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ネガティブなコメント

パリオリンピックの競技が地球の裏側で毎日繰り広げられている中、開始早々の日本選手たちの成績は総じて不調でした。勝つ人は根性で勝利をつかみ取ってはいますが、「史上最高」の呼び声高きチームが続々と緒戦から勝てそうな試合を逆転負けしたり、ランキング的には格下選手に完敗したり・・・勝負の世界は非情ですから『オリンピックの魔物』とやらにやられていっています。開始前から思いっきりマスコミが煽ってきたから、どれもダントツの強さで勝ち進むイメージを持っていた人も少なくなかったでしょうから、心は凹みがちにはなります。

某水泳選手が試合直後に「自分のここまで頑張ったことは全部無駄だったんだな」とか口にしたり、試合進行を妨げるほどの大声で辺りをはばからずに長々と号泣する柔道選手など、今までのアスリートのイメージとは若干違う表現をする若者が増えてきたのかなと思います(負けたときの悔しさをグッとかみ殺してこっそりさめざめと泣くイメージ)が、でも最後に「4年後を見ておけよ」と云わんばかりの決意の表現を力強くできるのも”今時の子”の特徴なのかもしれません。

そんな中で、「日本は不甲斐ないヤツばかりだ」「大きなこと云っておいて,何だこのざまは」みたいな吐き捨てるようなSNSへの投稿が目立ってきていると聞きます。なんかそれが一番悲しいと思う老体であります。どんな気持ちで書くのか。それを書いたところでたとえそれに同意する輩がいたとしてもおそらく自分の気分は良くもならないし憂さ晴らしにはならないでしょうに。それでも書くという行動をさせるエネルギーの源は何なのでしょう。わたしが20年来応援しているサッカーチームはいつも不甲斐ない結果ばかりだけど、大部分のサポーターはそれでも応援するポジティブ発言ばかり。とても幸せな環境にいるもので、ちょっとこういう行動する人たちの真意がわからずにおります。

 

 

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