情報制限
最近、職場でいろんな情報が耳に届かなくなりました。毎日チェックさせられるインシデント情報(職場全体で起きた些細なヒヤリハットから大きな事故まですべてまとめられたページ)も今月に入って突然ほとんど毎日ゼロという日が続きました。毎日毎日何十件もリストアップされていて一覧から消すのも大変だったのに・・・。その変化にちょっと戸惑いましたが、それがなぜなのかやっと気づきました。わたしが管理職ではなくなったからです。
数年前、医局長を退任した時も毎日送られてきていた人事情報やセキュリティ情報が半減して驚いたのですが、定年退職して継続雇用の嘱託勤務の立場に代って、組織の中にある多くのトップシークレットをシャットアウトされたのだと分かりました。逆に云えば、こんなに一般職員には教えていないシークレットがたくさんあったのか!ということにもちょっと驚かされました。まあ、知らないで済むことは知らないに越したことはない、そんなことで気を揉むだけ損なわけで、そんなことは気を揉まなければならない立場の人が頑張ればいいだけだ、と思うことにしました。
でも、ちょっと寂しいのは、一緒に働く職場のだれだれが何月から産休に入るとか退職するとか復職するとか、そんな先取り情報も全く入ってこなくなって、しばらく見ないなと思ったら辞めていたなんてこともあったりすること。もともとそういう情報のアンテナは高い方だと思っていましたが、それは単にそういう立場だったためだけのことなのですね。今や浦島太郎状態の蚊帳の外感に襲われて、ちょっと凹んでいるところです。
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