開)

運動の時間と歩数のどちらを増やしても心臓病や早期死亡のリスクを軽減するのに効果的であるということが分かっている(米国のブリガム アンド ウィメンズ病院:JAMA Internal Medicine)のだそうで、歩数を目安にしても時間を目安にしてもどっちでもいいそうです。

たしかに「歩数だけ記録すると運動強度のことが反映しないじゃないか!」と不満をいだくこともありましょう。ダイエットに効果的な大股で歩くウォ-キングよりもできるだけ小股で歩く方が到達歩数は明らかに上回るわけですし。わたしの生活パターンでいうと、スマホを持ちながら家の中の掃除(掃除機とモップ)をしていると運動強度は大したことないのに歩数はしっかり稼げますが、地面に這いつくばって汗だくで庭の草むしりをしていると筋肉痛や腰痛を伴いながら倍以上の時間をかけるのにほとんど動いていないという記録になる。これは確かに理不尽です。でも、その評価が何かの褒美をもらうためにエントリーしたイベントならともかく、日常の自分の健康維持のためなのであれば別に自分だけがわかっていればそれでいいことなのではないかと思うところです。

もっとも、人間は報酬系が得られないことに一生懸命にはなれない動物で、それが「健康長寿を手に入れられる」などという戯言には食指は動かないものではございます。
 

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